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昼食と夕食

かなり遅くなって申し訳ございません。

  しばらく道なき道をディレスティナさんに教えてもらいながら走る。

  生い茂った木々がスラロームに見えテンションが上がったのと、背中に当たる幸せが速度を上げた原因になってしまうのはしょうがないと思う。

  生い茂る木々、全く舗装されてない荒い道ということを前提において、避ける為に車体を左右に傾ける=落ちない様に抱き付く。荒い道だから車体が揺れる=当たっているものも揺れる。

  そう、走るだけでも幸せなのに、障害物が多かったり、路面が悪いと幸せが増えるという美女とバイクの反比例の法則だ。

  ・・・なんだろう今なら物理とかめちゃくちゃ覚えれそうな気がする。


  下心満載で走っているとあっという間に昼過ぎになっていたので昼食と休憩を取る為に、少し開けた場所に止まると、後ろに乗っていたディレスティナさんがゆっくりとバイクから降りる。

  幸せな時間は過ぎるのが本当に早い。早いが流石にずっと抱き付いていてもらうのはにきついだろうから休憩にする。・・・どうしようかなり嫌だけど、断ったら何されるか分からないから言えないとかだったら一ヶ月は引きこもれる自信がある。


  ・・・怖くて聞けない。


  と、とりあえず昼食にしようかね。

  テーブルとイスを取り出して、作っておいたサンドイッチと串焼きを皿に乗せてディレスティナさん達に配り食べ始める。

  熱々のメンチカツが挟まれたサンドイッチなんかは出来立てをすぐアイテムボックスに入れていたので、揚げ立てなので熱々で、噛めばサクッとした衣の感触と中から肉汁がジュワっと溢れてくる。味はもちろん旨い(自画自賛)。

  ディレスティナさん達も美味しそうに食べてるから美味しいのだと思う。

  腹ペコモンスターズが足りないみたいで、追加でステーキをあげた。肉の余裕はあるので、生肉をそっと出したが一切見向きもされなかった。ポーラはどうか分からないけど、メイとキー君たち数日前まで野生だったよね?

  仕方がない今度暇を見つけて大量に焼いておこう。


  昼食を食べ終わり一休みした後、また走り始める。

  途中イグニッションバッファローやパワフルボア等が襲ってきたりしたが、返り討ちにしてアイテムボックスに収納して、解体しておいた。血抜きまで完璧にやってくれるアイテムボックスさん、マジでチートです。

  何度も戦う場面があったので、一人一人戦っているところを見る。

  ディレスティナさんは魔法をメインに戦い、遠距離から高火力で近付かれても魔法を纏わせたナイフで戦っていた。

  ・・・近距離は苦手に見えるが、ナイフでちゃんと捌ききれているので安心して見ていられる。決して動く度に大きく揺れて俺の目を釘付けにするお胸様だけを見ていた訳じゃない。

  話が逸れたけど、弱点がない訳じゃないだろう。魔法をメインで使うのだ、魔力が無くなったら、高火力な魔法も放てなくなるし、魔法を纏わせたナイフも只のナイフになってしまうので、魔法が効かない敵には無力とまでは言わないけど、かなり苦戦してしまうだろう。まあ、逆に俺は物理が効かない敵には文字通り手も足も出なくなるだろう。・・・そんなヤバそうな敵居そうだから困る。魔法が使える様な武器を探そう。


  最後のパワフルボアを倒し終え、ナイフを仕舞おうとするディレスティナさんの手首を掴む。


  「ど、どうしたのですか?」

  「脅かせてごめん。ナイフを使う時はこんな感じで半身で構えるといいよ」

  「こうですか?」

  「ナイフ持ってない方は前に出したらダメだよ。盾とか武器を持ってたら構わないけど、今の状態だったら攻撃してくださいって言ってる様なものだからね」

  「そうなんですね」

  「半身になるのは相手から当たる面積を減らす意味があるから、後ナイフも持ち方はこうね、さっきの持ち方だったらしたから蹴り上げられたスッポ抜けるからね」

  「なるほどそうなんですね」

  「後、ナイフで攻撃を受けたらダメだからね。力負けするから、受け流す事。これは家に帰ってからゆっくり教えるからとりあえず、半身と握り方これだけは覚えておいて」

  「はい」

  「じゃあ、そろそろ行こう」

  ディレスティナさんがバイクに跨がって抱き付いてきたのを確認して、また森の中を走り始める。


  それにしてもいきなり手首を掴んだのは失敗したな。ディレスティナさんびっくりしてたしな・・・。でもあれだけは早めに言っておきたかったし・・・。もっとこうスマートに出来る様になりたい。


  邪な考えなかったけど、ナイフの握り方を教えるときに触ったディレスティナさん手めちゃくちゃ柔らかかったな・・・。

  今現在も抱き付かれているから若干の感触はあるけど服越しだから・・・。

  自然な流れで手を繋ぐにはどうしたらいいんだろう?誰か教えてくれませんか?


  今度村長とかアイナ達の親父さんに聞いてみよう。きっとあのナイスガイ達はチキンな俺にも出来る冴えたやり方を教えてくれるに違いない!


  ・・・ちょっとでも早く帰ろうと速度が上げたのはしょうがないと思う。




  それから魔物を狩ったりしつつ四時間ほど走り続けて、若干開けた場所で今日は夜営をすることになった。

  野宿って言うとイメージ悪いけど夜営って言うとイメージが良いのはなんでだろう。

  ディレスティナさんには慣れているそうなので、テントをお願いし、俺は夕食の準備をした。

  お馴染みの竃を取り出して、じっくりと煮込んで肉も野菜もトロトロになったスープとワイルドボア、ホーンバッファロー、フォースコッコのステーキを大量に焼き上げていく。

  途中テントを組み立て終えたディレスティナさんにスープを混ぜててもらい、竃をもう一つ出してステーキを量産した。

  途中材料は自分で集めてステーキ屋とか開けば儲けれるんじゃね?とか考えたけど、俺ごときが料理で商売するのは、流石に舐めすぎだなと思い止めた。俺はこの腹ペコモンスターズのお腹を満たしてあげるくらいがちょうどいいな。


  「ディレスティナさんそろそろ食べよう。お前達もいっぱい食べろよ」


  パンと大量のステーキとスープを皿に盛り付けていった。


 

 

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