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八話

 小田原城内の状況はグールを殲滅し、残った特危獣がいないかの確認中であった。一般人が潜んでいないかを確認しながらである為に進行は遅い。グールにならなかった人間は未だ発見されておらず、グールとなった遺体から採取した細胞はDNA確認の為にも利用される予定である。


 そしてその場に居た殆んどの人間がグールへと変異した為に変異しなかった人間の確認は急務である。どの様な因子が変異させるのか特定できれば原因の解明に役立つからである。


 明石は本来であれば現場封鎖は解けないが朝がくるまでには封鎖を解除する様に政府から指示を受けていた。拡散させないためには小田原市内から出さないのが一番であったが、避難場所の確保は困難であった。県内に留めるのも根本的な解決にはならないがやらないよりかはましである。


 帰宅時間であったとはいえ休みでもない限りは小田原城に訪れた人はそう多くはないはずである。帰宅していなかった生徒は臨時本部となった高校の体育館へと泊まる事になり、他の帰宅困難者の受け入れも行っていた。


 校庭には天幕が多く張られ、需品科が炊き出しを行っている。災害派遣でも普段の作戦行動でも彼等の後方支援があって成り立っているのだ。全てを隊内で完結する事が求められるのが軍隊であり、自衛隊も例外ではない。


 警察官の聞き込みにより第一通報者はここの生徒であり、詳しい状況を知ることができたのである。春日も詳しい話を聞いたのは専守防衛の自衛隊は攻勢が得意ではなく、護るのに特化した存在であり防衛に必要な情報であるからだ。


 敵の居場所が特定されているのであれば、不利な防衛側でも対策はとれる。どんなに優れた軍隊でも神出鬼没なテロリスト相手に常に有利に立ち回れる訳ではないのだ。防衛側が有利だとされているのは防衛設備を整え敵を迎撃できるという条件があって攻勢側は防衛側の三倍の戦力が必要だと例えられるのであって最初の主導権はあくまでも攻勢側が握っているのである。


 どうしても攻めなくてはならない理由がない限りは迂回するという方法もとれるのだ。そして特危獣は正にその厄介な存在であった。人への殺意に溢れており、対話が成立した事はない。


 人型であるゴブリンであっても同様で同じホモサピエンスでも統一言語を使用していないために意思疎通が難しい事があるのだ。全く異なる生物である特危獣との意思疎通は更なる困難が伴うものなのだ。


 ゴブリン達は音の高低によって意思疎通をしているようだが、犬や猫の鳴き声で言葉が分からない様に言語を理解しようとすること自体が無駄な事かも知れないなのだ。特危獣は例外なく人類に対して強い攻撃性を示している。他の動物に関しては食糧だと考えている節もあるが詳細は不明である。


 人類は特危獣を駆除するしかなく、どの様な原因で現れたかはともかく被害を拡大させない為に行動し続けるしかないのである。藤家は当初、駆除できる専門家を警察官と自衛官以外にも作ろうとしていた。小型であり第十等級であれば罠で駆除する事も可能だからだ。


 駆除の報奨金は射幸心を煽らない範囲で決定される予定でありそれは他の害獣と同じ扱いをしようとしていたのだが、銃がなくては第九等級でも困難であり、法整備に時間がかかるために公益通報者制度を盛り込むに留められた。


 警察官や自衛官によって特危獣が駆除された場合に通報者に対して貢献度に応じて謝礼が支払われる制度である。特危獣に関する重要な情報に関しては高額な金額が設定されておりそれだけ政府が本気であるかを示していた。


 特危獣の死体の使い道は原因追究の為の資料とワクチン開発の為に利用されている。ゴブリンの生体を確保しており死体からも雌雄があるのは判明しているが、小説やアニメの様に人類を繁殖の道具にするのかは不明な点が多い。


 グールに関しては生前の生物の特性を引き継ぐという事が判明しており、グールは人型に関しての呼称であり他の生物の場合は歩く死体リビングデットと呼ばれている。


 特危獣は元となった生物の特性を引き継ぎ創作で有名な魔物も多く出現しているが、現代兵器で対応可能という点においては警察官や自衛官を安心させた。ローファンタジー物では銃が魔物に対してダメージを与えられないという設定も散見され、魔物を倒した者が特殊能力に目覚めるなど治安関係者からしてみれば悪夢でしかない設定もあるのだ。


 警察官・自衛官より強い冒険者達が今まで通りに生活し、法を守るのであれば問題は少ないが突然、力を手にしてしまった者が犯罪に走らないとは限らないのだ。


 そうなれば、混乱は現在まで続いていたのかも知れない。対中・韓の転換点ともなったが、両国は不穏な動きを続けている。海上保安庁が拿捕した中国漁船は過去最多となり、韓国軍は対馬占領作戦の軍事演習を行っているとの噂もある。


