表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/35

#3

神門みかどみか




通称お嬢様は、ホントお嬢様みたいだ。






見た目に関しても振る舞いに関しても。






しかし、実はお嬢様ではないらしい。







あまりの綺麗さ、立ち振る舞いから、そして噂が広まり、お嬢様となった。





普通、嘘ならそうそう持たない。






いつかはバレるし、バレないとしても怪しまれはする。




しかし、神門は違った。





お嬢様キャラなのに、なぜか憎めないのだ。






お嬢様というより、アイドルなのかもしれない。





まあ、それはそれでいいかもしれない。




わたしも、少しは気持ちがわかるかも






そうみずきは思った。








「‥ということでよろしいかしら?みずきさん!」







え?なに?




みずきはプチパニックになった。






「神門がフレになりたいんだってさ!」





友慈ゆうじが補足してくれる。






「フレ?‥と、友達ってことかな?」




いきなりすぎて何がなんだかわからないぞ?





「PS4とPCのフレだ」



「Apexのな」



と、友慈が教えてくれる。






「神門さんやってるんだ!」



そうわたしが言ったすぐそばから神門が切り返す。




「いいえ!やったことないわ!」







わたしは言葉を失った‥。








後日談はこうだ。

友慈がわたしとApexをやってると話してしまったらしく、神門がやりたいといいだした。


友慈は、わたしがいないとやらないと言ったらしく、神門がフレを申し込んできた。


PS4やゲーミングPCはあるらしいが、FPS系はやったことがないらしい。



PS4やゲーミングPC持ってる事自体すごいけどね!




つまり、わたしは友慈とやりたいという神門の糧になったにすぎない。






神門も本来の目的を見失っているのではないかと少し心配だ。





結局、教えるのも一緒にやるのもわたしだし、わたしに重荷が委ねられただけだった。




ウェイトハンデだな!とかカッコつけてわたしに言った友慈に、そのあとの3人で初めての試合でチャンピオンになったのを報告しておきます。




その時友慈は、ただただすごいしか言ってなかった。





友慈やられてたからな。






2人でよく頑張ったと思う。









ふぅー、疲れたな‥そんな心の声を天井に反射させるかように見上げる。







「上手くやっておるようじゃの」








そう聞こえた。







みずきは慌てて、頭を起こす。





モニターをみても、ゲーム画面、周りをみてもいつもとかわらない。







「夢の中だけかと思っていたのに、聞こえた‥いや、もしかしたら一瞬寝ちゃったのかな?」






人は慣れるほど、怖いものはないと言うけれど、あれは嘘だ!






この後、それを痛感することになる。














































評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