42話 激震!久宝寺ダンジョンちゃんねる!!
本日も宜しくお願いします!
読んでくれてありがとうございます!無理ゲーの裏ボス遂に公開!!
ボス部屋の扉を開けて中を撮影してもらう。
入らない限りは、動き出さない親切仕様だ。
「みなさん見えますか?奥に偉そうに座っているゴブリンキング、その前に護衛をする5色のホブレンジャーがいます。ノーマルのゴブリンが20体、ゴブリンシャーマンらしい杖を持ったやつが10体、と言う布陣です!今からアキヲさんが仲間モンスターとともにゴブリンキング軍を討伐する様子をお届けします!!」
アイコンタクトでボス部屋へと入室する。
ゴブリン共が一斉にこちらを見る。
「ねこねこ忍軍!!イチゴ隊!!突撃!!」
影から飛び出す、イチゴ隊の面々。
おそろいの忍装束は、コバン謹製のスライム樹脂繊維でできている!通気性、防寒性能、防暑性能、防御力、全てにおいて不備がない匠の逸品である。
一人足りないのは、カイちゃんのところに出向中のダイフクちゃんの分!
だがしかし!たかが20体のゴブリンに遅れを取ろうはずもない!牙王48忍衆一番隊あらため、イチゴ隊の実力!刮目して見よ!!
そして、ガードをコバンと牙王に委ね、死蟲へと変身する。
「変身!!!!」
足元からキラキラのエフェクトが上がり俺から俺様へと変わってゆく!
「俺様の歌を聴けえぇエエエエ!!!!」
同時にシャーマン対策で作り上げた対魔法小隊、牙王二番隊あらため、ニボシ隊の出動だ!
相手の撃ち出す魔法を的確に撃ち落とす対遠隔攻撃のエキスパートだ!
近接までの守護を主体とするが、相手の遠隔攻撃が無くなった瞬間から反撃をはじめる!!
もちろんゴブリンシャーマン10体ごときに遅れをとるようなことは無い。
敵の魔法を全て斬り捨て、肉薄。
近接!鏖殺!!容赦無し!!!!
ゴブリン達は全てキラキラに変わり、猫さん達はドロップを拾ってコバンに預けて影へと帰る。
「牙王と各隊隊長は連携してホブレンジャーに当たれ!!コバン俺様と一緒にキングと戦うぞ!!」
「「「「「「了解!!!!」」」」」」
タイガオーの装備に身を固めた牙王と戦闘員服のイチゴ、ニボシ、サンゴ、シナモンが飛び出す。
装備は当然実用性の塊だ、防御力やサポート性能が尋常ではない!
楽しそうだな!?!?アイツ等!?
揃いじゃなくて何かカスタム化してるな?あの戦闘服!!??戦隊みてえじゃん!!!!カッコええ。
「赤いイチゴは美味しい正義にゃ!イチゴレッド!!」
「青い海からピチピチの正義にゃ!ニボシブルー!!」
「ピンクの誘惑美しい正義にゃ!サンゴピンク!!」
「白く輝くかぐわしき正義にゃ!シナモンホワイト!!」
「黄色と黒は強き正義!タイガオー様を奉れ!!」
「「「「「我等!ねこねこ戦隊!ネコカイジャー!!」」」」」
背後にカラーのセメント爆破があがる……。何アレ?羨ましい!!!!
ホブレンジャー達もほえ~っと魅入っている。
…戦えよお前等…感心しとる場合か!?
『コバン、今度アレ作っといて!?セメント爆破!』
『……、わかった。』
ネコカイジャーとホブレンジャーの戦隊同士の対決なかなか撮れ高のある戦いだ!
こないだのヒーロショーのおかげか、なんか…、無駄に映像映えしそうなアクションが展開される。
ホブレンジャー側もノリノリで対応してる……。
俺様は一体何を見せられているんだ!?楽しそうだなお前等。
そうこうしてるうちに、勝負がついたみたいだな…。
なんかホブレンジャー共がイイ笑顔で光に還っていく……。よぉわからん…。
「お館様ー、ホブレンジャーの武器もらっていいかにゃー!?」
「あぁ、各自自分の色を使いたいのか?ええぞ、コバンにカスタムしてもらったら良い。」
「「「「お館様!!ありがとうにゃー!!」」」」みんなで抱き着いてくる…もふもふ感スゴイ。
牙王は、タイガオー用の装備エクステンションクローをそのまま使うらしい。
アレもコバン謹製のロマン武器だ。突いてよし!薙いでよし!!オマケにジェット噴射も付いてる!男の子が大喜びするやつだ。
「良し、コバン!俺様達の出番だ!!行くぜ!!!!」
「わかった。」
「今回は俺様メインで殺る。彼奴等だけに美味しいとこ持ってかれてたまるか!サポートよろしくな!」
「わかった。」
いつもの死蟲装備にコバンの追加装甲、デザイン的にはいつもよりゴツい。が、試運転といこうじゃないか。
空気の粘度を感じる程の時間感覚の中、
無手で、ゴブリンキングを一瞥する……。
大きく振りかぶられた裸の王様の剣はコチラに唸りを上げて迫っている。
「遅ッせぇ!!!!!!!!」
剣を握る手首を叩き折る。
「グギャアアアアアアア!!!!!!」
痛みに叫び声を上げるゴブリンキング、なんかスマン。
ゴブリンキングの剣が地に落ちる。いたぶる趣味はねぇ…短期決戦だ……、そこでゴブリンキングと眼が合う…!?
手首を…無理矢理元の位置に治し!!口角をあげて牙を剥く!!!!そうか…!とことんやろうぜってか!?
いいぜ!!付き合ってやる!!!!
『コバン、よほどのことがねぇ限り手を出すな…。』
『…程度による…けど、わかった。』
コバンはクールに見えて実は結構ロマンチストなんだよな…こういう時はちゃんと理解してくれる。
さあ、お互いのフィジカルだけで、闘りあおうぜ!
殴りかかるカッコウに構えるゴブリンキング。
どういう理屈かは知らんがカラダの一番高いところから撃ち出すスタイルだ……なんかの格闘漫画で観た、
ステゴロスタイル……。
侠が斬られても立ち続け、背中に大きな鐘でも背負ってるヤツか!!??
モブに後日コッテリ、解説されるやつだ。
とにかく、拳が飛んでくる、傷めてる方だよな?!
無茶しやがる…だが……!
キライじゃねえぜ!!そういうの!!!!
『コバン、頼むわ。』
『……、しょうがない…。わかった。』
カウンター気味に繰り出されるコバンの触手がゴブリンキングの折れた手を癒す。
眼を瞠るゴブリンキング。
「さぁ…!回復してやったぜ!?全力で来い!!」
あ…コレ死亡フラグやったっけ?!
いや、だって俺様も撮れ高欲しいやん?
なにはともあれ、お互いステゴロスタイルの殴り合いが、
あれよあれよと言う間におっ始まってしまった。
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作品の雰囲気が変わったwww




