事故と故意
お待たせしました。
久々のシチューを堪能した。
自分で作っといてあれだが、結構美味しかった。市販のルーとかなくて、一から作ったにしては良かったと言えるんじゃないかな。
やはり気になるのは皆の評価だが、皆の評価も悪くない様でどんどんお代わりをしてくれて、ホッとした。
また、多めに作っておこう。流石にめちゃくちゃデカい寸胴鍋が丸々一つ空になるとは思わなかった。減る速度が早く、半分になった時にステーキも投入しなかったらご飯もシチューも全てなくなっていたかもしれない。
それとは別にデザートとして出した生クリームたっぷりのパンケーキとプリンへの食い付きがかなり良く出す個数を制限しなければこちらもほとんどなくなっていたかもしれない。
・・・それにしても、リン姉は良くあれだけ食べれるのか今だに分からない。食べた栄養のほとんどは頭とお胸様に行ってるんじゃないかと思ってる。
・・・ほとんどの食事を作っているのが俺だから、リン姉のあのお胸様は俺が育てたと言っても過言ではないのかもしれない。
さて、今日の食事量を見てリン姉やメイドに腹ペコモンスターズ用にステーキやデザートを大量に作っておかないと、と思ったが、腹ペコモンスターズ筆頭のクロやユッコの事を思い出し、想定した量の倍はないと足りそうにないと考え直した。
・・・ペットを飼うのってこんなに大変なのか?と思ったりしたが、肩に乗ってじゃれてくるキーや、膝の上にジャンプしてきてまったりしているメイのぷにぷにボディーをツンツンとつつきながら、まあいいかなと思い直した。
メイとキーに癒された後、ソファーで幸せそうに横になってるリン姉に蟻とかの素材を渡そうと声をかけた。
「リン姉」
「なーに?」
「これ今回狩ったやつ。使ってね」
「結構狩ったね。分かったよ、楽しみにしててね」
「うん」
アイテムボックスから次々に素材を渡していく様は、知ってる人が見たら国民的猫型ロボットが慌てて道具を取り出す様に見えなくもないかな。まあ、あれでもない、これでもないと、投げてはいないから、違うかな。
素材をあらかた渡し終えた俺は、靴を履き替え庭に出ていこうとした時に、『減衰』等の魔法をかけてもらうのを忘れていたのを思い出して、慌てて部屋に戻り、リン姉に『減衰』に『負荷』に『厳戒』と慣れ親しんだと言っても過言ではない素敵魔法をかけてもらい、庭に出てブレスレットを二つ着けて、筋トレに励んだ。そのままの状態と練気を使用した状態で、それぞれやってみたが、負荷全乗せブレスレット二つ増しは流石にキツかった。
逆に練気を使用した方は楽過ぎて修練にならないと思い、練気の制御をメインにすることにした。
前々から考えていた、『こう蝋燭の様にオーラが出ている状態は、効率がいいのか?』と。
確かに見た目は強そうで俺好みだけど、ただ光ってるだけだ。このオーラは触れることすら出来ない。勿論『練気』を使ってる間は、何倍にも強くなってる感じはしているから無駄では無いのだろうが、今日の模擬戦で多少強くなったところで、魔法なし、遠距離もなし、打たれ弱い、といいところがなにもなかった。
魔法は・・・・・・考えないとして、遠距離は溜めに時間のかかる『龍撃』しかないし、脳筋な俺の最後の希望の肉体も弱いじゃあ話にならない。
だけど今日の模擬戦で気づいた。『龍撃』はオーラで攻撃していることに。いや、ちょっと前から理解はしていたけど、深くは考えていなかった。正直に言うと「凄い」とか「格好いいなこれ」とかしか考えていなかった。
まあ、そんな訳で、"オーラ"という一筋の光明が見えたので、ひたすら庭の端に作った巻き藁を叩く。
三十分ほど叩き続けたが、特に変わらなかった。まあ初っぱなから出来るとは思ってなかった。異世界チートハーレム物の主人公じゃあるまいし・・・。寧ろそんなに早く出来ていたら、俺はきっと舐めて努力することを止めてしまうだろう。
誰だって楽出来るなら楽をしたいからな。
・・・だけど、もし魔法が手に入ったら寝る間も惜しんで魔法の練習をするだろうな・・・きっと。
まあ、ない物の話はいいか。取り敢えず練気は毎日コツコツと続け様と思う。
さて、汗もかいたし風呂にでも入って寝るかな。軽く体を伸ばして家に入り、直接風呂に向かった。いつまでも方向音痴だと思うなよ?粗方良く行く場所の間取りは覚えたから、この家で玄関、俺の部屋、リビング、食堂、キッチン、風呂場で迷うことはない!!
