9話 ハイオークと怪人と造型屋
造型屋って強いんですねwww
二層に入る前にカロリー補給はしっかりした!
2回目の変身も問題無いだろう。
ハルタ君もプロテイン入りのカロリーバーを齧りながらここまで来た。
とりあえず、ソロのオークを見つけてハルタ君と闘わせてみる。
うん、まるで問題ないね!つか、鎧とか盾とかからブチ当たる時、岩が出てくるのナニ!?土属性防具…侮りがたし!
そのままぶん殴るし……
あ、オークが光に…肉と魔石になったな。
うん、安心して任せよう。
ハルタ君に声をかける。
「よし、変身したらさっきみたいにゾロゾロ集まってくるから油断なく!」
「はい〜、任せてください!」
お互いの背中をカバーして、変身!
ファーってエフェクト発生させて、俺様参上!
「俺様の歌を聴けぇ!!!!」
アチラコチラからオークが姿を現す。
「行くぜ!!!!」
「はい〜!」
トゲトゲのフルプレートが、オークの群に吶喊!!
砕け散り光に還るオーク!ハルタ君スゴイwww
もう勇者、と呼んでもええぐらいやん!
そのまま両手のガントレットに、土属性の岩石を纏い付けてぶん殴る!枯葉のように舞い上がるオークが、光に還りながら、魔石と肉を撒き散らす。
マジすげえ!やるじゃん!
コチラもやり散らかすぜ!初弾のオーク共は 炎の槍の火炎渦で蹴散らした。次の団体さんはファイヤボール(仮)で、吹き飛ばした。130体ぐらいのオークを片付けた頃合いで周囲の空気が変わる。
ゴブリン大量討伐のときの、あの静かな空気だ。
来た。きた! キタ!!!!
巨大なこん棒を携えた、他よりふたまわりはデカいオークが、俺様達の戦ってる場所の物影から姿を見せた!!
「ハルタ君、アレはヤベェぞ!!」
「いけますよ、防御は任せてください!!」
全身に岩石を纏いハルタ君はデカいオークに突進して行った。そのまま脚にしがみついてその地面と鎧を一体化して行くではないか!
やるやん!!動けなくすれば弱点はヒトと同じ。
ソレは……俺様の仕事だ!
デカいオークの膝を足場に、更に肩口まで飛び上がり、ヤツの頸動脈を目がけて剣をジェット加速する!
唸りをあげる剣が、見事に頸動脈と喉を断ち切った!
大きく息を吐き、デカいオークの散りざまを見上げる
ゴブリンよりもデカいキラキラで光に還って行くじゃねえか!
後にはオークの魔石よりはるかにデカい魔石と、例の紙に包まれた肉そして、宝箱がドロップしていた。
MVPのハルタ君に宝箱を開けてもらおう。
もちろん、
わなは、ない。
出てきたのはハイオークの持っていた、こん棒。
ハルタ君は気に入った模様。上げたり下げたりしている
「コイツも改造して使います〜」
「うん、メッチャ似合うな…」
「あの大きいオークとは仲良くなれそうです〜」
そうか、末永く仲良くな…筋肉での会話は俺様にはわからんし。
変身を解くと、腹が鳴る。
用意したおにぎりをがっつく。ハルタ君はソレを眺めつつ、
「セヤマさん、ハラヘリ状態を避けるんは正しいです〜筋肉を維持するにはソレが大事なんすよ〜」
いや、別に筋肉とかじゃねぇけど… まぁ変身すると腹が減る!たぶんメッチャカロリー使ってんだろうな…サラダチキンとかも食うべきだろうか?タンパク質大事!!
「さて、ハルタ君そろそろ上がるか!意外と疲れてると思うで、家についたらしっかり休みや〜」
「わかりました〜」
さて、買取所に売るものを出す。
ホブゴブリンの魔石(大)5000
ホブゴブリンの剣 50000
オークの魔石(中)800×130=104000
オーク肉 85×150=12750
ハイオークの魔石(特大)20000
ゴブリンの魔石とハイオーク肉、ロース肉とスペアリブはハルタ君と山分けすることにしたので買い取りから除外。あとゴブリンナイフはハルタ君に譲渡 で、今回の総買い取り金額は!
どーん!¥191,750!!!!
惜しい!もうちょっとで200,000やった……。
懐にガメた分を含めたら200,000は行ってるけど…なんか損した気分。ちなみに手に入ったアイテムをすべて提出する義務はない。報告義務はあるので、別にガメてるわけでもない。
一人頭 ¥95.875である。
保険も入れないような探索者稼業…果たして多いのか少ないのか……。
またもや、買取所のおねーさんからドン引きのお眼をいただきました。普通のオッサンになんでそないに。
と、そこでおねーさんから声がかかる。
「あの~セヤマさん?ご都合のつくときで良いんですが、こちらの聞き取り調査にご協力いただけませんか?」
あ、コレはアレか?俺なんかやっちゃいました的なやつ?
「構いませんけど、ナニに関して聞かれるかあらかじめ聞いといても、いい?」
「あー、スキルに関してお聞きしたいことがありまして〜こちらとしては未発見のスキルとかありましたら把握して置きたいな〜っと…?」ダメ?っていう風に上目遣い。
くっ!ツボをおさえてきやがる!いいだろう乗ってやる。
個人情報保護を約束してくれるなら問題なかろう。そのあたりを含めて、彼女には聞いておく。
「一応飯のタネなんで情報料がもらえるなら応じます、あと、保有スキルとの紐づけはいずれバレるとは思いますが…」
「もちろんです!将来的に有望な探索者さんに長期間活動してもらいたいですから、こちらとしても色々便宜をはからせていただきます!」
うお、メッチャ笑顔…。
「じゃあ…明日とかで良い?今日はもう上がろうかと思ってるので」
「もちろんです!明日の都合の良い時間でよろしくお願いします〜!」
そして、その日は無事に帰路についた。
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