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正義を過信する男とヤンデレ王女

すいません今回短めです。

目の前に広がるのはいかにも玉座の間って感じの大きな部屋だった。


「よくぞきてくれた!勇者たちよ!いきなりですまない!我が国オーソトリアとその他の4国は魔王軍によって侵略されつつある!私たちを助けてくれ!!」


やっぱり、予想通りだ…


「すいません!少しよろしいでしょうか!」


そう手を上げながら言い放ったのは英雄勇人だ。


「よろしい!発言を許そう」


「ありがとうございます!今私たちはとても混乱しています。どうか落ち着ける場所を用意してくれませんか??」


「うむ。そうだな。クリフや、談室に案内してやれ」


「わかりました。陛下殿」


ほーう勇人ね…なかなか頭が回るじゃないの…


そう思いながらクリフと呼ばれる男に皆ついて行く。


途中俺にふと声がかけられる。


「優くん…私たちどうなったの?…不安だよ…」


こんな時に俺がいるから大丈夫などと声をかけれたらいいだろうが生憎俺も落ち着かない。


「あの陛下と呼ばれる男は俺らのことを勇者と呼んでいたから、俺らは少なくともひどい扱いは受けないと思う。」


「でも優くん…ここ絶対に日本じゃないよね…」


「あぁ…そうみたいだな…とりあえず談室というところで、ゆっくり皆と話そう。」


そうこう話しているうちに談室と呼ばれる部屋の前に着いた。


「これからはみなさま方だけでお話しください。私たちは一切関与しません。では失礼します。」



皆部屋の中にある椅子に腰をかける

そして勇人が声を出す。


「みんなこれからどうする??僕はあの陛下と呼ばれた人が私たちを助けて欲しいと言っていたことを覚えている。それに加えて僕たちは勇者と呼ばれていた。つまり、僕たちにはここの人たちを助ける力があるということだ。だから少なくとも僕はこの力をここの人たちを助けるために使おうと思う。みんなの意見を聞きたい僕に着いてきてくれるかい?」


「おうとも!!おれは勇人に着いて行くぜ!!」

「わ、わたしもよ!!」

「あたりまえだろ!!」

「勇人万歳!!」


やばいなこれは…

何がって??こいつらは正義を過信しすぎている…それに陛下のとなりにいた女あいつはやばい…間違いなく一番腹黒い。ここにいる誰よりも…あいつにだけは関わらないでおこう…


「ねぇ、ゆうくん…」


「ん?どうした由美、体調でも悪いのか?」


「ううん、そうじゃなくてね、私勇人くんに着いていこうと思うんだけど優くんはどうするのかなって思って…もしよかったら着いてきて欲しいの…」


もちろん答えは決まっている。


「もちろん着いて行くよ」


「よかった!ありがとう優くん!」


「ふむ、全員落ち着いたし僕の意見にも賛同してくれたみたいだね!良かったよ。とりあえず、陛下のところに戻ろうか!」


と言って僕たちは先ほどの玉座の間へと戻る


「おぉ!戻ってきたか!」


「はい!ただいまお戻りしました。陛下殿。」


「ふむ。ご苦労じゃぞ!」


「陛下殿お願いがあるのですが…」


「ん?はて、よいぞ!」


「私たちは精神的にも肉体的にも今日はとても疲労しております。ですので、今日は休息をいただきたいです。」


「ふむ。了解したぞ。クリフや、勇者達を自室へと連れて行け。それと自己紹介は明日からにしようぞ。」


「「わかりました。陛下殿」」


といい、今は案内された自室にいる。

明日は称号付与水晶というものを使い、それから、鍛錬するらしい…

それにしても、やはりあの陛下の隣にいた女は不気味だ…なぜかわからないが…それに、目があった時にこちらが見たら頬を赤らめてすぐそっぽを向いてしまった、………まさか…なw…うん考えるのをやめよう。うん。

そんな考え事をしていたら扉がノックされた。

由美かなと思いながら扉を開けたら


あの女がいた。


(まずい、実にまずい状況だ…)


「こんにちわ、貴女は陛下の隣にいた…」


「クリストファ=ソリエドです。今後お見知り置きを…」


「はい。よろしくお願いします。私の名前は須藤優華と申します。須藤がファミリーネームです。優華とおよびください。」


「でしたら私もクリストファと呼ばずにクリスと呼んでください。」


俺は察したこのクリストファという女は俺に惚れている…困ったな、敵対視されるより面倒だ。


「わかりました。クリス様。」

「クリスと呼んでください。(ニコッ」

「は、はい。クリス…」

「(ニコッ」


「ど、どうぞ中へ入ってください」


「ええ、そうさせてもらいます。優華?」


「は、はい」


ちっ面倒だ…クソが…しかも、美人なところがまた面倒だ…はぁ…


「どうぞそこの椅子に腰をかけてください。」


「あらあなたはベッドの上ですの?」


「え、ええ」


嫌な予感がする…それも本当に嫌な予感だ。


「なら私もベッドの上に失礼しますわ(ニコッ」


「…わかりました…クリス」


ほらみろやっぱりな…もういい、適当にはぐらかして帰ってもらおう。


「クリス…はなぜここの部屋にきたのですか?」


「あら、敬語はいいんですよ?(ニコッ」


「わ、わかったクリス…」


この女うぜぇ…顔に出ないようにしなければ。


「はい!それでよろしくお願いします!」


「と、ところでクリスはなんでここにきたの?」


「私優華に話があったんです。」


「話とは?」


「よかったらの婚約者になってくれませんか?」


「な、なななぜでしょうか…」


「一目惚れというのをしてしまいました…大好きです優華…愛しています…」


あぁ、そうきたか、もう限界が近づいてきた…この女…ただ本気で恋をしている女の目を俺が知っているのもまた嫌だ…お早くに退出を願おう…


「すいません…いきなりのことでとても動揺しているんですが考えさせてもらってもよろしいでしょうか…今日は、とても疲れました…」


「…わかりました…それと敬語になっていますので直しておいてくださいね。明日の夜また来ます。返事はいつでもよろしいです。今日はもう失礼いたします。」


「部屋まで送っていこう。」


「ええ、ありがとうございます」


クリスは明らかに落ち込んでいる。

これで良かったのか…うん、良かったんだ。

クリスを部屋まで送っていった後考えていた。


「まぁ、今日は疲れたしもう寝るか。」


優華は忘れていた。ステータスを隠蔽することを…

これさえ忘れていなければ。



本編かな…はぁ、受験やだあああ。。。クリスのくだり入れなかったほうがよかったかな…

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