8-13 チョコレートガール13
すると、その時、ショコラの身に何かが起こり出した。だが、本人は、全く気づいていない。しばらくすると、寝る時間になって、着替え始めたショコラ。そして、ふと手を見ると、なんだか、いつもよりも、色白な感じがして、肌の色つやがいい。
「あらっ?なんだか、肌の調子が良いわ。別に今はクリームとか何もつけた覚えがないのに、、、。」
ちょっと気になったショコラは、
「え、顔は、どうかな?」
鏡の前に座って、その顔を覗き込むと、その姿は、思いもよらず、衝撃が走った。
「えええーっ!!わ、私の顔!」
その、鏡に写っている姿は、いつもの顔から、何倍にも美しくなった顔であった。その顔は、もちろん、自分の顔に間違いはないのだが、その美人度は、いいようもないほどに、グレードアップしていて、自分の顔でありながら、その美しさに、強烈な驚きが襲い、そのあとから、少しの喜びが追いかけるように、ショコラの心に突き刺さっていった。
「いったい、何が起こったのかわからないわ。」
それに、いつ変わったのかも、わからず、とりあえず、母親の元に急いだ。
「ねえ!お母さん!!」
すると、今、まさに寝る直前であり、めんどくさそうに答える母、チェリスであった。
「いったい、なんなのよ、こんなに遅い時間に!!いいから、もう寝なさい!」
と答えつつ、ショコラの方に、目をやると、その姿に驚きのあまりに、気絶寸前であった。
「ショコラ!あなた!いったいどうしたの!!何があったのよ!」
「私だって、わからないのよ!何がなんだか!」
そう告げた途端に、いきなり、ショコラは、元の姿に戻っていった。
「ショコラ!元に戻ったわよ!」
すると、鏡に駆け寄るショコラ。自分の顔を隅々までさすりながら、まじまじと顔を見つめていた。
「元の顔だわ。」
その、一瞬のうちに、元に戻ったことにも重ねて驚いた母チェリスは、
「いったい、どういうこと?まさか、お母さんを驚かせようと、何かしたの?」
「違うわよ。さっき、部屋に戻って、チョリモナを食べたあとで、いつの間にか、変わっていたの。たぶん、1時間以上は、変わっていたと思う。」
「この間、何かした?」
何から答えたらいいか、わからず、動揺するショコラ、
「何もしてないわ!チョリモナを食べただけよ!」
「ま、まさか、チョリモナのせい?」
「でも、お母さん、私、チョリモナなら、いつも食べてるわよ。」
「だけど、他には、何もしてないでしょ。ねえ、もう一度、試しに食べてみて。」
すると、テーブルの上にあるチョリモナを、一つとると、口に入れた。
すると、みるみるうちに、ショコラのその姿が変わり始めた。肌は、より繊細になり始め、ショコラのイメージは変わらずに、その顔だちが、より美人度が増していく。おまけに、その身体は、スタイルのバランスが変化し始め、よりシャープなイメージへと、まさに、よりモデル体形へと、その美人顔により相応しいイメージに近づけていく。 あっという間に、超美人モデル化を終了した、その姿は、超美人ショコラの完成であり、元々でも充分に美人であったショコラであったが、そこから、さらに格段に高レベルで、美人化して、オーラを放つ奇跡のショコラの姿が、そこにはあった。
目の前で起こった、その光景に、驚いた母チェリスは、
「驚いたわ。ショコラ、まさか、あなた、チョリモナを食べたことで、変身したのよ。しかも、こんなに綺麗になるなんて、こんな綺麗な顔、私、見たことないわ。」
すぐに鏡に駆け寄るショコラ。そして、ショコラも、自身の奇跡の姿を目撃した。
「いったい、どうして、こんなことが起こるの?」
すると、母チェリスは、先に眠ていた父を起こすと、わけを話し、ショコラの、その姿を確認した。
「チョリモナを食べたことで、こんな反応があるなんて、聞いたことがない。とりあえず、今日は、このまま寝て、明日には、お父さんの研究所に来なさい。」
ショコラの父マイケル・エリザベートは、エネルギー研究所の所長であり、エネルギーの研究をしていて、様々なエネルギーに精通している。