 米韓の関係は悪化し、中国とロシアが幾度に渡り首脳レベルでの会議を行っている。日米間での合同演習は中国とロシアを刺激するとのことで行われていないが、アメリカは日本に対して度重なる軍事支援を要請しているのだ。


 米軍は友軍でも誤爆する様な組織であり、世界の治安を守っているのは確かかも知れないが、各国の恨みの対象でもあるのだ。


 日本は戦後、実戦経験を持たないとされているが、災害派遣やPKO活動によって国際貢献をしており、評判も悪くはない。


 ここで米軍との仲をアピールすると自衛隊がテロリストの標的になる事も考えられるのだ。それだけは何としてでも避けなくてはならないことであり、中・韓と開戦する事がない様に政治努力は続けている。二国を相手に戦う事は日本であっても難しいだろう。


 開戦に世論が傾く事も考えにくければ、現在の日本に領土的野心はない。経済大国としては凋落気味ではあるが日本は世界に対して誇れる技術を数多く有しているのだ。特危獣が新たな資源を与える可能性は高い。ヒトゲノムの解析は完璧ではないし、未知な生物の細胞には価値がある可能性も高いからだ。


 癌の特効薬が見つかるかも知れないし、新たな素材が地球のエネルギー問題の解決に寄与するかも知れない。だが、公安の要監視リストに載っている中国人・韓国人が入国したかも知れないとなれば藤家は対応しなくてはならないのだ。


 そしてテロリストを殲滅しなくては日本は安心する事が出来ないのだ。それに拿捕した船舶からは関与が決定的となる証拠は出なかったが、漁船にしてはレーダー設備が物騒過ぎた。軍用には劣るものの魚を捕るだけならこれだけの設備は必要なく、漁船に偽装している事からも日常的に諜報活動に使用されているのかも知れない。


 日本近海で中国潜水艦を捕捉した事も不安を駆り立てていた。領海に入って来ても現状では撃沈させる事は難しい。いくら騒音を撒き散らして所在を声高々に主張する様な潜水艦でも戦闘能力を持っており、日本の法律がそれを許さないのだ。


 日本の護衛艦や巡視船に被害が出れば自衛権を行使するがそれでも自衛隊は犠牲を前提とした上で運用するしか現行法では出来ないのだ。だから超党派議員を募り改憲に向けて議論を続けてきた。


 小田原の事件に関与している証拠はないが、公安警察も必死の捜索を続けている。藤家が暗殺されても日本は開戦へと向かわないだろうが、対外政策でしか国民の不満を逸らせない中・韓にとって日本のトップの首を取る事には政治的な意味がある。


 また現代においては象徴でしかないが両陛下には護衛として自衛官が直ぐに出動できる準備を済ませてある。生前退位されることは決まっており、法の改正もされたが、年が明ける前に特危獣が出現したことで延期されていたのだ。


 皇族の警衛は本来であれば皇宮警衛官が行い警視庁警備部警衛課がその後方支援にあたる事になっているが、戦力としては不安がある。要人の警護を行うSPと本質は同じであり対象の保護が優先され、襲撃者の撃退もしくは逮捕は副次的なものでしかないのだ。象徴になっているとはいえ日本国民の心の拠り所である。


 皇族も人である以上は何も変わらないがそれでも多くの日本人は敬意を払い接している場合が殆んどである。皇族との交流の機会は滅多になく、芸能人と同じ様な存在かもしれないが天皇陛下・天皇皇后陛下が害されれば十分に開戦の理由となってしまうのである。


 国会議員については国務大臣や政党幹事長クラスでないと仰々しい警備を行う予定はないが、藤家の護衛は増え家族についても万全の警備体制を整える様に警視総監は各部署に通達した。


 事件が起きていない以上は現状の対策で精一杯であった。小田原での特危獣への対策もあり藤家はまだ眠れそうにはない。藤家も知らない事であったが全ての始まりは数年前から始まっていたのだ。日本は複数の大陸プレートの上にあり、地震も珍しいものではない。火山としては富士山が有名であり、過去には噴火で多くの死傷者を出した。


 火山から流れ出したマグマは冷却される事によって大地となり、排他的経済水域(EEZ)を守る為に多額の資金を投入して護岸工事が行われている。領土と異なり、広大な範囲となり日本にとって漁業資源や地下資源は守らなくてはならない経済の土台骨であるのだ。


 広範囲なだけあって日本は中国・韓国とも接しており、日本だけでなく地下資源を巡って様々な問題を内包しているのだ。尖閣諸島も竹島も歴史的根拠や戦争後の帰属問題などがあるが結局の所はEEZで得られる利益を他国に取られたく無いために主張しているに過ぎないのだ。


