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魔王は英雄である

英雄と呼ばれる男の名は『魔王』

彼は人間界から異世界に召喚された名も無き英雄であり野球人ホームランバッター


世界征服を企てる闇の軍団は魔王召喚の儀式に四つの大陸から幼いエルフを攫い捕虜にして魔力吸収を行い儀式召喚をしたのであった


今から数百年前の出来事である


「へぇーそんなことがあったんだ…」


「詳しい話は後々にするけど、彼のおかげで私たちの世界は救われたのよ」


「捕虜になっていた幼エルフのセシリアも彼の手によって救われました…

 右手には木製のバッターと左手にはミットにボールを掴んでいる状態で彼は召喚されたのです…

 しかも全裸の状態でしたが、彼にとって裸こそがユニフォームだと豪語しているも印象的でした…」


「それからどうしたの?」


「敵の城に召喚された彼は一目で現状を把握して闇の軍団から捕虜になったエルフ、つまり私たちを解放してくれました…」


「それだけじゃないわ!敵の城の最上階に駆け上がり乗り込んで、ド真ん中にストレートに出て行って万単位の敵兵一人一人を場外ホームランしたのよ!!」


それは野球というより乱闘をしているだけ

ある意味『魔王』


「…彼はいいました『戦争なんて下らないぜッ!そんなことより野球をしようぜッッ!!』」

「まさに名言だわ」


私は呆れた


「闇の軍団の殆どを封印《場外ホームラン 》して残りの残党は降伏

 彼は決して降伏した彼らを傷つけるような行為は一切せずに見逃してあげたのです…」


「そして異世界を救い四つの大陸を救った英雄魔王は、ある一つのルールを決めたのです!」


まさか…まさか…まさか…


「「そう!戦争の代わりに野球の試合で決着をつけることを決めたのです!!!!!」」


二人が興奮気味にシンクロをした瞬間だった


なぜ自分が選ばれし者なのか段々理解をしてきた…


続く



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