6-7 B & W ⑦
すると、ホムリスの全身の白は、これまでにない強烈に鮮やかな白に変わり、そして、フレアの全身の黒は、強烈に鮮やかな黒となり、2人の姿は、その満ち溢れるオーラがこれまでとは桁違いになってきて、その容姿をも、格段に上がって、ますます綺麗になっていく。もう、これは、単なるレベルアップとかのレベルではない。
これをみたコスメは、あることに気づいていた。
「この2人は、ただのモデルではないわ。たった今、2人の正体がわかったわ。ここまで、グレードアップするなんて!まさか、そんなことって!この2人は、あの伝説の2人だったのね!」
それをみたコスメは、この2人の正体に気づいたのであった。
この2人、フレアは、本名 ニコラ・ヴォルフといい、ブラキリシス国からきた伝説の「漆黒の美少女」であり、そして、ホムリスは、本名 マリアンナ・シルバーロートといい、ホワイテリス国からきた伝説の「純白の美少女」であった。
世界には、特別なことで成り立っている国が稀に存在する。その中でも、とても珍しい、「色成国」という、色によって、国を存続している国が存在していた。その、国が尊重する色を使うことで、その国の進化は高まり、国民は、その国の色を国民が尊重することで国全体がより良い方向へと導かれていくという国の運命を持っている。
2人は、それぞれ、その国の次期プリンセスであり、しかも、その2人は同い年で、しかも偶然にも共通した特異体質を持っていた。一般的には、その尊重する色を多く身につけたり、身の回りのものに多く使うと、健康面などは、もちろん、物事がより上手くいったりすることにもつながるので、一般的に日常的にも使う機会が多いのであるが、王室での影響力は、一般とは格段に違っていた。王室の者たちは、女性たちに限ったことであるが、全身を90%以上、その色の衣服を身につけると、その美貌が2倍以上にアップし、その全身にもれなく100%身につけると、その美貌もエネルギーも3倍以上となる。
ところが、今回のこの2人は、これまでのことを覆し、それ以上の力を発揮する特異体質で生まれていて、そのグレードアップの度合いが桁違いであり、それぞれ、「伝説の美少女」となっていったのである。
イベント前日の夜に、互いに話したいという2人であったのだが、
まず、フレアから、
「実は、私、ブラキリシス国からやってきたの。それでね、、、。」
と、そこまで言いかけたところで、驚きながら、言葉をはさんできたホムリス、
「ええ、うそでしょー。フレア、あなた、ブラキリシス国からきたの、あの、黒の国と呼ばれている国ね。」
それを聞いて驚くフレア、
「ええ、ホムリス、よく知ってるわね。」
「だって、私も、ホワイテリス国からきたんだもん。」
「うそーっ!こんな偶然ってある?じゃあ、あなた、白の国からね。」
互いに驚く2人、
「フレア、私、私たちと同じ色成国が他にもあるって聞いて、知っていたけど、同じ色成国の人と会うのは、初めてよ。」
「ホムリス、私も、他の色成国の色も、他にもどんな色があるのか、よく知らなかったし、とても興味があったのよ。」
「そこでね、フレア、私からお願いがあって。」
「ホムリス、それって、私が言おうとすることと同じじゃない?」
「そうね、たぶん同じね、フレア!普通だったら、2人で1組なら、衣装の色を合わせるけどね。私、明日、全身、白で行きたいのよ。勝つためにね。あなたもでしょ?」
「そうよ、ホムリス、私も、全身、黒で行きたいわ。よかったわ、お互い、同じことの提案で。私たちにとっては、互いに、その色は特別だものね。」
すると、たまたま、そこへ部屋をノックする音がして、思わず、フレアから、
「だ、だれ?」
すると、
「入るわよ。」
という声と同時に、入ってきた女性がいた。
「ええ、あなたは!」
「悪いけど、今、全部聞かせてもらったわ。ちょっとね、私からも、提案があって、話しを聞いてほしいのよ。」
2人に、話しがあるという人物、その内容は、思いがけないことであり、2人は、驚いて反発していた。
「そんなことなんて、ありえないわ。ええ、絶対に。」
その人物の話しにどこまでも反発する2人であった。




