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怪人 ダンジョンに立つ!!!!元イベント会社でヒーローショーの怪人やってたけど会社が潰れて無職になったので、ダンジョンに潜ります!変身スキルで無双するオッサンは好きですか!?  作者: 怪人工房店長 死蟲(しでむし)
第二章 ダンジョンとヒーローショー

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51話 特訓一週間ダイジェストからの!!!!

本日も宜しくお願いします!

読んでくれてありがとうございます!

Kiai!」と、思わず口からジョージの言葉が漏れた翌日から、俺の地獄の特訓ウィークが始まった。

世界最強の男ジョージ・フェニックスによる**「アルティメット・エレガント・コンバット」と、俺の「忍術逃走&ヒーローポーズ」**の交換授業は、久宝寺ダンジョンの3層スライム緑地を戦場に変えた。

Day 2: 基礎体力とエレガント・ムーブ

朝イチ、スライム緑地。ジョージの容赦ない格闘術のフットワーク指導からスタート。

「アキヲ!重心がブレている!エレガントな動きは、水の上を滑るように**スムース(smooth)**でなければならない!」

俺の足元ではスライムたちが相変わらずぷるぷると跳ねている。俺はスライムを踏まないように必死にステップを踏むが、ジョージのフェイント(ふざけたチョップ)に気を取られ、危うく顔からスライムの海にダイブしそうになる。

午後は俺の忍術指導。「消える」訓練で、ジョージは完璧なタイミングで殺気を放ち、俺の意識を撹乱するフェイントを即座に編み出した。

「ワオ!この『キラー・エレガンス』で、相手は俺を見失うに違いない!」

「殺気をエレガントに使うな!」俺のツッコミはジョージには届かない。

Day 3: 体術の応用とヒーローが指導

ジョージの指導は、対モンスター戦に応用される。スライム相手に、「エレガント・テイクダウン」と称して、スライムを避けてカウンターを叩き込む練習。当然、スライムはカウンターを受けても分裂するだけだが、俺の反射神経は研ぎ澄まされていく。

午後のヒーローアクション指導。ネコカイジャー全員がジョージに必殺ポーズの「タメ」の時間を指導する。

「ジョージ!タメが短いにゃ!ここは『俺は来た!』という覚悟を全身で表現するにゃ!」(イチゴレッド)

ジョージは真剣に、太陽を背にした究極の「タメ」ポーズを追求。その横で、ゴブリン王国のゴブリンたちが、ジョージの指導で基礎体力を限界まで追い込まれ、ゾンビのように白目を剥きながら訓練している。

Day 5: 影からの脱出術とキクラゲの啓示

「アキヲ!敵の拘束から脱出する術だ!魔力の糸を体に纏い、スルスルと抜け出すんだ!」

ジョージは俺を組み伏せ、俺が魔力で体を滑らせるように脱出する訓練。俺が脱出に成功すると、ジョージは「シルキー・エレガンス!」と叫んで大喜びする。

夕食は、コバンが再現した「麺屋 一掃」の鶏白湯(もちろん牙王サイズも)を堪能。ジョージはラーメンを食べながら、俺のヒーロースーツのデザインについて熱弁を振るう。

「アキヲ、俺のヒーロースーツのデザインは、このチャーシューのように美しくしっとり、そしてキクラゲのように予測不能なテクスチャを混ぜ込むぞ!」

「よおわからんわ!?!?好きにせぇ!」俺はもはや諦めていた。

Day 7: 実践演習と「Kiai」の完成

一週間の特訓の集大成。スライム緑地を全力で駆け抜け、ジョージの変幻自在の攻撃を避け、カウンターを叩き込む。変身前の俺でも、一週間前とは比べ物にならないほど、動きに無駄がなく、流麗になっていた。疲労は限界だが、全身の筋肉が喜んでいるのがわかる。

「ワオ!アキヲ!君の動きは、完全に『久宝寺スタイル・エレガンス』をマスターしたよ!これで君は、俺のライバルだ!」

「ライバルはゴメンや!俺の目的は、あのイマジナリー・トンチキ坊主、ナムサンダーを倒すことだけや!」

ジョージと俺は、特訓のフィナーレとして、互いの拳を打ち合わせた。その瞬間、俺の脳裏に、あの憎たらしいナムサンダーの姿が鮮明に浮かび上がった。

特訓を終えると、システムさんが脳内に直接話しかけてきた。相変わらず突然でビックリする。

『パーソナルイベント:最強のヒーローとの対決、

再戦準備完了! 挑戦者の戦闘力が一定レベルに到達したよ!!

