①
目が覚めるとさっき居た空間とは真逆である真っ暗な空間に居た。
ここは恐らく母体の中であろう。水中ににいるときの感覚と栄養や酸素がおくられてくるのがわかる。
じいさんめ、なんのせつめいもなくいきなり飛ばしやがって! 説明くらいしろっての。しかし暇だな。ここで魔法をぶっ放す訳にはいけないし。魔法が使いたい。
「なんじゃ? お主、まほうが使いたいのかの?」
『ぬぉああ!! なんだ!? なんでじいさんの声が聞こえるんだ!?』
突然じいさんの声が頭の中に響く。
「なんじゃ、そんなこともわからんのか。簡単じゃろ。わしがお主に直接話しかけておるのじゃ」
じいさんが子供でもわかるように説明してくる。
『そんなことわかってるよ。なんで、じいさんが俺に話しかけてくるのかって事だよ』
「我が子が悩んでいるときに声をかけるのは当たり前じゃろ。それで本題じゃがお主、魔法が使いたいのかの?」
『あぁ。当たり前じゃないか。なんためにスキルを取ったと思ってるんだ?』
俺はそう言う。
「あぁ、そうじゃったな。そうじゃ、ステータスをみるがよい」
俺は言われた通りにステータスを見る。
…………………………
【名前】不明 【性別】不明
【年齢】不明 【種族】不明
【レベル】 0
【 称 号 】なし
【 H P 】 1200/1200
【 M P 】 1100/1100
【 筋 力 】 1200
【 耐 久 】 1200
【 精 神 】 1100
【 魔 力 】 1100
【 俊 敏 】 1200
【スキル】
大剣術 (S)
体 術 (S)
加減 (S)
威圧 (S)
空中動作(S)
身体強化(S)
全魔法 (S)
魔力感知(S)
魔力制御(S)
野営術 (S)
鑑定 (S)
偽装 (S)
解呪 (S)
解体 (S)
魔法多重展開(S)
多重思考 (S)
無詠唱 (S)
全攻撃耐性 (S)
家事 (S)
【加護】
創造神の加護
…………………………
「どうじゃ?」
『どうじゃってどういう事だよおおおぉぉぉ!!!!!』
俺は思わず叫ぶ。
スキルだけって言ったはずなのにステータス全部設定した通りになっている。
「いやの? 訳があるのじゃ。スキルのランクを変えるのは一つずつしかできんのじゃ。それがめんどくさくての。全部選択してやったら操作を間違えたのじゃ。仕方ないじゃろ?」
じいさんは言い訳を語り始めた。
俺は呆れた。
『まぁいっか。代わりにこの世界についてと魔法の使い方位教えてくれよ』
「そんな事でいいのかの? それくらい朝飯前じゃ! で、どっちから教えて欲しいのかの?」
じいさんは自信満々に答え、どっちから聞きたいか質問してくる。
俺は魔法からと答える。
「そうかの。ではまず、魔法とはのーーーー」
じいさんはそう言って話し始めた。