47話 新たな仲魔と、歓迎会と、唐突な来訪者
新たな仲魔と宴会!!遅くなりましたが今回もお読みいただきありがとうございます!!
新たな仲魔を、カイちゃんに紹介してあきれられた。
俺は悪くないはずだ。
本日の売り上げを振り込みしてもらい、諭吉2枚を現金で頂く。
預金残高がえらいことになってるはずだがあまり気にしてもはじまらん。
どうせ、税金でごっそりいかれるので置いとかなあかん。
さて、新メンバーの歓迎会やるか!ゴブリン王国とシロガネ………。
美味いもん食わしたるからな!!
家に帰ってコバンの収納に目に見える大きなモノを全て収納して広い宴会場に模様替えしてゆく。
息子伊織のオムツを変えたり、あやしたり色々してくれるねこねこ忍軍の皆さんにはマジ感謝しかない。
若様〜若様〜ってお世話される我が家のお子様は、どの様に育つのだろう?不安半分、期待半分。
多分、悪いようにはならないとは思うが。知らんけど。
大量のダンジョン肉をみんなで調理しつつ、たまに泣き出す息子をあやし、楽しく料理を完成させてゆく。
オークの餃子、トンテキ、トンカツ、ミノタウロスとオークの合挽きハンバーグ、ミノタウロスオンリーの直火焼きハンバーガー、ミノタウロス丼、ミノタウロスすき焼き、ミノタウロスステーキ、ミノタウロス焼き肉、ヘビ肉、亀肉、コカトリス肉は定番の唐揚げのほかネギとともに串打ちして焼いたりもしていく。
やはり、焼き鳥っぽいものは特別感が強い ついでに衣をつけて串カツにもしていく。猫さんやゴブリンもなかなかの手際でどんどん調理して、提供しつつ交代して食べている。流石である。
貴重なギガスッポン鍋は、仲魔が気を使って俺達の家族に回してくれる、優しい。
暗黒土鍋を炭火でガンガンに焼き高温の状態でスープを煮立てギガスッポン肉を投入!某究極のアレの一つ、丸鍋の技法である。当然とても美味い。
コカトリスの骨でとった博多風の水炊きは、白く濁ったスープが本体と言ってもいいぐらいの絶品の鍋である。
もう、ダンジョン肉祭り状態である。
退屈した息子が、たまに泣き出しそうになったら軽快な音楽とともに小さなサイズの、ねこねこ忍軍歓び隊が息子の周りで派手な衣装でダンスを始める。真ん中あたりに金色の着物で歌い踊る奴もいる…サダハルか!?お前!?マジか!?ゴブにゃんサンバ〜って聴こえるな…。
サンバ?サンバなのか?ホイッスルやボンゴの音も聞こえてくる。
歌と楽器は、主にゴブリン軍団の仕事らしい。
そう言えば、あいつ等いつもネットでダンス動画とか観てテンション高めにふんふん、にゃーにゃー、言いながら振り付けしてたな…。
おかげで退屈を免れた息子、めっちゃ笑顔でご満悦。
今度は特撮コンテンツとか女児向けアニメとか、顔が食べられるヒーローアニメとかを彼奴等に見せておこうと決めた。鉄板だもんなー。
めっちゃ楽しく呑んだり食べたりしながら、夜が更けてゆく。
明日からも頑張ろうと思う。家族のためにも、コイツラ仲魔の為にも……。
おはようございます……二日酔いダンジョンおじさんです…今日は休んでいいですか?…ダメですか……。
コバンから、アタマを目覚めさせるリフレッシュドリンクが手渡される。キンキンに冷えてやがるッ!!!!
リフレッシュドリンクを飲み干すと、モヤのかかったアタマがシャッキリポン!と晴れわたってゆく。いつもスゴイ効き目である。
現在コレの劣化版(と、言っても赤い牛とか化け物とかのエナジードリンクとは一線を画すけど…。)をドリンクメーカーにオリジナルドリンクとして売り込み中である。こちらで原液を提供して工場で衛生的にパッキングして流通してもらえれば、安心して販売出来る。
薬として売るわけではないので、法律には引っかからない。あくまでもめっちゃ元気が出てる気分になる清涼飲料水として売り出す予定。ギルドも協力的なのでたぶん企画は通ると思う。地元で長年コーヒーフレッシュやら飲物を作ってる「ミュージアン」にOEMのカタチでお願いしようと動いている。
名付けて、コバンエナジー!売れると良いな。
こないだ受付に差し入れしたときは全員めっちゃ元気になったもんな…ヤバいレベルで。
作用機序自体が魔力的なモノなので通常のテクノロジーでは再現不可能らしい。
コバン独自のオリジナルレシピで原液を作り希釈することで商品となる。
ダンジョンテクノロジーの一般応用としてはいささか珍しいパターンになるだろうなー。
さて、今日もダンジョン行くか!と、久宝寺緑地に向かって自転車をこぐ。ダンジョン入り口そばの事務所へ向かうとマスコミっぽい奴等が居る。何かあったんだろうか?
カイちゃんに手を降って挨拶。
「おはよーさん。コレなんなん!?朝からなんかあったん!?」
「あ、セヤマさんおはよーございます!ちょうど良いところへ…紹介したい方がおりまして…。」
「?表のマスコミってひょっとしてそれ関係?」
「ダンジョン祭りの動画に、英語の問い合わせがあったの覚えてます?」
「ああ~?なんか聞いてたような気がするなぁ。」
「ご本人がいらっしゃってます…」
「展開早いなおい!?!?外人さんやろ?ワシ英語できへんぞ?!大阪弁と標準語しか理解できへんぞ!?!?」
ワチャワチャしてると、2階からものすごいプレッシャーを放ってくる奴がいる。流石はギルドの受付さん達、プレッシャーには動じない!が、みんな冷や汗かいてる!
「そいつって…今二階に居るヤツか?!半端やないぞ?!見てみ?!コバンとシロガネがトゲットゲになっとんがな!?!?」
服などに擬態していたコバンとシロガネが、プレッシャーに反応して金属質なトゲトゲへと姿を変化させている。
緊張感を高めているとプレッシャーの塊がゆるりと階段を下りてくる…。
舞台装置を降りてくるように華やかな空気をまとい、ソイツはさながら主演ミュージカル俳優のように階段をおりてくる。
俺は絶句した……そこにいたのはかつて動画で見た事のある男だった!!!!
細マッチョなボディに、サラサラのブロンドヘア。
「なぁ…カイちゃん…この人俺知ってるわ……」
「奇遇ですね私も知ってます…。」
「せやんな……もしかして紹介したい方って…このヒト?」
コクコクうなずくカイちゃん。マジかよ……
パッと見、性別不明のソイツがパァッと笑顔の華を咲かせる。
プレッシャーを放ったまま器用なやつだ…。
「Hello Akiwo !!!!I am Beast!!!!」
世界一の探索者。魔獣化スキル保持者…
米国軍の生きるレジェンド……。
ジョージ・フェニックスとの、唐突な邂逅であった……。
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