27話 筋肉のスゴさと ヒーローショーの稽古
本日も宜しくお願いします!
怪人工房爆誕!!
読んでくれてありがとうございます!
128体カンスト後の、静かな、しかしヒリつく空気があたりを支配する。
「舞帝…来るで!?」
「…!!パンプアップ!!!!」
ナニソレ!?スゴいな!?血液を筋肉に巡らせてカラダが筋肉が、大きくなる!!
コレってスキルのチカラなの!?
それともトレーニーなら常識!?!?
良く分からんが、舞帝のカラダが一回りデカくなる!!!!
物陰から現れるホブゴブリン!ほぼ同じ体格のオトコがソコに立っている。冗談みたいな絵面だが、なんか納得してしまう。振りかぶられるホブゴブリンの大剣!!
懐に入り込んで、腕から弾きあげる舞帝!
「ウッラアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ゴッガァァァアアアアアアン!!!!
聴き慣れないレベルの衝突音をあげて、ガラ空きのホブゴブリンのアゴに舞帝の筋力マシマシのパンチがぶっ刺さる!!!!
そのまま、ホブゴブリンの顔面が背中ガワにぐるんと回り、勝負がキマる。ホブゴブリンが、光に還っていく。
一息入れて、舞帝が振り向く。半裸だが。
「どっすかね?」
「最高やん!?次も行けるか?」
「オークっすよね?イケますよ!良質のタンパク質なんで!!」
うん、ハルタ君よりヤバい奴かもしれん…。
リスポーンが始まるまでの時間を利用して、サラダチキンをモリモリ食す、舞帝。やっぱりソコはサラダチキンか。
鶏むね肉は良質なタンパク源である。水分とカロリーを補給して2層へ。
舞帝が雄叫びをあげる!
「ファアアアアアアアアッキュ!!!!」
地面からエフェクトが上がり、ファッキュマスクへと変身する!!!!
モンスターの密度が上がる、袋小路の入口で待ち構える。
こうすることでバックアタックを防ぎ、敵の攻撃を一方向にしぼることが出来る。なみいるオークを、折曲げ、蹴り倒し、殴り飛ばし、踏み潰す!
変身スキルのブーストは、激しい。まぁ、カロリーはメッチャ消費するけど。ぶっちゃけ食うだけでコレだけのブーストがかかるなら少々無理してでも、覚醒させたいスキルだと思う。
………、と、辺りが静かになった。ハイオーク登場の合図だ。
「パンプアァァアアアアップ!!!!」
湯気を噴出す勢いで血流が舞帝の筋肉を肥大させる!!
巨大なハイオークの圧力に負けぬ、プレッシャーが、舞帝の筋肉から滲み出る!
舞帝の闘い方はともかくインファイトだ。
武器というものは、必ず手の延長線にある。
それ故、離れようとすると一番加速している最先端付近の攻撃を受ける羽目になる。
故に相手の懐に入り込み攻撃の加速が成されぬうちに叩き潰すのがインファイトの基本である。
棍棒を振りかぶるハイオーク!振り下ろされるその前にその起点、手首を側面から叩き潰す!ブラリと垂れ下がる棍棒は、そのまま地へ落ちる。
「オラッ!」
鳩尾へ一撃!ハイオークがビクンと跳ね上がる!!
「セイッ!!」
金的を蹴り上げる!内臓をえぐられる痛みにハイオークが動きを停める!!
そこへ、ハイオークの頭上からカカトが落ちてくる。
戦鎚の様な一撃が!!!!
アタマを潰されたハイオークはそのまま崩れ落ち、ドロップアイテムを残してダンジョンに還る。
ファッキュマスクから舞帝に戻る。
「腹減ったッスー!!」
「うん、めっちゃわかる!」コバンが舞帝にサラダチキンと飲み物を渡す。モリモリ食べる。ゴクゴク飲む。
一息ついて。
「さて、稽古場行くか!!」と、3層へ向かう。
広いスライム緑地は、稽古場向きだ。変身後の馬鹿げた身体能力でも地面はズタボロにならないし、警備にねこねこ忍軍を配置しておけばまず、スライムによる事故も無い。安全な広場と言える。
「…、えー、それでは今回、久宝寺ダンジョンヒーローショーに参加するメンバーを発表します!!先ずはヒーロー リトリーヴァー役!!舞帝・マスダ!!」
「「「「にゃ~!にゃ~!!」」」」パチパチー!!!!
「冥宮帝国 アヴィリンスチーム!!怪人 タイガオー役!牙王!!」
「「「「にゃ~!にゃ~!!」」」」パチパチー!!!!
「アヴィリンス戦闘兵役!イチゴ!ニボシ!サンゴ!シナモン!」
「「「「ヨロシクにゃ~!!!!」」」」パチパチー!!!!
「そして、冥宮帝国アヴィリンス、アウトソーシング!!怪人工房店長不死身の昆虫忍者 死蟲役!!セヤマアキヲだ!!宜しくな!」
「「「「にゃ~!にゃ~!!」」」」パチパチー!!!!
「あと、まだ帰ってきてはいないが、ウチの嫁様がMC(司会のお姉さん)をつとめてくれる!!」
「奥方様が!!そいつぁ!光栄だな!」
かーちゃん、カリスマがガン上がりしてる、ねこさん達も、ほわああああああああああ!!ってなってる。
うむ、教育はうまくいってるようである。
「そして、PA(音響)と当日スタッフワークは、コバンとねこねこ忍軍の皆さんでやってもらいます!!」
「「「「「「「「にゃ~!がんばるにゃ~!!!!」」」」」」」」
うむ、元気が有ってよろしい!!当日はみんなに大魔石おやつで支給します!
久宝寺ダンジョンのヒーロー、そして俺の屋号、悪の個人商店、怪人工房としての活動がここから始まる!
台本を全員に配り、軽く読み合わせ、芝居の流れを確認して、その場で録音を始める。コバンが防音室を形成してくれるので不安もなく録音する。
牙王も、ねこねこ忍軍もなかなか、良い芝居をしやがる!
今回は全体芝居を録音で、俺が生マイクでお遊びをするパートに分かれている半パケという方式である。音源を編集してタブレット端末でポン出ししていくというカタチのショーでSE(効果音)のトラックを立ち回りに合わせてリアルタイムでコバンが押して鳴らすのだ。最近良く使われる方式のヒーローショーである。
普通のチームはスライムに音響スタッフをやらさんかもしれんが…。
牙王と舞帝がノリノリで殺陣をつけてる…。さすがダンジョンでのトレーニングとレベルアップで大迫力のアクションが展開されてる!コレはイイな!
各隊長達もさすがくの一、流れるようなアクションが美しい。飛んだりはねたり回ったり、ヤラれたら影に潜り込んだりと盛りだくさんのアクションシーンが出来上がっていく。そして最後は、俺様と舞帝の一騎打ちだ。手数は多くなくていい…。ただ、2人で全力をぶち込んでいく、パワフルでシンプルな剣殺陣アクション!
変身後の動体視力と身体能力を全力で燃やし尽くす短時間の立ち回りだ。イイぞ!!!!めっちゃ楽しい!!!!
全体を動画で撮影して、資料用に提出するものを用意して今日は、終了。3,4,5層を軽く流して最短距離でポータルゲートへ移動して地上へと帰還する。
この物語は概ね、フィクションです。
おおむねっ……!!
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