40話 ダンジョン祭りを楽しもう!
本日も宜しくお願いします!
読んでくれてありがとうございます!
ヒーローショーが終わったら次はアレだ!
「はーい!!!!!会場のお友達ー!リトリーヴァーとってもカッコよかったね!!!!」
「「「「「「「「「「カッコよかったー!!!!!!!」」」」」」」」」」
「命救戦士リトリーヴァーはこれからもみんなを守って戦います!!これからも応援よろしくね!!」
「「「「「「「「「「はーい!!!!!!!!」」」」」」」」」」
「それじゃあ、またリトリーヴァーに会えるようにみんなでご挨拶しましょう!!みんなで大きな声でリトリーヴァーを呼んでみようね!!行くよ、せーのッ!!!!」
「「「「「「「「「リトリーヴァー!!!!」」」」」」」」」
「トォーッ!!」
またもやバックステージに組まれた足場の上に現れるリトリーヴァー!子供達のテンションがブチ上がる!イイ感じにCO2も噴出する!!
「会場のみんな!!今日は応援ありがとうな!!それじゃあ、お姉さん!よろしく頼むぜ!!」
足場からジャンプし、ステージに降り立つ。
「はーいお任せ下さい!!」
と、その時には既に変身を解いた俺がステージに出て、階段から子どもを上げたりする係になっている。ねこねこ戦闘員も戦闘服を脱いで対応に当たる。
モンスターをダンジョンの外に出していいのか!?って?
ちゃんと所長の許可はもらってます。彼らの普段の生活の様子を動画で送ったら許可がおりました。エラい人とのコネクションはとても大事である。まぁ公には、小さい人の入ったキグルミだと言われているみたいだが……。
猫さん達はみんなクビからスタッフ証を下げてます。
ぇ?そんな感じでいいのか?!
どうもウチの猫さん達は法律上未だ整備が成されてないので、一般的な猫と扱いは同じ、とされている。コバンはどうかって?普段はただのファッションの一部だからなぁ…今日もタブレットケースのフリしてPAやら特効やら操ってたし音響屋さんが不思議そうな顔してたもんな……。
気持ちはわかる。
まぁいずれテイムモンスターに関する法整備も進むのだろう。
だが、それは俺の仕事じゃねえ。
全面的に禁止で罰金払ってモンスターを処分しろとか言われたら、多分俺は政府を滅ぼすだろうけど……。
いや、アレか?コバンだったら最悪自衛隊と勝負しても勝てる気がする…そこに影から猫さん達が襲いかかる…………
第7艦隊でも多分秒殺できる。ど真ん中に飛び込めば…………。
マジでテロリスト対策をしとかなアカン気がしてきたなぁ…世界なんか征服したくないぞ俺は…面倒のほうが多そうやし!!!!
とか思考を別方向に飛ばしながら、お客様対応してたら、
さっきお遊びに出てくれた みのりが、
「怪人さん…おらへんの?」
カワヨ!!!!想定外!!
「ちょっと待っててね!?今お話してくるからー!!」
お姉さんのところへ走る!!耳もとで、
「怪人側も出るわ…!」って、伝えて、俺ははける。
舞台裏で変身して牙王もタイガオーに変身させて舞台に二人で現れる!騒然となる客席!!泣き出す子供もいる!!!!想定内!!
俺様は、お姉さんからマイクをもらう!
「あ~……お仕事終了?みたいな感じやで!?俺様達の味方してくれる奴には、サービスしたるからな!?!?」
かくしてはじまった、ヒーローと同時進行の怪人との握手撮影会!!タイガオーもねこねこ戦闘員も大人気である。ヒーローに負けてられるかい!!っつって アヴィリンスチームの奴等めっちゃサービスしてるし!?!?
なんやったらリトリーヴァー側を上回る勢いでアレしとるけど?
たまに混ざってる割といい歳のお姉さんとかなんなん?
大丈夫!!!!子供向けのヒーローショーイコール子供だましではないからな!?
アイツラはだませないから本気でやる必要がある!
なんにしても、コバン特製冷却スーツがあって良かった。
全身にイイ感じに冷えた液体が流れる全身タイツみたいな?
おかげで中身は、外より環境が良いまである。
そんなこんなで握手撮影会をこなして、自分たちの物販コーナーへと向かう。
結構繁盛してる。
「お疲れさんー!どない?」
「ショー終わってからたくさん売れ出したにゃー!」
ねこねこ戦闘員ストラップとかスライムさんのフィギュアは売れ筋アイテムの様だ。
大きなお友達がホブレンジャーフルコンプで買っていったり、結構太い商売になってるみたいだな。
よし、会場をそぞろ歩きながら、美味そうなものを買いに行こう!グリーティングだ!!
ヒーローショーのもう一つのお楽しみであるグリーティング、いわゆる、「ふれあいタイム」ってやつだ。
ダンジョン串焼やダンジョン唐揚げと言ったダンジョン肉の屋台を買い出ししつつ、子供たちや、大きなお友達との写真撮影や握手、サインに応じる。
大手の版権モノヒーローだと怪人や戦闘員の出番は無い場面だがここは、自由にやらせていただこう。
猫さん達も牙王も、大人気だ。子供達に、もふもふされておる。
リトリーヴァーこと舞帝も当然のように大人気である。
子どもたちだけでなく、大きなおねえさんのお友達にもだ。う、ぅ!羨ましくねえぞ!!??べっつにぃー!?
子どもたちや大きなお友達との楽しい交流が一段落したところで、背後から視線を感じる…!ダテにダンジョンで日々モンスター相手に切った貼ったしてるわけではない、そういう気配にはかなり敏感になっているのだ。
敵意ではないが…視線の来る方に、ぐりん、と首を回すと木の陰に、さっ!と隠れる奴が居る。
俺様は木の方へ走る。そこに隠れていたのは…大きなお友達(女子)だった。
「みいつけたー!!」ちょっと声のトーンを下げて、ご挨拶。
「ひう…!?!?」
怯える小動物の様だ…わし、なんか悪いことした!?
「どうした?暑くて体調でも崩したか?!」
「……はぅ……しゅき……♡」
「ぇ?!?!」
またもや想定外!!!!ヒーローショーの怪人など、怖がられるだけでグリーティングに出てもやんちゃなお子様かマニアックなおじさんぐらいしか寄ってこないので基本、参加しない。今回は自由にさせてもらってるが!
そもそもスタッフの数が足りんからな!ねこねこ忍軍のアテンド達がしっかりガードしてくれるウチの布陣はパーフェクトだ…。
今回のケースは…アレだな、やんわり距離をとる作戦で!
「怪人なんかに惚れるんじゃねえぜ?お嬢さん…?」
お嬢さんは、ぽふん!とアタマから煙が出たようにはねてそのまま木陰にうずくまった… 猫さんに介護を任せてその場を離れる。
あまりにも慣れていない事態が起きたのだ、しょうがあるめぇ…。
お嬢さんには、幸せになっていただきたい…。マトモなヤツと付き合って、いい暮らしをしていただきたい!!幸せを祈りながら、グリーティングは続く………。
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