相手はナムサンダー!場所は久宝寺ダンジョン10層です!!!!』


「来たか……ナムサンダー!」

「ワッツハプン?アキヲ?」

「今しがた、久宝寺ダンジョンのシステムさんからアナウンスが来た…ナムサンダーとの再戦をお膳立てしてくれるってよ……。ありがたすぎて涙が出るぜ!!」

「ナムサンダー…アキヲの創り上げた『宿命のライバル』だね!さあ、行くんだよアキヲ!今の君なら勝てる!」

「ああ、あたりきしゃりき!ってやつだぜ。」

ジョージは目を輝かせた。

「アキヲ専用のソロイベントなんだよね……それはエレガントな孤独だね。でも、俺と一緒に鍛え上げた『エレガント・コンバット』は最早アキヲの体の一部だ!ドント・ウォーリー!」

ジョージは俺の肩を強く叩いた。その拳には、熱い激励が込められている。

「おおきにや、ジョージ。おかげでこの一週間、地獄やったけど、得るもんも大きかったわ。」

俺は一旦地上に戻り、家族に連絡。変身後の姿で、コバンに最終調整を施してもらう。全身の筋肉が、まるで何かの力を求めているように疼いている。

「俺の考えた最強のヒーロー」こと、ナムサンダー。全身を僧侶の袈裟をアレンジしたようなアーマーで固め、胸には雷を放出する巴模様の電光説破ダイナモ。

 ヤツに、以前は手も足も出なかった。しかし、今は違う。

「ユーモラス・エレガンス」を身につけた俺は、おれさまへとと変身する。

漆黒の体表、紅くしなやかな昆虫の甲殻、そして赤く光る複眼

「コバン、シロガネ。準備はOKや。行ってくるわ。」

『…父…ご武運を………!』

『自分自身との闘いか………そいつは盛り上がるなぁ』

俺は久宝寺ダンジョンへと引き返した。カイちゃんに変身後の状態で入ダンするのを多少見咎められながらも

「パーソナルイベント………クリアしてくるわ…。」

「セヤマさん………。ソレは死亡フラグやん!?帰ってきてくださいよ?私のボーナスのためにも!!!!!!!」

………とことん残念な娘である。


久宝寺ダンジョンの10層ボス部屋の奥……。未だ俺様以外誰もたどり着いてない領域だ、そのさらに下層への階段の前に既に奴がいた。

俺様が脳内で作り出した最強のヒーロー……ナムサンダー。奴の名はその胸に埋め込まれた電光説破ダイナモの発する気象兵器の稲妻であり、奴の本当の名は誰も知らない……そういう設定だ。

前回と全く同じ、厨二病の権化のようなデザイン。だが、奴の纏う電撃は、以前よりもさらに激しく、周囲の空間を歪ませているように見える。

「来ましたね、死蟲さん。貴方がこの一週間、必死に特訓を重ねていたことは、全て見ていましたよ………。」

ナムサンダーは頭上にデカい積乱雲を形成する指先一つでアレがコッチに落ちる…こわぁ!!


 だが、地獄の修行をくぐり抜けた俺様は衣装の下でニヤリと笑い

「無駄かどうかは、やってみんと分からんやろ。この一週間、世界一の男から直々に特訓受けてきた成果、見せたるわ!」

ナムサンダーは鼻で笑う。

「そうですか…貴方がどれだけ足掻こうとも、概念武装を纏い、電光石火の速さを持つ私には、塵も同然!さあ、来なさい!」

トンチパートはないんかい!!??まぁアレは本気でぶん殴る前のアレやもんな!?別に要らんねんアレ!!!!!!!!


コレ、受け損なったら一撃で決まるなぁ…。

奴の足元から、眩い雷光がほとばしる。

「これが、貴方の考えた最強のヒーローの力です!電光説破ナムサンダー!!!!!!」

全身から雷を放出し、ナムサンダーが突っ込んできた。その速度は、音速を超えているように錯覚する。

だが――

俺は、ジョージから教わった『重心の制御』と、イチゴから教わった『殺気の逸らし方』を完璧に融合させた。


「Kiai!」一瞬ジョージの顔が浮かんだ


ナムサンダーの突進を、紙一重で逸らし、すれ違いざまに、俺様は奴のホッペに指先チョップを叩き込んだ。

「な、何をするのですか!?死蟲さん!?そのユーモラスなフェイントは!?」


動揺したナムサンダーを尻目に、俺は初めて、奴にカウンターを叩き込むチャンスを得た。


「いくで、ナムサンダー!俺様の特訓の成果を思い知れ!必殺!不死身流エレガント・パンチ!!!!!」


俺は、エレガントではないが、無駄のない最強の一撃を叩き込む準備を整えた。ここからが本番だ。

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宜しくお願い致します!

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