30話 嫁様の帰還とミノタウロス狩り
本日も宜しくお願いします!
読んでくれてありがとうございます!
遂に嫁様帰宅www
今日も朝から久宝寺ダンジョン。飽きもせずにと思うかもしれんが、今日の俺はハンター!!!!
取れた肉は全部持って帰る!!
ねこねこ忍軍の食料で、我が家は自壊しそうだ!!
あいつ等!魔石あげといたら良いとか言うてたはずやのに
『コッチの食べ物美味いにゃ~!!』って
めっちゃ笑顔で言ってくる。
可愛い猫さん達に美味しいご飯を食べて貰うために頑張る。
今日は、肉は売らない方向の折り返しマラソンをはじめる。
猫さん達の笑顔に応えるために!!行くぞ!!!!
1〜5層に猫さん達を放ち俺等は10層へ!
全体を蹂躙して5層で合流!そこから一層にワープ!!
カイちゃんに、お疲れーって言いながら、二階の応接室へ
今回はお肉売らないけども!
合計ドン!!¥8,096,802!!!!
ココにCランク査定つくから…更にドン!!
¥8,906,482!
……、やべぇ、また、クソほど儲かった。
まぁいつまで続くかもわからんから、稼げるうちは稼いどこ。
そんなこんなで、我が家に嫁様と息子ちゃんが帰ってくる日と成った。義妹達が嫁様と息子ちゃんをクルマで送ってくれるというので夕飯の準備をしつつ待つ、今は大量の、高級肉(ダンジョン産)があるので、メニューは焼き肉だな。サラダも用意しとこう!!
夕刻になり、ウチに嫁様と息子ちゃんと義妹達が到着する。礼を言ってウチへと案内する。あらかじめ組み立てておいたベビーベッドへ息子ちゃんを寝かせる健やかな寝息をたてて、寝ている。クルマでもむずがることもなく寝ていたそうだ……。なかなか、キモが太い様だな。
「みんな、ありがとうさん!!今日はゆっくりしてって〜!んで、あらためて、おかえり!かーちゃん!」
「……、」俺の顔を、じーっと見る嫁様…………照れるがな…!?
「なんで、お前そんなに肌ツヤッツヤやねん!?」
「………!?えっ!?」
「こないだまで完全にお肌の曲がり角来てたのに折り返して20代前半レベルまで肌艶上がっとるやないかい!?さぁ吐け!?ナニをした!?!?」
「ダンジョンしか、行ってないけどな~?マジで…」
戦って、レベルアップしてって………ん?!もしや…ソレか?!
「あ~…多分…ダンジョンのレベルアップの効果かもしれん。」
あとは、ダンジョン食材と疲労回復にコバンのヒーリング能力も一役買ってると思われる。思わぬ副次効果があったみたいだ。
そもそも、運動不足とは程遠い生活にはなっていたが、そこまで影響が出てるとは思ってもみなかった。
「私もダンジョン行ってエエか!?」
「アカンとは言わんけど…もうしばらく、待とう?」
その時、俺に声が届く
『若の面倒なら俺達で観るぜ〜!』って、牙王!?
そんな事までやれんのか!?スゲえな?!
『御屋形と奥方様のためならやれるさ!!こちとら子育てにゃ慣れてるしな?』牙王…さすが、ハーレム野郎だけのことはあるな!!
『父?分身体を若のそばに置くぐらい、やれる。』
コバンお前もか!?しかし、分身とか、いつの間にそんな技を?スライムって改めてチート性能………。
わかった!ファーストレベリングで、明日嫁様連れてダンジョン行ってくる。
なる早で帰ってくるから!!だって息子ちゃんと触れ合いたいし!!
最小限で行って帰ってくる!
「あ、そうや!紹介しとこう。コバン!牙王!」
影からにゅっと、カオを出す牙王と、擬態を解いて俺の肩でふるふるするコバン。
「こいつ等が、俺の仲魔になったモンスター達!」
「ナニソレ!?可愛いやないかい!」と、嫁様。
まぁ、ぱっと見、金色のモチモチと自由に動けるぬいぐるみだもんな…。実際はめっちゃ強いけどね。
「義兄ちゃん!牙王ちゃん、抱っこしても良い?」
義妹達が言うので、牙王に確認をとるとうなずいたので
「いいぞ!しばらく戯れとって〜」
「うわ~!モッフモフやぁ〜!!」キャッキャしておる。
その間に、コバンに焼き肉コンロを設置して貰う。
さぁ宴だ!
肉をどんどん焼きながら、もりもり食べて、呑む。
ダンジョン産の肉は義妹達にも好評で、明日帰る時にお土産で持って帰ってもらうことにした。
翌朝、義妹達を見送り、ダンジョン行きの準備を整える。コバンの分身体にミルクとオムツを預けお世話係の猫さん達にお願いして、嫁様とふたり久宝寺ダンジョンへ向かう。
カイちゃんにご挨拶すると、
「おはようございます!…アレ?そちらの女性は?奥様?」
「ウチのとーちゃんが、お世話になってます〜!」
「いえいえ、こちらこそ~!」
「カイちゃん、嫁さんの初心者教習、頼むわー」
「奥様連れてダンジョン行くつもりです?また何で?」
「なんか、美容に良さそうやから!」
「……マジかこの夫婦…」
「カイちゃん…聞こえてんで、」ダダ漏れである。
探索者教習に嫁様をしばらく預ける。本当に簡単な講習で3時間ほどで終わるので、待ち時間の間に1人、 ダンジョンで一稼ぎする。
短時間で帰ってくるなら4・5層がベターかな。
ダンジョン入口に入ると、ご利用階数を問われるので、
「4層で!」と、答えると4層の階段際に出る。
「コバン、ナビ頼むな~?」
『まかせて、父。』
コバンのナビに、従いつつ久しぶりのミノタウロス狩りである。サーチ&斬る!ドロップはコバン任せでどんどん、回収してもらっている、バックアタックは牙王が対策してくれるのでまるで不安はない、安心安定の探索スタイルである。そうこうしてる内に、ノルマ達成のボーナスタイムに突入する。床を蹴る蹄の音が迷宮にこだまする。
「変身!」
地面からエフェクトが、ブワッ!!とほとばしり、俺から死蟲の姿へと変わる。
「俺様の歌を聴けぇぇえぇえええー!!!!」
黒毛ミノタウロスが、スピードを上げてこちらに向かってくる。巨大な斧が振りかぶられるが、コバンが斧を逸らす。防御に徹すれば、コバンに死角はない。防御しつつも敵の機動力(足)を消化したり、攻撃力(手)を消化したりとても優秀だ。走ってきた勢いのまま黒毛ミノタウロスが転倒しこちらに滑り込んできたのでかわしつつ、起き上がる前に背中から黒毛ミノタウロスのハツ(心臓)を突き刺す。跳ね上がり、硬直した後…ひときわ大きな光の渦に還ってゆく。いつもこの瞬間は美しいと思う。
全てのドロップを回収し、カロリーと水分を補給して、5層へ。寺内町を駆け抜け、たまに遭遇するワーキャットを斬り捨てる。神社の境内のポータルゲートに触れて1層へと戻り、買取所に向かう。肉の補充と猫さん達のおやつに魔石を確保して、特大魔石とバトルアックスと三味線の皮×5、を買取に回す予定である。
「ただいま〜!」カイちゃんに挨拶。
「おかえりなさーい!奥様、上でお待ちですよ!」
「うん、おおきにな」と、応接室へ向かう。
ブックマークやイイネやご評価☆いただけると幸いです!!
宜しくお願い致します!