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3-12 ダイヤモンドは、誰の手に12

 すると、対決の終わったオービスのもとに、コスメたちが駆け寄った。


「オービス、あなた、すごい、ギリギリまでよくやったわ。もうね、途中から、勝負とか、もうどうでもよくなって、なんだかすばらしいショーをみているようだった。だから、終わったら、皆、思わず拍手をせずにはいられなかったのよ。2人とも、本当に美しかったわ。それにしても、相手チームの、あの女性は、さらに美しさが、もう奇跡的だったわ。あれじゃ、誰もかなわないわ、本当に、、、。」


 そこに、フランソワ高木がやってきた。


「オービス、残念だったけど、君には、本当にお礼を言いたい。本当にありがとう。君の正当な勝負の申し出は、すばらしかった。それに応えてくれたあの女性も、もちろんすばらしかったけれども、どうしても、衣装やポーズなどというのは、最初から自分の魅力をより輝かせられるために、考えだして用意しているものでしょう。


 それを、君は、そういうものは使わないで、純粋に勝負しましょう、と申し出をしてくれた。これは、なかなか勇気のいることだね。自分から丸腰になることでもあるし、相手にも、そう願うことだから、相手によっては、怒るかもしれない。


 だけど、それを、純粋にそのオーラを以って、容姿で正面から勝負を挑んだのはすごかったよ。また、改めて、相手が素直に受け入れてくれて、いい人なのは、もちろんだけど、そこで知った相手の怖さというか、どんなことがあっても、絶対に勝つ自信があるということが、とんでもないレベルであることが感じられたんだ。やはり、彼女たちの発せられるオーラを超えたもの、それが、きっと、もう、私たちと比べられないものなんだろう。もはや、あなたたちには申し訳ないが、次の対決がさらに楽しみになってきたよ。」


すると、コスメは、

「そうだわ!次は、私かクラリスしかいないじゃない。どうしよう、私より、絶対に、クラリスね!お願いよ、クラリス!」

「えーっ!私なの!」


 しまった。このことは、予想外だったわ。そうだった、もう一度出場の可能性があることを忘れていたわ。だったら、コスメでもよかったのにね。


「そうね。私、対決なんて、緊張しちゃうわ。着替えてくるわね。」


控室に飛び込んだクラリスは、自身に言い聞かせた。


 いい、クラリス、力は出しすぎないで、最小レベルを忘れずに、それから、オーラは全く出さないこともわざとらしいけど、最初にほんの少しだけよ。その微弱を保つのよ。それと、気合いを入れたら、おしまいよ、それから、相手がエネルギーで押し始めても、それに反応してはダメよ。


 クラリスは、自身によく言い聞かせたのち、一応、対決用に、というほどでもないのだが、着替えをすませた。


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