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5-5 プリンセスの娘、誘拐の謎⑤

 連絡を受けたオペレーターは、すぐプリンセスに連絡をした。


「プリンセス、大変です。お嬢様が誘拐されました。なんでも、「美と命の、、、水?」を用意しろ、って、言ってました。それ、なんですか?」

「ええ?娘が、、、誘拐された?」 

「そう言ってました。」


 すると、マリアの部屋に急ぐプリンセス。

「たしかに、いないわ。その連絡してきた人、どんな人だった?」

「たぶん、30代くらいで、怖い声なのに、なんだか、ぎこちないしゃべり方の男の人でした。それと、日本のモデル事務所のモデルラボにいるオービスっていうモデルに伝えるようにって言ってました。」

「わかったわ。これは、娘の命がかかっていることだから、誰にも言わないでちょうだい。わかったわね。」

「わかりました。でも、警察は、どうしますか。」

「もちろん、言わないわよ。その、なんとかいう水を探してもらうように、そのオービスというモデルには、私が日本に会いに行って直接話しをするわ。」

「その水って、なんですか?」

「私もよくわからないけど、そのオービスが知っていると思う。また、連絡がきたら、また、水の受け渡し場所とか聞いといてちょうだい。」

「わかりました。」


 というやり取りがあって、プリンセスは、今回、極秘で来日したのであった。オービスに、それを伝えて、あとは、一応任せて、国に帰って行った。


 その後、犯人から、再び連絡があり、娘と「美と命の水」の交換する場所についての指示があり、ちょうど、オービスもコトールルミナス国から、「美と命の水」を用意したとの旨を犯人に伝えて、互いの要求は、これで一致した。


 だが、オービスは、念のため、プリンセスの娘が無事なのか、その姿を見せてほしいと連絡をした。すると、モデルラボの事務所にあるパソコンに映像が送られてきた。


 そこには、椅子に座り、縛られた娘と、その両側には、犯人らしき30代くらいの2mを越えた大柄の男性が写っている。娘は、フェイスマスクをつけているが、その映像の中では、犯人はマスクをはずして、一度顔を見せたのち、また付け直したが、たしかに、プリンセスの娘のマリアで間違いなかった。


そして、

「たしかに、娘は預かっている。」

という声が入っていた。


とりあえず、安心したオービスは、プリンセスに、その映像を送り、確認してもらった。


 そして、その取り引きをする場所とは、まさかの、イミリア共和国のプリンセスの宮殿から少し離れたクレープ店「ミラクレープ」を指定してきた。しかし、この店は、今、評判の大人気店であり、普通に営業しており、行列が絶えない店である。


 しかし、犯人が指定した日時は、営業日であり、ちょうど閉店する時間ではあるが、それにしても、なぜこんな場所なのか、何かの間違いではないかと、犯人に確認すると、


「絶対に、こんな場所で、誘拐の取り引きなどやりそうもない。こんな場所でありえない。そこが盲点なんだ。その時間になれば、誰もいなくなり、使えるようになるのだ。絶対に、ここにする。わかったな。」


との答えだった。


 たしかに、そう言われて、取引の時間帯は、夜7時でちょうど閉店時間であるし、一応納得したのだが、クレープ店「ミラクレープ」に確認したかったが、もちろん誘拐事件については、他言無用で、誰にも明かしてはいけないので、実務は、日本から、ネットカメラを通じて、外観や店内などを見てみると、言われてみれば、大通りに面しているわけでもなく、店内の様子もわかりにくい。


 わざわざこの店に来なければ、この通りにくることなど、ほとんどないと言っていい不便な場所であるので、もしも店が閉まっていたなら、この通りに人が来ることは、まずないだろう。そこが狙い目なのだろうか。


 それにしても、今回の事件は、謎が多すぎる。

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