6-3 B & W ③
レメティスのおかげで、3人とも、採用され、新人モデルとして、近々、デビューが決まった。
ユリアナ・マーシャルは、モデル名をレメティス。ニコラ・ヴォルフは、モデル名をフレア。マリアンナ・シルバーロートは、モデル名をホムリス。あああ、もう、おぼえきれない!読者は、そう思ってるわよ、きっと。
結局、3人とも、同時にデビューとなり、偶然にも、3人とも、17才であった。
そして、3人は、17才という若さにもかかわらず、また、新人だというのに、いざ、現場に出ていくと、その美しさは他を圧倒した。3人とも、わずか数ヶ月で、モデルランキングに常にトップ10内にいつもランキングされていた。
これには、コスメも大喜びで、
「まさか、この、3人とも、本当に綺麗だし、かなりいい線いくとは思ってたけど、ここまで早く、こんなに人気がでるとは思わなかったわ。そういえば、3人とも、高校生でしょ。学校はいいの?私、すっかり忘れてたわ。」
しかし、3人とも、パソコンで、すきま時間に、ネット授業を受けていたので、海外にでても、いつでもどこでも授業を受けられるという。
「そうなのね。いやあ、こういうことって、今時なのね。よかったわ。」
そして、ある日のこと。海外から、トップモデルが2人来日するという。この2人のモデルは、通年、モデルとして活躍しているわけではないが、大きなイベントがある時などに時々、参加するという。20才すぎのその2人は、ただ、そこにいるだけで、そのオーラや存在感が圧倒的であった。
モデルラボは、海外でも、その業界では最近少しずつ知られるようになっており、その2人のモデルも事務所を訪れた。そして、今回は、この2人を迎えたこともあり、特別に、モデルラボ主催でイベントが行われることとなった。それは、モデルデュオコンペティション。その珍しい企画に、多くのスポンサーがついて、企画当初よりも、大きなイベントとなっていた。今回、迎えたモデルが2人のこともあって、2人1組で参加し、最終的に1組が優勝となる、とても珍らしい企画である。
そして、その内容とは、同時に全員が舞台に立ち、各組が2人同時にアピールをする。そして、10分後に、1度ジャッジがされて、その中から、まず1組が脱落する。そして、再び、全組でアピールタイム。10分後に、また1組が脱落して、最後は、3組が残り、20分後に、その1位優勝から3位までが決定するというものである。
そして、その審査員だが、モデルラボ主催であるし、当然、モデルラボからも参加するので、公平を期すため、究極の美貌追求研究所UBPRIの所長フランソワ高木に依頼することとなった。
そして、モデルラボからは、バイオレットとリリアナの2人が参加することになった。
「そうそう。フレアとホムリスも2人で参加するのよ。あなたたち、同時にここにきたのだから、体型も背丈やスタイルも同じようだから、2人で、これに参加するのは、ピッタリだと思うわ。」
「ええ。だけど、こんな大きなイベント、私たち、半年で、まだ早くないですか、ねえ、ホムリス。」
「そうね。私も、ちょっと、まだ早いかもって、思ったわ。」
すると、コスメから、
「実はね。今回、あの2人のモデルが来日してるでしょう。それで、実はね。あなたたち2人を、実務さんがとても気に入ってて、せっかくだから、来日してる2人と特別にできるイベントを考えていたら、あなたたちも2人だし、ちょうどいい企画が思いついたってわけなのよ。それに、バイオレットとリリアナの2人にも、いい機会じゃない。だから、本当は、頑張って、うちからの2組には、優勝か2位にはなってほしいけど、来日してるあの2人は、相当すごいから、なかなか難しいかもしれないけどね。」
「本当ですか。なんだか、ちょっと、やる気出てきちゃった。ホムリスは?」
「そんなに期待されちゃったら、私も、優勝まで狙いたくなっちゃったわ。」
それを聞いて、レメティスは、
「ああ、いいわね。2人で1組じゃ、今回は、私、ちょうどあぶれちゃったから、残念だわ。出られて羨ましいな。」
ところが、いざ参加者を募集してみると、意外にも、海外からも申し込みデュオが多くなり、ついに70組まで増えていった。
そして、その舞台は広いとはいっても、1度に出られるのは、10組がいいところ。それで、7回に渡り、行われることになった。
そんな理由から、時間がかかりすぎるといけないので、1度のアピールタイムが始まったら、もしも脱落の組が決まったなら、10分を待たずに、その回は、そこで終了として、次に移ることになった。