・・・え?他の部屋?
・・・・・・さて、風呂にでも入って寝るかな。風呂場の扉を開いて中に入ろうとすると、目の前には色鮮やかな布と肌色が目に飛び込んできた。
こっちを見て固まる皆を見ながら取り敢えずゆっくりと扉を閉めた。
風呂=お湯に浸かる。お湯に浸かる=裸になる。裸になる=服を脱ぐ。←今ここ。
・・・なるほど。風呂に入る為に脱いでたんだね。分かりました。だけど、もしかしたら俺がヤバい薬に手を出していて、今見た光景が幻覚だったとしたら、早急に薬物治療をしなければならない。だから幻覚かどうかもう一度確認してみなければならない。
本来は別の人が再度確認するダブルチェックするとこだが、今は俺一人しか居ないし、幻覚かどうかの確認だから自分で確認しないとね?
よし。言い訳も出来たところで、掴んだままのドアノブを回して開けた。
髪の色と同じ燃える様な赤色がボンキュボンのエロい体にとても良く似合い、どうにか嫁になってくれないかなと思うアイナとエレナ。若干透けてる紫色でネグリジェ姿といい下着のチョイスも扇情的で魔法にでもかけられたかの様に俺の瞳を離さないティナ。水色と白色のシマシマの可愛らしい下着を着けていて、そこいらのモデルが裸足で逃げ出しそうなロザリー。グラマラスな肉体と橙色のレースの下着が眩しく、前の世界だったら手を出したら間違いなく、青い服のお兄さん達に銀色のブレスレットを付けられることになる事案を起こしてしまいそうになるほど背の低さや顔などの幼い見た目と相反するバインバインと揺れるお胸様を持つエロい体のリリィ。中性的な顔とはほど遠い、出ているところは出て引っ込んでいるところは引っ込んでいるメリハリのある、スタイルのいい女性の体を純白な白色の下着が隠しているのが堪らないマリア。下を脱ごうと前屈みになりながら下着に手を
・・・あれ?もう一人が居ない。何処だ?何処に居る?折角合法的に覗けるチャンスなんだ。くっ、見つからない。仕方がない、見つからないリン姉はまた今度のお楽しみにして、今はこの天国を噛み締めよう。五秒ほどガン見して見続けた後、名残惜しいがゆっくりと扉を閉めようとするが、その前に俺の嘘偽りのない一言を伝えた。
「皆、最高だった!!ありがとうございます!!」
さて、扉を閉めた俺は急いでキッチンへ向かい、卵に生クリームに砂糖、バニラ風味の果汁にボウルとバットを取り出した。
卵をボウルに割り砂糖を入れ、ハンドミキサーで良くかき混ぜていく。
しっかりかき混ぜ終えたら別のボウルに生クリーム、砂糖、バニラ風味の果汁を入れて、しっかりとかき混ぜた後、先ほどの卵をかき混ぜたものと合わせた後、かき混ぜてバットに移して冷凍庫に入れた。八時間以上冷やせば手作りアイスの出来上がりだ。
ご機嫌取り用のアイス作りは意外と早く出来たから皆上がるまでリビングで待ってよう。流石にもう一度覗きに行くことは俺には出来ないからな。
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