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帰宅と休息

  あれから、リン姉に竃を追加してもらい、1時間ほど焼きまくってようやく、クロは食べなくなった。

  途中から、大食い選手権見ている感じだった。


  「クロ満足したか?」

  「わふ・・・」


  お腹パンパンになりながら、転がってるクロが、答えた。

  「午後からはリン姉皆を守ってあけてくれる?俺はこの食いしん坊とここで、串焼きでも量産してるからさ」

  「うん。分かったよ」


  魔の森に入っていく5人を見ながら、肉を切り分けていく。

  アイテムボックスで解体した肉は、皮や角、魔石といった素材と、肉を分けてくれるので、非常に使いやすい。肉には骨が付いているが、これももう一度アイテムボックスで解体すると、骨と肉に綺麗に分かれるので、骨は要らない場合でも自分で選べていいな。


  鶏、猪、牛をそれぞれ切り分け、適当に串に刺していく。同じ部位で固めようかとも思ったが、一つの串に色々付いてた方が楽しめていいかなと思った。

  一応鶏と猪と牛といった種類を分けた串も作っていく。この肉はちょっと・・・みたいなのがあるかもしれないからな。


  大量の肉を切り分けていき、一頭ずつ切り分けた頃にはアイテムボックス内には切り分けた大量の肉が収まった。

  調子にのって、切りすぎたかもしれない。

  リン姉に大量に作ってもらった串に刺していく。もたついたりして、一本の串を作るのに、10秒ほどかかる。

  ・・・ヤバい夕方までに終わらない気がする。


  一つ一つ肉を取り刺していくが、これ以上速度は上がりそうにない。どうしようと思っていたが、肉が真っ直ぐに置いてある場所をみて閃いた。最初に肉を真っ直ぐ並べといて、串を刺せば一気に時間短縮になるんじゃない?

  肉を5個並べて、一気に串を刺す。

  うん。並べる時間も合わせると5秒ほどで一本が完成した。

  これはいいな!よし、最初に並べるだけ並べて、一気に串を刺していけば、更に時間短縮になるな。


  肉を並べては串を刺し、並べては刺すを繰り返していき、皆が戻ってくる頃には二頭目の肉を切り分けているところだった。


  ・・・つい夢中になってしまった。


  トランスポーターを取り出し、マリーちゃん、カーナちゃん、ユッコ、ノラン、クロ、リン姉の順番で、一人一人村に送った後、トランスポーターを収納して、村に入った。


  宿に戻る前にギルドに寄り、ユッコ達はワイルドボアとホーンバッファローを売り、皆で分けあっていた。受付のおっちゃんの驚いた顔は面白かったので、売るつもりはなかったパワフルボアとイグニッションバッファローを一頭ずつ取り出して、売却した。

  ユッコ達のワイルドボアとかよりえらく驚いた顔はやっぱり面白かった。


  パワフルボアが300万グラン、イグニッションバッファローが350万グランになった。


  ・・・言いたいことは分かる。なんでパワフルボアとイグニッションバッファローの値段がそんなに違うのか?だろ?パワフルボアは、特殊な部位がなく、ワイルドボアの強化版って感じで、イグニッションバッファローは元々角や皮に火を纏ったりしていて、死んだ後も熱を帯びていて、その素材の需要が高いためにパワフルボアより、高めになっているとのこと。

  また、そうゆう素材の解体は総じて手数料も高くなっているらしい。


  うん。アイテムボックスで解体出来て本当に良かった。


  おっちゃんから白金貨と金貨の入った小袋を受け取り、この後露店で食材を購入するので金貨1枚をもらい、残りをリン姉に渡して、ギルドを出た。


  夕方で賑わう露店で、旨そうな食材や調味料を買い漁りるが、不満だ。

  慣れ親しんだあの食材と調味料を、心の底から欲している。

  ・・・見つけたら、いくらかかろうと、全て買う所存です。いや、もう最悪作っている所をまるごと購入するのもアリだな。


  ほんのり甘くてもちもちした食感で、なんにでも合う白いあいつ。

  独特な味、風味で、日本食に欠かせないと言っても過言ではない黒いあいつ。

  黒いあいつと同じ原料から出来ている日本人の心を揺さぶる飲み物や食べ物が作れる茶色いあいつ。


  俺は必ず探しだすと心に誓う。


  ・・・正直ハーレムより優先順位は高くなってしまうけど、食事は大事だからしょうがないよね?


  買い取るにしても結局お金がいるだろうから、どんどん狩って、売却して、金を貯めておこう。


  ・・・見つけた時用に土鍋とか作ってもらっておこう。


  露店で食材と調味料を買い漁り、宿に戻る。

  食堂からの賑やかな声を聞いて、マリーちゃんは急いで、手伝いに戻った。

  俺達は一度部屋に戻り、リン姉にクリーンの魔法をかけてもらい、着替えてから食堂に向かって、夕食で出た煮込み料理とサラダとパンを食べて、部屋に戻った。


  部屋に入ると、クロがベッドの上でゴロゴロしていた。

  ベッドの縁に座り、クロを撫でながら、リン姉と明日の予定を話す。


  「そういえば、そろそろ一週間経つね」

  一週間?なんのこと・・・ああ、家買ってたわ。色々やってて忘れてた。

  「じゃあ明日は、引っ越しだな」

  「そうだね、ほとんどアイテムボックスに入ってるから、必要な物を買い足すだけになりそうだけどね」


  「こっちにきて早々に家も手に入れたし、そこそこ稼げるようになってるし、リン姉何かやりたいことはない?どうせだったらやりたい事やって楽しく生活していこう」

  「うーん。やりたい事か・・・思い浮かばないな」

  「まあ、ゆっくり考えたらいいよ。決まったら教えてよ、全力で応援するからさ」

  「うん。分かったよ。ジン君は何かやりたい事ないの?」

  「お、俺?」

  どうする?ここは正直にハーレム作りたいです。って言うか?いやいや、ダメだドン引きされるのがオチだ。


  「俺も決まってないかな」

  「そうなんだ。決まったら教えてね」

  「分かったよ」

  言う覚悟が決まったら言おう。


  さて、そろそろ寝るかね。

  湯たんぽクロを横にずらして、ベッドに入って横になる。


  「おやすみリン姉」

  「おやすみジン君」


  新しい家住みやすかったらいいな。


お読みいただきありがとうございます。

ブックマーク登録ありがとうございます。

次回は2月12日に投稿させていただきます。

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