表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/180

6-4 B & W ④

 さて、ひと月の準備期間の後、いよいよ開催当日を迎えた。


バイオレットとリリアナの2人は、とても緊張している。

「ああ、なんだか、今回は、すごい緊張しちゃって、早く終わりたいわ。」

すると、今回は、珍らしく参加しないオービスは、蚊帳の外。

「皆、頑張って!」

「もう、オービスったら、いい気なものよね。人の気も知らないで。」


すると、コスメがやってきて、

「ほらほら、皆、着替えて、着替えて。」


 先に着替えてきた、来日しているトップモデルの2人。それを見たコスメは、驚きを隠せない。

「あの2人、こうして、普通にしているのに、なんて、オーラなの。信じられないわ。これで、舞台でアピールが始まったら、いったいどんなになるというの。こわすぎるわ。」


 すると、モデルラボからの参加2組がやってきた。 

「着替えてきたわよ!」

「あら、いいじゃない。バイオレットとリリアナの2人は、今回は、2人1組だから、なんだか本領発揮ってところじゃない。フレアとホムリスも、いつもと雰囲気が違っていいわね。」


 すると、フランソワ高木がやってきた。コスメから、声をかけた。

「所長さん。今日は、お忙しいところすみません。宜しくお願い致します。」

「ああっ、社長さん。ご無沙汰してます。今日は、かえって貴重な機会をありがとうございます。おかげさまで、これまでにない、コンペティションのジャッジをさせて頂いて、とても興味深いですね。やはり、1番興味深いのは、そちらの事務所の双子の2人と、事務所に入った、もう1組の2人のモデルですね。あとから入った2人は、なんだかもうオーラが違っているように感じます。ただの少女じゃないですね。」


 さて、いよいよ、モデルデュオコンペティションが、その幕を開けた。最初に、7回に分けて、舞台上には、10組のモデルたちが姿を現した。だが、これまでにない形式に戸惑う者もいる一方で、何食わぬ顔で、アピールしている者もいて、様々であった。だいたい、自分の横で仲間がアピールしているのが、多くの者は、とても気になっているのである。


 それというのも、自分が上手くアピールできても、もう1人のパートナーが上手くできないと敗退してしまうからであり、あるいは、パートナーよりも目立ちたい者もいる。どちらにしても、あまり純粋な気持ちでアピールができていないようなチームが多いように、フランソワ高木は、感じていた。やはり、自分は、人よりも美人だと自負していることが、1人ではなくて、チームを組むことに、あまりいい影響がないことが多いのだと、意外なことがわかるのであった。これは、なかなか珍しいチーム戦なので、2人の互いの自己主張ばかりが強いと、あまり有利な展開を望むのは難しい。2人が仲良く気持ちが団結しているチームの方が、互いにアピールする時の表情も輝いていて、より魅力的に感じられるので、2人の関係性までもかなり影響があるようである。


 そこへ、海外からきた話題のトップモデルの2人は、20才すぎという若さにもかかわらず、そのベテラン感がすごい印象であり、ただいるだけで、ほとばしるオーラが、圧倒的な存在感をみせつける。


 それをみた、バイオレットとリリアナの2人は、すでに自信喪失といった感じであった。一方で、フレアとホムリスの2人は、トップモデルの2人の印象に、たしかに驚いてはいるが、全く動じていない。コスメは、この2人がこんな大舞台は初めてにもかかわらず、この2人は、こんなに度胸があるなんてと見直していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