復讐でけた。
俺はオーソトリアへの道を歩いていた
見た目はどこにでも居そうな服装をしており黒い綿パンに丈が長いトレーナーを着てフードをかぶっている。
ふっ完璧だ。これも隠蔽スキル様様だな。ははははははっ。
「たしか、テンプレだと…」
と思っていた側から目の前に盗賊と貴族が乗るような豪華な馬車があり、それを守るかのように銀色の甲冑を着た騎士がいる。
「ktkrテンプレ!」
俺は真っ先に盗賊へと妖刀カラクリと妖刀ミカヅキを持って走って行った。
そして、
「助太刀に参ったぞ!そこの騎士たち!」
すると銀色の甲冑を着た騎士から、
「ありがとう!」
と言われる。
一方盗賊は、
「あぁんん??にいちゃん誰だよ?」
「旅のものだ。死にたくなければ3秒以内に立ち去れ。」
「「「「はははははっ」」」」
「3」
「ほーらさっさところしてみなよぉ?」
「2」
「はーやーくぅー」
「1」
「ほぉらにいちゃぁーん、さっさt…」
その瞬間20人近くいた盗賊たちの首は胴体から切断されて空中へと舞っていた。
「だから、行けと言ったのに。ふんっ。」
人を殺してもなんも感じない。
これは復讐する上でとても嬉しいことだ。
などと、考えていたら馬車からある人物が降りてきた。
「先程は助かりまし…た…」
聞き覚えのある声だ。
そう、クリストファ=ソリエドだ。
「ニヤッ)よぉ、久しぶりだなぁ?クリス??」
俺は白髪紅眼だがどうやらわかってくれたみたいだ。
「あ、あ、あ、あ、あああああああなたは…ゆう…か…」
「あぁ、そうだぞ?」
クリスの頭の中には二つの考えがよぎっていた。
一つは申し訳ないと思うこと。
彼女はムニエラ=ソリエドことクリストファの父親の「勇者追放令」に目の前で蔑むような目をして彼を見ていたことがあったためだ。彼女は父親の言うことには逆らえない。それに、自分の惚れた男よりも今ある陛下の娘という立場の方が大切だったためだ。それに絶対生きて帰ってこれなかっただろうと思っていたからだ。だが今になって後悔をしている。彼は今目の前で盗賊の首を一瞬で吹き飛ばしたのだ。それに彼の持っている刀からは禍々しいオーラが感じられる。下手をしたら自分の命が危うい。
二つ目は嬉しいと思うこと。
なにせ、自分の惚れた男が戻ってきているのだ。とても容姿は変わっているが。それにとてつもなく強いこれなら、この国トップの騎士団長と張り合えるだろう。つまりこの男がいるだけでこの国は安全だという可能性が上がる。
一方優華は、ニヤニヤしながらクリスの方を見ている。
どうやって復讐しようか、どうやって拷問しようか、どうやって地獄を見せてやろうか考えていた。
「ゆ、ゆうか、無事でしたのね!とても心配したんですよ?」
といいながら近づいてくるので俺は、笑いながら
「はっ、何を言っているんだか。」
「え?…」
「お前はアホなのか、あのクソ野郎の隣で俺に対して蔑むような目を向けながら、廃棄しやがって。俺はなずっと考えていたんだよ。お前ら王族にどうやって復讐しようかとなぁ?」
「ぁ、ぁ、ぁ、す、すいませんでした!わ、私が…」
「あーそういうのいいから、さっさとオーソトリアに戻ろうぜ?」
ニコニコしながら俺はそう言う。
「ビクッ)は、はい…」
とここで、先程戦っていた騎士から声をかけられる。
「すいません、私は王国騎士兵のコペットと申します。突然ですがよろしいでしょうか。貴方とクリストファ様のご関係についてお教えしてほしいです。」
「関係ねぇ…えっとねぇ…」
「ちょ、ちょっと待って下さい!コペット!貴方に知る権利はありません!」
「ですが、クリストファ様、貴女がこんなにも怯えているところを見るのは初めてです。」
「良いのです!関係ないです!今すぐオーソトリアへ向かいますよ!」
「わ、わかりました。」
