プロローグ 3
「さて、手続きをはじめるぞい。と言っても簡単じゃ。本当に異世界に行ってもよいかの?」
じいさんが本当に良いか聞いてくる。
『あぁ、いいよ』
「では、まず、お主のステータスを決めようかの」
『ステータスって決めれるのか?』
俺はステータスが決められるのか尋ねた。
「決めれるから決めると言ったのじゃよ」
『そうか。すまない。進めてくれ』
「まぁ良い。ステータスを決めるのはお主じゃ。ステータスポイントなるものがあっての、そのポイントを使ってステータスを決めるのじゃ。お主のポイントは3ポイントじゃ」
『え、え? 3ポイント? 本当にか?」
俺は聞き間違えかと思い聞き直す。
「お主|自身が持っているポイント《・・・・・・・》は3ポイントじゃ」
『俺自身ってことはまだ増えるのか?』
「なんじゃ? ポイントが全く振れないと思っておったのか? 安心せい。お主には異世界に行ってもらうために特別に1000ポイントを進呈しよう。どうじゃ? 吃驚したかの?」
『じいさん、そういう事は最初に言ってくれよ! 向こうでの人生始まる前から終わってるとこかと思ったじゃないか!』
俺はそう言って文句を言う。
「ふぉっふぉっふぉ。さっきのお返しじゃ。ふぉっふぉっふぉ。さて、話を戻すぞい。まずはステータスを決めておくれ。名前、容姿や種族、年齢は決めれないからの。注意するのじゃ。尚且つ、設定した能力からステーとではないぞ? 自分で努力しないとなれないからの? さて、ステータスを見るのには〈ステータスセット〉と念じるのじゃ」
俺は言われた通りにステータスセットと念じる。
…………………………
【名前】不明 【性別】不明
【年齢】不明 【種族】不明
【レベル】 0
【 称 号 】なし
【 H P 】 0/0
【 M P 】 0/0
【 筋 力 】 0
【 耐 久 】 0
【 精 神 】 0
【 魔 力 】 0
【 俊 敏 】 0
【スキル】
なし
【加護】
なし
…………………………
元はこんな感じか。これから全部決めてくって感じだな。少し気になることが。
『なぁ、じいさん。少し聞きたいことがあるんだがいいか?』
俺はそう言ってじいさんに話しかける。
「なんじゃ?答えれる範囲なら答えるぞい」
『これから行く世界の人々のステータスの平均はどれくらいなんだ?』
「平均かのぉ? そうじゃのう。一般成人男性のHPの平均が10くらいでの、筋力などは5くらいじゃ。因みに世界トップの人外はHPが250くらいで筋力などは75位くらいじゃ」
おぉふ。一般人低っく、トップ高っか。
「因みに1ポイントあたりどれくらい上がるんだ?」
「1ポイントにつき1と言いたいところじゃが、お主の場合特別に10ポイントにしてやろう。いいか? と く べ つ に じゃぞ」
やぁい、じいさんの太っ腹!
さて、決めるとするか!
筋力とかはあとで決めよう。
まずはスキル。
俺は剣士が好きだ。ハンティングゲームでも剣を選ぶ。しかも大きな剣、大剣を選ぶ。ということで武器は大剣にしよう。
それにしても大剣のスキルなんてあるのか?
『じいさん、大剣使い用のスキルってあるのか?』
俺はじいさんに聞く。
「あるぞい。大剣術というのがの。言い忘れておったがスキルは取得したいと念じれば追加されるぞい」
俺はじいさんに礼を言い進める。
大剣術を取得したいと念じるとスキルに追加されていた。
あとは、魔法も使いたいな。めんどくさいから全部取得するか。
野営の準備も出来た方がいいよな。
剣を使うなら体術も必要か。
空中での動きも出来た方がいいよな。
鍛冶もできる方がいいか。
鑑定もいるか。
鑑定と言ったら偽装でしょ!
身体強化も欲しいな。
解呪もいるかな。
家事もいるね。
加減も必要か。
威圧もいざという時に必要だね。
全てへの耐性が必要だね。
魔法を何個も同時に発動したいな。
解体スキルもいいねぇ。
無詠唱もほすぃー。
こんな感じかな。
今のステータスをどうぞ!
…………………………
【名前】不明 【性別】不明
【年齢】不明 【種族】不明
【レベル】 0
【 称 号 】なし
【 H P 】 0/0
【 M P 】 0/0
【 筋 力 】 0
【 耐 久 】 0
【 精 神 】 0
【 魔 力 】 0
【 俊 敏 】 0
【スキル】
大剣術 (S)
体 術 (S)
加減 (S)
威圧 (S)
空中動作(S)
身体強化(S)
全魔法 (S)
魔力感知(S)
魔力制御(S)
野営術 (S)
鑑定 (S)
偽装 (S)
解呪 (S)
解体 (S)
魔法多重展開(S)
多重思考 (S)
無詠唱 (S)
全攻撃耐性 (S)
家事 (S)
【加護】
なし
…………………………
こんな感じになった。残りのポイントは810ポイント。こんなもんでしょう。
次は筋力とかか。
とりま、全部に100ずつ振って、あまりは110。更に10ポイントずつ振って、残りは40ポイント。HP、筋力、耐久、俊敏に10ポイントずつ振って、残りは零。オッケー!
じいさんい知らせるか。
『おーい、じいさん、できたゾォー』
「……………ぐおおおぉぉぉ、プシュー。ぐおおぉぉぉぉ、プスぅー」
ね、寝ているのか? とりあえず起こすか。
『じいさーん、起きろー。……………このクソジジイ!起きろっていてんだろボケがぁぁ!』
「ブヘッッ! な、なんじゃ! 何が起きたんじゃ!」
じいさんは息が詰まったのか変な音を立てて飛び起きる。
『やっと起きた。どんだけ眠いんだよ」
「それはこっちのセリフじゃ! 378年も時間を掛けおって。どれだけ迷うんじゃ!」
『そんなに時間経ってたのか?』
俺は聞き直す。
「………う、嘘じゃ。で、でも!1時間は掛けすぎじゃろ!」
俺は無言でじいさんを見つめると本当のことを言った。
『そうなのか?本当に?』
俺はまたカマをかけてみる。
「う、嘘じゃ。みんなそれくらいかけておる。嘘ついてすまんのぉ」
『じゃあ、お詫びということで幾つかスキルをSのまんまにしてくれ』
「わかった。して、そのスキルはなんじゃ?」
『加減、威圧、空中動作、身体強化、家事、野営、解体、解呪、鑑定、偽装、多重思考、魔法多重展開、こんなもんだ。
「そんなにあるのかの。いっそのこと全部Sのまんまにしといてやろう。それでいいかの。よし、いいことにしておこう。これで手続きは終わりじゃ。短い間じゃったが楽しかったぞい。またの!
『おい! ちょまてよ! ま……て………………』
言い切る前に意識がきれてしまった。
俺が次に目覚めた場所は、さっきいたところとは真逆の真っ黒の空間にいた。