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8-16 チョコレートガール16

 そして、5時になり、他の部員たちが、

「じゃあ、私たち帰るわね。ショコラとメラニンは、まだやることがあるんだって?大変ね。じゃあ、また明日ね。」


「じゃあ、いよいよね。」


 冷静を装っているメラニンだが、実は、とても緊張していた。この現象自体は、とても信じられないのだが、ショコラのことは、とても信じているので、その両方の気持ちが、どちらも強くて、どちらの気持ちも相入れず、メラニンの心の中では、葛藤がすごく高まっていたからであった。


 そして、その部室には、内側から鍵をかけたメラニンは、自分で持ってきたチョリモナを取り出すと、ショコラに手渡した。


ショコラは、それを受け取ると、

「じゃあ、いくわね。しっかりと見ててね。」

「えっ、う、うん、わかったわ。」


 チョリモナを、パクッと、口に入れて、もぐもぐもぐ、と食べているショコラ。


 そのあと、メラニンは、うそ、何も変わらないじゃない、と思った、ところが、つぎの瞬間であった。


 ショコラの全身のスタイルのバランスが徐々に変わり始めた。それは、全身の変わり方なので、とても目には派手目な変化であり、驚くメラニンであったが、その目立つ変化に気を取られていて、すぐには気づかなかったのだが、よく見ると、同時に顔も変化を始めていた。


 よくある映画や、マンガのように、光り輝いたり、何か音がしながらと想像していたのだが、意外にも、そこは、静かな変化であったが、その変わり方自体は、思っていた以上に、大きく大胆なものであり、まさに、「変身」であった。その顔立ちも、元々、美人であるショコラであるのに、その元の顔を、遥かに、遥かに超える、さらなる美人への変貌であった。


 それには、完成形までには、5分と、意外と時間のかかるものだったのだが、あまりの変貌ぶりに、その驚きに目を奪われて、あっという間に終了したように、メラニンは感じていた。


 そして、その完成した姿は、メラニンがこれまでみたことのないほどの、奇跡的な身体バランスを持った超絶美人モデルの誕生、とでも形容するようなショコラの姿であった。


 その変身が終わったショコラも、メラニンのあまりの驚きの表情に驚き、一歩も動けずにいたのをみて、やはり同様に動けず、2人は、しばらくそのまま、呆然としていた。


「ど、どう?たぶん、終わった、と思うけど、、、。」

「えっ?ああ、そうみたいね。えーと、、、。」


 その変貌ぶりは、もはや、ショコラではないのだが、元から目の前で変身した、その姿をみれば、そういえば、元々は、ショコラだったとは感じていた。そういえば、全く別の女性と入れ替わったのではないのだという意識はあったので、その不思議さは、リアルに感じられるメラニンであった。


「す、すごいわ、ショコラ!でも、どうして、どうしてこんなことが起こったの。あなたの身体って、いったい、どうしちゃったの。それにしても、変身したあなたって、美少女すぎるわ。こんな綺麗な人なんて、見たことないわ。」


 ショコラは、父マイケル・エリザベートによる研究所での検査結果について、説明をすると、もう2度とチェリモナを食べることを禁止されたことを話した。そして、もう決して、誰にも話さないことを約束して、、、。

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