といって俺とクリスは馬車に乗る。
「おい、クリス」
「…は、はい…なんでしょうか」
「城に戻ったら話がある。お前の部屋に案内しろ」
「わ、わかりました。」
「それとな一つ覚悟しておけ。」
「なにをでしょうか…」
「お前の父親、国王は今日か明日で死ぬことをな。」
「!!それだけは!それだけは!許してください!なんでもしますから!お金はあげます!権力を望むなら爵位も差し上げます!ですから、どうか、どうか…」
「ほう…お前の頑張り次第では考えてやっていいぞ。」
「ほ、ほんとですか!?」
「ああ、頑張り次第ではな。」
クリスは嫌な予感がしていた。
そうこう話しているうちに国城前まで着いた。
そして、城へと足を踏み入れる。そして、クリスの部屋へと向かい、部屋に入る
「そ、それで話とはなんでしょうか。」
「クリス、服を脱げ」
「え…」
「聞こえなかったのか?服を脱げといったのだ。」
「そ、それで父上は助けてくれるのなら…」
そう言い服を脱いで行く。
優華は思った。やはりと。
この女はまだ俺に惚れている。それに加えて、お前の父親を殺すと言った時僅かだが喜んだ気もした。やっぱり何か引っかかる。
そうこう考えているうちにクリスが声を発した。
「ぬ、脱ぎました。」
ふむ、スタイルは良い。美人だ。だが、これからはどうかな。
そして俺はクリスをベッドに押し倒し、口を封じて無理矢理犯しまくった。
気づいたらもう夜中だ。
クリスはベッドで気絶している。
もちろん犯すだけじゃなくて、殺すよ?
と思いながら、イザナミを構えて、
ザシュッ
と言う音を立てながらクリスの首が胴体から離れた。
あぁ爽快だ。気持ちいい。
そして俺は服を着て顔などを隠蔽して、とある部屋へと向かった。
コンコンと扉をノックする。
「はい」
と扉が開くと目の前には由美がいた。
「え?もしかして、優く…!」
俺は咄嗟に由美の口を塞ぎ部屋へと入る。
そして
「よう、由美。久しぶりだな。」
「優くん!優くん優くん優くん!会いたかったよ!死んでたらどうしようってずっと思ってて!グスッ」
と抱きついて来た。
「由美、もっと話しておきたいがそうはいかないんだ。」
「え?」
「いまから俺は復讐をするんだ。俺を森へと廃棄した奴らをな…」
「そ、そんな、優くん…許してあげないの?…」
「あぁ、そんなつもりは毛頭ない。」
「そっか…うん。わかったよ。」
「ありがとう由美。由美ならわかってくれると思っていたよ。」
「うん、優くん、私優くんに着いていきたいけど勇者のパーティだし、聖女だかr…」
「大丈夫だ由美。心配はいらない。」
と由美の言葉を遮りそう言い放つと俺は扉の方へと向かった。
「優くん、また、会えるよね?」
「あぁ、絶対に会えるさ。」
「うん!だよね!ありがとう優くん!またね!今度は私から会いに行くよ!」
「おう、じゃあな由美」
と、扉から出て真っ先に国王の寝室へと向かう。
ガチャッ
「よぉ、クソ野郎。」
「な!?貴様は誰d…え、」
「久しぶりだなぁ、ムニエラ=ソリエド?」
と言いながら俺は影の間を発動させる。
「おい!!おい!!!!誰か来ないか!!侵入者じゃぞ!!!」
「あーー無駄無駄、もうあんた詰んでるからwwww」
「な!?くそ!」
とりあえず俺は大鎌クルシオを構えてムニエラの四肢を切り離した。
「ぐあぁぁぁっぁぁぁっぁぁあああっっぁああぁぁぁああっぁぁぁっぁ」
そして、手に赤黒い雷を纏わせる。纏雷だ。
そして腕と足があった場所に触り、傷口を熱で塞ぐ。
「うーん、なんかクリスのやつで飽きた…もういいや、殺そ」
と言いためらいなくクルシオを振り下ろす。
はぁ、つまらねぇ。
まぁいいや。復讐できたし。
明日は冒険者になるために、街をうろつこうかな…
次回から冒険者になります