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『究極の親孝行』:知恵の差、三十里*中国故事より

作者: 詩織





(*´∀`*) 『知恵の差、三十里』って、

話し知ってる~?



(*´д`*)知らへん、、、

また、小難しい話と違うん?

そうゆん、あんた好っきやな~




(*´∀`*) そうかー、知らんか~

なら、そっから話さんとあかんね~

長くなるとしたい話が出来んで、

ザザッとするな~




(*´д`*)ああ、朝からしんど、




(*´∀`*) このお話は、

むかし、むかしの中国の三国時代、

三国志でも英雄の曹操そうそうが 

若いころ、

友達の楊修ようしゅうと一緒に旅行して

通りかかったところに石碑が立っていた。


その碑の裏に刻まれた八文字

黄絹幼婦外孫(韲)こうけんようふがいそんせいきゅうの意味を


※せいの字がガラケーで反映していませんでした。

牙に 枚の(木へんがないもの)の下に 韮です。


曹操が

(`・ω´・)+ 「君、この意味が判るか?」


と、楊修に聞く


すると、楊修が事もなげに


うふ♪(* ̄ー ̄)v「判るよ。」


と、答える、


( ̄~ ̄;)「わかるんかい、、、」


(`・ω´・)+ 「 楊修、少し待ってくれ

僕にも考える時間をくれたまえ、」


うふ♪(* ̄ー ̄)v「いいよ♪」

「 幸い時間だけは、たっぷりある

ゆっくり考えたまえ。」





曹操は歩きながら考えた。

三十里行った所で、、、

ようやく解った!




(*´д`*)三十里って?



(*´∀`*) ああ~(笑)

日本の五里、

おおよそで、4000メートルくらい

1Kmは大人の足で15分位で歩ける計算で

1里は1時間で歩ける距離。



(*´д`*)とすると、五里は、

ご、ご、、、5時間~!



(つω`*)歩けん、、、



(*´∀`*) そっちかい、

ウチは5時間も考えてた方に

関心したわ~(笑)



でな~、


やっと判った曹操は、

答え合わせをするんに

楊修に書かせ、自分も紙にしたためた。



書き終わって

楊修が書いたものを開いてみると、

こう書かれていた。


黄絹は色糸のことで漢字に書くと「絶」、


幼婦は少女のことで「妙」、


外孫は女子のことで「好」、


韲臼とは、辛からきを受くから「辞」


つまりニラは辛からいので

食べたくないのに押しつけられるのだから、

辛きを受くというシャレで、



♪(* ̄ー ̄)vつまり、

この八文字は『絶妙好辞』ということだね。



※『絶妙好辞』意味としては、

石碑に書かれた言葉(誄辞)を

ほめた言葉だと云った。





曹操も同じことを書いたのだが、

感心して楊修に言った。




( ̄~ ̄;)

「僕の才は君に及ばざること三十里だ。」



※知恵があるのと無いのとでは、

その差が甚だしいことを

「知恵の差、三十里」とか「三十里の知恵の差」という。



(*´∀`*) って、話や、が、

今日の話はこれじゃ~なくて、



(*´д`*)ええ~?

長いやん、もう十分長い。

昼んなってもうたーーー(笑)








漢(かん、拼音: Hàn)は、中国の王朝。

通例、前漢(紀元前206年 - 8年)

後漢(25年 - 220年)の二つの王朝を総称して、


「漢王朝」と呼ばれる。

ここから転じて中国全土や中国の主要民族を指す名称ともなった。




その漢代のの曹娥そうがの碑を

ふたりが通り過ぎたことが

この話の発端だが、



なんせ詩織には、

中国語の意味がよくわからない

孝女とは、なんぞや?

五里とは何メートル?

そもそも、、、

漢代って、なんよ~(´-ω-`)?



こうして、一つ書くたびに、

あーじゃない、こーじゃないと

文献を紐解き


また、

一つ薀蓄を仕入れる詩織であった。(笑)



(*´д`*)で?孝女ってなんだったん、



(*´∀`*)孝女は親孝行な娘のことだった~。



(*´д`*)どんな風に?



(*´∀`*) ん♪

それが、今日のお話し。(笑)



(*´д`*)まえがき、長っ!

ちょっとした詐欺師顔負けw




(*´∀`*) (笑)


曹娥言う 14歳の女の子が

後漢時代にいてな、


漢安二年(一四三年)の五月五日に


父親の曹旰(そうかん)

神官で神様【婆娑神】に

洪水を鎮めてもらう祈りを捧げてて

溺れて死んじゃうんね、



(*´д`*)、、、可哀想やね、、、



(*´∀`*)

だけど、遺体が上がらんのよ、

娘の曹娥は17日間泣きつづけて

思い立つんやね


【婆娑神】に


「死体の在る所に衣が流れるよう」に

自分の衣を水に投げ祈る。


すると、

衣はある所に到って、


静かに沈んでいった。



それを見ていた曹娥は、

自ら崖から身投げして


数日後に

父の遺体を抱いて浮かび上がったんやて…



(つω`*)ん、、、


死ぬことあらへんのにな、



(*´∀`*) そやな、、、





”遠かれど 我 赴かん 雪溶けぬ間に”


詩織





※参考資料

『後漢書』七十四

「列女伝 孝女曹娥伝」に記。  






なお、このように漢字を”へん(偏)”と”つくり”とに分解し、

あるいは、その字を適当に組み合わせて一成語にして、

迷字(謎)を作ることを”離合迷字”と云い。


「内中に人ありで、肉」

「八木・・・米」

「草木中に人ありで、茶」


とか、


日本では


「二貝の女が木にかかるで、櫻(桜)」

「糸し、糸しと言う心で、戀(恋)」

という漢字ができる。



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― 新着の感想 ―
[良い点]  語源や故事。  こういうの、私は好きで、本編を興味深く読みました。  漢字の成り立ちとか、分解して考えるのなんか、やはりおもしろいですね。  調べるの大変だったと思います。
[良い点] 『究極の親孝行』投稿お疲れ様です。  いやあ、本格的な歴史蘊蓄物ですね~♪ 貪るように横光三国志や蒼天航路という三国志漫画を読んできたのですが、今回のお話は全然知りませんでした(笑) …
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