4-7. あばかれたカタリーナの秘密⑦
そして、1週間、カタリーナは、モデルラボに閉じこもっていたが、とうとう、もう1人のカタリーナは、見つからなかった。
事務所では、カタリーナたちが集まっていた。すると、麗奈が
「とうとう、カタリーナになった主理は、見つからなかったわね。超速移面術も、1週間の期限が過ぎたから、今度は、主理本人をさがさないとね。」
すると、カタリーナも、
「主理を見つけるのは、かなり大変よ。今度は、何を企んでいるのか、難しいわ。」
そこに、コスメとオービスが、心配そうにして、コスメから、
「これからは、カタリーナと麗奈は、気をつけた方がいいわよね。何されるかわからないわ。」
すると、オービスも不安そうにして寄ってきた。
「私も、なんだか、こわいわ。」
そう言いながら、カタリーナの横に座ってきたオービス。
すると、カタリーナの背中に腕を回そうとすると、
ところが、次の瞬間、オービスは、なぜだか、いつの間にか、その手にナイフを持っていて、カタリーナの背中に、思い切り突き刺した。そのナイフの刃は、半分以上、カタリーナの身体に突き刺さる。
「うっ、、、。」
あまりのことに、声も出ず、倒れるカタリーナ。その辺りは、血の海が広がっていた。
「きゃあーっ!!!!」
皆、驚きのあまり、全員立ち上がり、
返り血を浴びて、その場で飛び跳ねて、傍に避けて行ったオービス。すると、オービスは笑いながら言った。
「ふふふ、やったわ!ついに!天元森香織を!おっと、もうこの名前は、使いたくないわ、群青香織!」
すると、麗奈は、
「あなた、主理ね!卑怯よ!これまで、正義のために使ってきた移面術を、こんなことに使って!」
そこへ、急に言葉をさえぎった実務、
「麗奈!そこまでよ、話しは!とりあえず、カタリーナを手当てよ!救急車を呼ばないと!本当に死んでしまう!」
その刃は、すでに、カタリーナの背中に見事に半分は埋もれていて、まさに、刺し損ねなどない、完璧な刺し方であった。
すると、泣きながら、救急車を呼ぶコスメ。一見、冷静に対処している実務、しかし、その目からは、涙があふれている。カタリーナに駆け寄って、何やら調べている。
「唯一の可能性が、ほんの少しだけ見えたわ。心臓だけは、かろうじて避けていた。ただ、今の段階では、助かるとは、とても言えない。とても、安心できるほどではないけれど、多少でも可能性を見ないと、何もできなくなってしまうから。」




