美女が無能な怪盗のせいで災難に遭う話
深夜、綺麗な長い赤髪の美女が悪魔によって暗い廃墟の床下に誘われていた。その美女の真っ赤な身長より長いロングヘアは隙間風でサラサラと靡いている。
「も~!枝毛になっちゃったわ!どこなの?ここ…」
美女は悪魔に誘われた際に髪も服も乱れてしまっていた。
そこに悪魔祓いを頼まれた怪盗が現れ美女の恐怖に喘ぐ声を悪魔の声だと勘違いし、火炎放射機と電撃機で床下に攻撃した。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
美女は電撃を帯びた火炎に覆われた。
「きゃあああああああああ!!!!!!!!」
火炎の残り火が美女の髪先に引火したのだ。
「いや~~~~~!!燃えてる燃えてる~~~~~!!!!」
美女は女の子走りで、必死に走り回った。
「うわーーー、火の玉だ!」
怪盗はそれを火の玉だと見間違えた。
その時、火が消えた。
「ああああん!私のサラサラつやつやヘアがーーー!キューティクルがーーー!!!」
美女のきれいな髪の毛は所々焦げて逆立ち、ぐちゃぐちゃになってしまった。
怪盗はまた、電撃と火炎放射で攻撃した。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
美女はまた電撃を帯びた火炎に覆われた。
火炎の残り火が、また美女の髪に引火したのだ。
「きゃあ~~~~!!!また燃えてるまた燃えてる~~~~~!!!!」
美女はまた女の子走りで、必死に走り回った。
「うわーーー、また火の玉だ!」
探索隊はまた火の玉だと見間違えた。
その時、火が消えた。
「私の美しすぎる赤髪がぁ…壊されたぁ~ん~~!!!」
美女の赤いロングヘアは真っ黒にこげてちじれてしまった。
怪盗はまたまた、電撃と火炎放射で攻撃した。
ビリリリリリリリ!!!
ブォーーーーー!!
美女はまたまた電撃を帯びた火炎に覆われた。
火炎の残り火が、またまた美女の髪に引火したのだ。
「じゃじゃすじゃ~!!!!またまた燃えてるまたまた燃えてる~~!!」
美女はまたまた女の子走りで、必死に走り回った。
「うわーーー、またまた火の玉だ!」
怪盗はまたまた火の玉だと見間違え、恐ろしくなってその廃墟から逃げ出した。
その時、髪が完全に燃え尽きた。
「私の長い赤髪は私の唯一愛する親友だったのに…生まれてから一度も切らずに懸命にお手入れして大事に伸ばし続けた努力の結晶が…朝な夕なにお手入れする私の唯一の生きがいが奪われたぁ…私の命よりも大切な赤いロングヘアがぁ」
美女の真っ赤だった長い髪は真っ白に燃え尽きてしまっていた。美女は絶命した。