 ロシアが今も実効支配している北方領土問題は少し毛色が異なるがそれでも日本とロシアの間にも領土問題が存在しているのは事実である。ロシアの領空侵犯も気になるところだが、日露開戦の可能性は現状では低いと判断するしかない。


 ロシアで反日教育は行われていないし、日本でも反露教育は行われていない。ただ冷戦があった様にアメリカとロシアの関係は決して良いものではないのだ。日中の対立が米露の対立になりかねない。


 平和は戦争の準備期間であると言う者もいるが、世界バランスは何とか保たれているのだ。独善的な同盟国アメリカには日本も手を焼かされているし、ロシアのクリミア危機問題には世界中が驚愕した。領土問題に積極的な武力介入を行ったのはアメリカのイラク戦争以上に衝撃を与えアメリカとロシアの開戦も有り得ると各国は考えたのだ。


 集団的自衛権の行使に日本は否定的であるために参戦することはないだろう。中国がロシア側で参戦したとしても数だけで質が伴っていない為に足手まといにしかならないかも知れないがそれでも一国で二カ国を相手にすれば流石のアメリカでも苦境に立たされる事になる。


 考えたくはないことだが、世界大戦が勃発したら死傷者は第二次世界大戦の比ではなく、地球から人類が滅亡する可能性すらあるのだ。戦争は負の部分ばかりが目立つが、技術革新を促したのもまた事実である。


 そして、火山地帯を中心に土地は隆起していた。土地が増えればまた新たな争いの種になる。そして日本は度重なる領土問題から人が住める広さになった土地には海上保安官を派遣して土地の領有権を主張した。EEZもあるが、その土地には鉱山資源が眠っている可能性がある。


 中・韓が領有権を主張する前に国際法に則って日本領土に編入したのだ。日本国旗が立てられ日本固有の領土と認められてしまえば両国も迂濶には手を出せない。ただの土地であっても近隣の漁業権や鉱石採取権などを考えれば自国の利益を守る事は当然のことだったのだ。


 だが、小田原の事件に対応しているうちにその一つから連絡がとれなくなったとの報告があった。海保の巡視船と海自の護衛艦を出動させるも発見されたのは駐在員の無惨な死体であり、日本を象徴する国旗も折られていたのである。新たな領土ということで十分な広さはなく、防御も脆弱であったがそれでも連絡する暇も無しに一方的にやられるほどではなかった。


 武装しており、何かあった時には土地を放棄し人員だけ移動できる準備は欠かしていなかった筈なのだ。護衛艦を直付けすることは出来ないので小型挺で近付く事になったが、隊員の報告に木野一佐は眉をひそめた。日本国民が殺害されたとなれば発表しない訳にはいかない。


 世界中に公表しており神原島(かんばるとう)と名付けられた島は日本固有の領土として登録されている。そこに住む日本国民が害されたとなれば日本政府は行動しなくてはならないのだ。民間人が居なかったとしても問題ではなかった。


 例え外国であっても政府は日本国民を保護する義務があるのだ。それには当然、帰化した在日中国人・在日韓国人も含まれている。彼等の子孫には戦争で母国に帰れなかった経緯があるために仕方が無いがそれでも日本国を馬鹿にした態度をとっている中国人・韓国人を保護しなくてはならないのは業腹(ごうはら)だった。


 全ての国民がそうでないとしても日本が中国や韓国で不当に拘束されているのも事実であり、国策なのだ。正式な調査隊の派遣を後日に行うとしても直接の脅威があるのであれば排除しなくてはならない。


 全ての自衛官が最低の戦闘能力を有しているとはいえ、陸戦を馬鹿正直に行うのは危険である。周囲の警戒を行いながら遺体の収容作業を行う。海幕から派遣された偵察機で安全が確保されるまでは隊員達にできる事は少ない。


 銃撃を受けた様子はないが、特危獣によるものであれば、飛行が可能かもしくは未だに確認がされていない水中活動が可能な新種の仕業である事も十分に考えられるのだ。


 木野家は優秀な自衛官を輩出してきた。戦前からも海軍将校として活躍した猛者も祖先にいる。全ての一族が自衛官ではないが、それでも父は海将補で退官しており、今でも慕う海自幹部は多い。日本の海を護ってきた意思は確実に引き継がれており、警察予備隊から自衛隊になった現在では我慢を強いられている。


 レーダー網を掻い潜れるともなれば小規模である可能性が高い。潜水艦に対する備えは怠っていなかったのだ。未確認の敵性国家もしくは特危獣であっても何かしらの目的があった筈だ。日本の領有を認めなくともそもそもがこの土地は日本の領海内であり、与える影響は少なかった筈だ。海質調査も過去に行われており、その時には鉱石などのレアメタルは発見されていなかった。


 希少価値のあるダイアモンドも元は炭素でしかない。長期間、地球の地下で強い圧力を受け続け地表に出てきた物を人間が価値を見い出しているだけであり別の価値観で見れば食べられないただ硬い石である。価値を見い出すかは人それぞれであるが、日本人が殺害されたという事実を無かった事には出来ないのだ。


