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妄想
これは妄想なのだが
近い将来、技術革新は奇跡を起こし
人間を超えた機械を作り出せるだろう
もしそうなったら
いや、そうなる過程で
わたしたち人間は何を思うだろうか
今日ここにいたるまで
より科学的に、より機械的に
冷静に、冷たく
目指していただろう仕事という生きがいは
全く逆の方向に切り替えられる
より温かみのある方向へ
より人間らしく、曖昧な
物理的な価値観だ
そうなったとき問われるのは
優しい人間関係だと思われる
それは対立ではなく
競争でも、比較されるものでもない
芯から信じる仲間という意識
きっとそれが必要だ
しかし
今の日本社会で
恐らくそれはもうほとんど見られない
醜い社会になってしまった
どこにいっても争い
優越感を求めるだけの人生だ
夢か希望がないのなら
目先の幸福にすがる
たとえその幸福が歪んでいても
人間とはそんなものだ
さて、どうなるだろうか
本当に追い詰められた時
日本は今一度、団結できるのだろうか
楽しみと心配を合わせた不安と希望
あるいは確定された混乱
見つけられるだろうか
幸せを
幸福を
きっとみな、探し始める
答えがなければ、人は進めない
闇の中ではなく、光を目指して歩きたいのだ
つまり、つまるところ
宗教が
求められるのだろう
ああ、恐ろしや
どうかみな
頑張ってほしい。




