4-1. あばかれたカタリーナの秘密①
ある時、カタリーナの参加するイベントの現場には、多くの観客がつめかけていた。すると、そこに来ていた、ある20代後半の女性が、カタリーナを見ている。
イベントが終わると、ともに現場にいたモデルのレナリタが、カタリーナに声をかけた。レナリタは、カタリーナとともに、モデルラボに移籍した、本名 一条麗奈。
「ねえ、カタリーナ。今日も来ていたわね、あの女性。あなたのファンじゃないの。でも、まあ、よかったじゃない。男性じゃなくて。あんまりあやしそうで、男性だったら、ストーカーみたいでこわいけど。」
「そうね。だけど、あまり、毎回で怪しかったから、女性でも、ちょっとこわいかも。」
それから、1週間後のイベントでも、
「ねえ、カタリーナ、また来てるわよ、あの人。」
「本当。だけど、ただ来てるだけだから、いくら怪しい感じがあっても、まさか、もう来ないでとかは言えないわよ。」
「そうね。だけど、本当に、怪しくて、雰囲気が気持ち悪いわ。」
すると、カタリーナは、やっと口を開いたかのように、言った。
「それがね。最近は、私と会場で、たまたま目が合うと、微笑んでくるのよ。もしかしたら、私のことを知ってるのかもしれないわ。」
「でも、それなら大丈夫じゃない。あなたは、もう固井梨奈じゃないのだし、その記憶はないことになっているんだから、こっちは知らなくて当たり前でしょ。」
「そうなんだけど、、、。」