 海中を探索するのには潜水艦が必要だが、簡単に動かすのは愚策である。領海の全てをカバー出来るほどの艦を自衛隊は有していない。潜水艦一つの値段でどれだけの費用がかかるかを正確に知っている国民は少ない。艦自体が高価であり、武装する兵器も魚雷などは消耗品である。


 そして艦員を維持する為には給料も必要であり、訓練のための燃料や弾薬もただではないのだ。日本の潜水艦は技術の粋であり、世界基準で通用するが戦闘実績のない自衛隊を全面的に信用するのもまた問題なのだ。


 例え、中・韓いずれの犯行だったとしても日本は外務省を通じて抗議するだけであり、両国は戦前の日本の行いを盾に気にも止めないのが現実なのだ。そうすれば日本との関係は悪化するだろうが今更だと考えているだろう。


 そして戦勝国である中国は日本が安保理に非難決議を出そうがただ常任理事国の権利である拒否権を行使すれば良いだけなのだ。韓国が相手だったとしても経済制裁がどこまで有効かは疑問である。


 常任理事国の一つが拒否してしまえば経済制裁が出来ずただ日本は泣き寝入りするしかなくなるだろう。だが、日本の推測は外れており、特殊部隊が駐在員を襲った後で未だに確認がとれていなかった。


 水陸両用の特危獣によって生きたまま喰われ、その喰い残しが発見されたに過ぎないのだ。今まで発見されていなかったのは海は広く食料となる生物が豊富にあった事に起因する。変質した魚なども発見されていたが、それは原発の事故によって流出した物質が与えた悪影響だと考えられていたが原因の一つでしかなく、人の知れないところで確実に特危獣は勢力圏を拡大させていったのである。


 漁師達はいつもの海域で捕れる魚の量が減っている事には気付いていたが、中国の密漁を疑うばかりで他の原因を探す事は無かった。まして流通網が制限されたことによって物価は高騰しており、漁に出ても赤字になるだけだと考える漁師は多く、陸での仕事に就く者も少なからず存在していたのだ。


 人間は愚かである。地上に住むだけで地球の環境を破壊し、己の欲求を満たす為に他者を平気で蹴落とすのだ。そして、新興宗教の中には特危獣こそが神が遣わした使徒であり不浄な存在である人類を粛清しにきたと本気で信じ込む狂信者を多く生み出していた。環境問題に取り組む慈善家さえも取り込み信者を増やしてきた。


 特危獣に殺される事は救いであり、自らを神聖な特危獣とする事を至上の命題に掲げ、神の御意思を理解しない下賎な魂を導く事もまた重要な使命であると教主は説いたのだ。


 信者は日本国内だけで二千人を超え世界でも発展途上国で多く信仰されていた。日本では多くの人に嫌悪感を抱かれながらも信仰の自由を盾に勢力を拡大してきた。アメリカはキリスト教徒が多く、邪教扱いを受けながらも神の存在を否定していない為に言論の弾圧は行われていない。


 ただイスラム原理主義者と同様に隣人として認められているかと言えば微妙なところである。悪魔崇拝似た思想は現代の魔女狩りが起こる可能性を示唆していたのだ。


 キリスト教でも神が与えた試練として特危獣を狩る事は善い行いであるとしていた。人類は滅びる訳には行かず、繁栄を享受していた多くの人々は生活を生命を財産を守る為に正当化したのだ。人は雑食であり、他の動物からしてみれば特危獣と変わりはない。二足歩行し空いた手で器用に道具を造り上げ、生き延びただけなのだ。


 それが人類の罪であるのなら、罰が下って当然であるというのが創世教の主張だが、罰を逃れるために選ばれし者が自分達であるというのは何とも都合の良い教えがあったものだと多くの人が感じたのだ。人類は過去に多くの疫病によって死者を出してきた。


 そして究極の人災である戦争を止める事が出来ない愚かな種なのは事実であろう。だが、生まれたからには人間らしく生存する権利があり、不当に奪われて良いものではない。だから、もし神と呼べる存在が概念上のものではなく実在しているのなら人類に対する罰であり試練であるというのは一部、的を得た主張なのかも知れない。


 日本だけでなく、世界中の国々が決断を迫られていた。人類の歴史は闘争の歴史でもあった。家族や職場・学校という小さなコミュニティから都道府県・国、白人・黒人・黄色人種など大きなコミュニティまで人類という大きな枠組みのなかでこれからの生存競争で生き残るために選択をしなくてはならないのだ。


 地球以外の星で未だ人類は生存できないのだ。後世になれば人類は宇宙に進出しているかも知れないがまだその時ではないのだ。日本は国難の渦に囚われていた。

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