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姉妹と模擬戦

更新が遅くなってすみません。

  久々のステータス確認はこのへんにして、休憩にしよう。昼も大分過ぎてるしな。

  地面に布を敷きサンドイッチや串焼きなど簡単に食べれるものを出していく。ある程度出して、食事を開始する。

  「いただきます」

  作った時のまま保存出来るアイテムボックスは本当に便利だな。熱々の串焼きを食べながらそう思う。


  結構な量が合ったサンドイッチや串焼きが綺麗になくなってしまった。また今度大量に作っておこう。


  皆目一杯食べていたから直ぐには動けそうにないから、一時間ほど追加で休憩して、訓練に戻る。


  「じゃあ次は横の奴と組んで模擬戦をやるぞ。武器はこれを使ってな」

  そう言いリン姉作の、刃を潰して通常の物より重くした剣や槍、盾をアイテムボックスから出していく。

  兵達は自分が使う物を取り、二人一組になって少し離れていく。

  剣と槍が半々ってとこか・・・。

  いつも使っている形状だけど、いつもより重い武器を使っての模擬戦だ。

  「初め!」

  重いと言っても"今はまだ"一キロほど重い程度だ。だけどたった一キロでも、慣れていなければ上手く使えないだろう。

  俺のかけ声で、武器を振るい合う兵達を遠目で見ながらそんな事を思う。

  ・・・俺が今何をしてるかって?

  ブレスレット一個だけ着けて、メイドさん二人と対峙してますよ。


  一応二人に了承を取って、リン姉にステータスを教えてもらったのがこちら。

 =============================


 名前 アイナ

 年齢 18歳

 レベル 5

 第一職業 メイド


 HP 210/210

 MP 200/200

 力 35

 耐久 30

 魔力 35

 器用 48

 俊敏 40

 運 10


 スキル

 剣術LV1 肉体強化LV1 採取LV2 家事LV3 料理LV3


 称号

 村娘 メイド ジンの弟子 大器晩成 早熟


 =============================


 =============================


 名前 エレナ

 年齢 17歳

 レベル 5

 第一職業 メイド


 HP 220/220

 MP 170/170

 力 30

 耐久 35

 魔力 25

 器用 40

 俊敏 50

 運 5


 スキル

 剣術LV1 格闘術LV1 肉体強化LV1 採取LV2 家事LV3 料理LV2


 称号

 村娘 メイド ジンの弟子 大器晩成 早熟


 =============================

 

 差異はあるけど概ね同じくらいだと思うし、職業がメイドになってるのも理解出来る。理解出来るが、称号まだお前か。

  俺の弟子って・・・。まだ走ってもらっただけなんだけど・・・。それに大器晩成と早熟簡単に付きすぎじゃない?見る人ほとんど付いてるんだけど。ステータス見たのそこまで多くはないんだけどね。


  全体的に30以上のステータスの二人を相手に10前後の俺が相手になるかって?正規の兵でもないし、むしろステータスが少し低いくらいで勝てないと思うほどステータスに依存していない。

  一ゲーマーとしてステータスが上がれば上がるだけ嬉しいと思うけど、そんだけかな。結局のとこら今までの積み重ねが大事だと思ってる。

  さて、振り回せないほど重く感じる大剣を肩に担ぎ、二人に近付く。

  5メートル前になると、アイナは直線的に突っ込んできて、ショートソードを左肩に突き刺そうとしてくるのを体をひねって避けつつ腕を掴み、回り込んできたエレナの方に引く。

  力は弱くなっているが、攻撃後体勢が悪い時に腕を引いたアイナを、向かってくるエレナと俺の間に挟む様に動かした。

  いきなり俺の前に反対側にいたはずの姉が居たのだ、エレナは驚いていることだろう。

  アイナの柔らかい腕を離した後、肩に担いだ大剣を下ろし地面すれすれに構える。

  アイナを避けたエレナが、横からナイフを振ってくるのを大剣で弾く。本来ならば大剣が打ち勝つはずだが、ナイフを弾くのがやっとか。・・・大剣の良さが、リーチだけになってしまってるな。

  エレナのナイフを弾くのとほぼ同時にアイナがショートソードを突き刺してくる。剣の腹を肘で弾き、掌底を肩に当て、再び斬りかかってくるエレナのナイフを大剣で防御する。

  ステータスが低いと色々とタイミングが少しずつ違ってくるな・・・。


  攻撃に回避や防御と言った普段ごく普通に行っていた動作でも、ステータスが下がればその分早く動かなければ、こっちの攻撃は避けられたり、向こうの攻撃は避けれなかったり、防御が間に合わなかったりといったことが起きてくる。

  今はまだ素人の二人だからなんとかなってはいるが、熟練者じゃこうはいかないだろう。

  ・・・動きを見て動くんじゃなく相手の動きを先読みする必要がある。

  そしてそれが出来る様になれば、俺は更に強く慣れるだろう。

  ああ、いいねぇ。まだまだ強くなれる要素があると、気合いも入るってもんよ。


  二人を鍛えつつ俺も鍛え上げよう。


  「さぁ、次はこっちから行くぞ」


  ナイフを受け止めた後、バックステップで一旦下がり再度剣を構えて言う。

 

 

 

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