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帰宅と食事2

遅くなってすみません。

  メイド姉妹に啖呵を切った後、突撃した。

  まずは素早い動きのエレナに向かって大剣を振るが、バックステップで簡単に避けられる。少し離れたエレナを確認し、アイナに向かって回し蹴りを放つが、ショートソードの腹の部分でしっかりと防御された。

  意表を突いたつもりだけど、届かない。

  ただの村娘と思ってたけど、中々どうして・・・。

  この二人鍛えれば化けるぞ。今はまだ素人だけど、アイナの突きの精度と速度、エレナの回避と勘の良さは素人とは思えない。


  強くて綺麗な女性・・・とても好きです。

  是非とも強くなってもらって、どうにか俺のハーレムに入ってほしい。・・・頑張ろう。とりあえず、格好いい俺を見せていきたい。


  30分ほど、二人と模擬戦を行った。俺も二人もへとへとになりながら、打ち合った。

  お互いかすり傷がかなり付いたが、クリーンヒットはなかった。

  戦闘センスだけじゃない。精神的にも優れてるな。普通こんなにギリギリでやると、集中力が途切れてミスしたりするはずだけど、ミスらしいミスもない。精神力が物凄く高いってことだな。


  「よし、ここまで、リン姉悪いけど回復お願い」

  「はーい。『エリアヒール』」

  俺達の傷が一瞬で癒えた。クリーンヒットが無くとも、現在紙装甲の俺はかすり傷でも量が多くてめちゃくちゃ痛かった。全身切り傷や打撲傷だらけで、ちょっと・・・いやかなり、泣きそうなほど痛かった。泣きそうなほど痛かった。・・・大事なことなので二回言いました。

  子供の頃トンカチで釘を打っていた時、横着をして一回で終わらせようと本気で振り下ろしたら、釘ではなく、釘を支えてた親指を打ち付けていて悶絶した時の痛さと同じくらいだと思う。


  男の子だからね、痛いのを我慢して女前では格好つけたかったんだ。しょうがないよね?


  その後も戦うメンバーを入れ替えて模擬戦を続ける。

  兵達は皆ステータスが力や耐久など50以上あって、それなりに鍛えてはいたんだろうが、ステータス30くらいのアイナ達ほどは苦戦しなかった。

  やっぱりステータスに固執しない方がいいな、五分の一程度の俺でもそこまで苦もなく倒せるんだ。ステータスはあくまで補助的な意味合いで捉えておこう。

  だけど、ステータスが低いままだと思った様な動きが出来ないから、筋トレとかして上げる努力は続けよう。


  そこから何時間も訓練をしていると、陽が傾いてきた。頃合いかな?

  「じゃあ、今日のところはこれまで。リン姉全員にヒールを。・・・ほら羽目外しすぎるなよ」

  リン姉にヒールをお願いした後、兵のリーダーの・・・名前忘れた。リーダーに金貨をこっそり渡した。

  受け取ったリーダーはとても元気に。

  「了解であります!本日はありがとうございました!」

  と頭を下げて、同じ様に頭を下げていた、兵達と一緒に村の中に入っていく。

  「俺達も帰ろうか」

  そう言って三人と新居に戻る。

  ・・・新居っていい響きだと思う。そこに俺の嫁とか居たら言うことないな。


  家に着いて、部屋割りを決める。一番大きな部屋をもらった。何故かもう巨大なベッドが部屋の中に設置されていた。エルザード村の家のベッドよりデカかった。・・・どうやって運びこんだのだろうと不思議に思ったが、何れきっと使う(予定だ)から素直に村長に感謝しよう。


  部屋を確認した後、キッチンへ向かう。

  キッチンも広く、どれも新品にしか見えなかった。

  キッチンを確認しているとアイナとエレナが降りてきて、料理を手伝ってくれるそうなので、お願いする。

  二人にはステーキとスープをお願いすることにして、俺は付け合わせにポテトサラダを作る。


  無事にステーキもスープも付け合わせのポテトサラダも出来た。

  リビングに運ぶと、いい匂いに連れられてリン姉が降りてきて、四人で美味しくいただいた。

 

 


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