8-7 チョコレートガール⑦
ところが、そこに海外のアリスタ国から応募してきた、モデル、ショコリータ・エスメラルダがいた。
彼女は、やはり16才のモデルで、ショコラと同じチョコレート大好き。そして、好きなチョコレートは、アリスタ国のマストチョコレート社のチョコレートが、特に大好きという。このモデルは、実は、最近では、人気急上昇で、チョコレートガールコンテストと聞いて、喜んで応募してきたのである。
それを知った、チョットチョコレートの社長は、モデルラボを訪れて、ショコラに会いにきた。もしも、ショコラが優勝できなければ、マストチョコレートの宣伝効果の思いのままとなってしまい、今回の企画は、まさに逆効果になってしまう。なんとか、頑張って優勝してほしいと焦って、直接、応援にきたのである。
しかし、コスメは、大丈夫、頑張りますと言った手前、ショコリータの人気は、新人とは思えない勢いだし、現地まで訪れて、その本物を生で見たコスメは、その美しさと愛くるしさに、かなり不安になった。ショコラと同じ16才であり、全く同様の魅力で勝負しなければならない。
お互いに直球の直接勝負であり、これほどまでに同じ条件で対決するのは、もしも負けたら、相手が全面的に魅力が優っていることを証明することになり、チョットチョコレートのチョコレートガールとしても、他のチョコレート好きのモデルに負けたなどとなれば、会社としては、その結果に、なんともコメントのしようがないのである。しかし、いまさら中止などの選択肢もない。もはや、ショコラの優勝に賭けるしかなかった。
しかし、チョットチョコレートとしては、このコンテスト自体も、大きな宣伝としての企画であったので、その募集期間も半年とけっこう長くとっていた。




