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お家探しと商店

  ここか。

  ギルド並みにデカい建物が建っていた。

  看板には『エルザード商店』と書かれていた。

  うん。まあお金持ってそうだったし、別に驚いてなんかないけどね。

  扉を開け店の中に入る。

  デカい店だけあって賑わってる。スーパーかコンビニみたいなイメージだったけど、商店街みたいな感じで、それぞれ販売してる感じだ。衣類に食材、道具類は売っているが、火を使う料理とかは一切なかった。まあ、火事は怖いしね。

  とりあえず、回ってみるか。


  結構色々な種類が揃っていて、折角預けた金貨1枚ほど使ってしまった、砂糖が高かったんや。

  500グラムで1000グランもした。30キロ買ってしまったけど。料理やデザートに使用するから、結構使うんだよね。

 


  1階を一通り回った後、2階に上がる。

  2は不動産や希少価値のもの、大量の取り引きなど高額になるものを扱っているらしい。


  その中でこの村の物件を取り扱っている。商店は一つで前の世界の不動産屋のように、外観や内部がわかる様に絵が書かれた紙が、貼られている。

  結構種類あんのね。

  二人で新居を探すカップルみたいな気持ちになりながら、貼られた紙を見ていたら。

  「いらっしゃいませ。新居をお探しで?」

  いかにも商人って感じの男が声をかけてきた。

  「ええ、二人と従魔とで住める家を探してます」

  「なるほど、ご予算を教えていただけますか?」

  「900万まで、浴室が付いてる家ありますか?」

  「900万ですか?」

  「ええ、少ないですかね?」

  「いえ、そんなことは。ではこちらに座ってお待ちいただけますか?直ぐに資料を集めて来ますので」

  「分かりました」

  商人の男は慌てた様子で奥に下がっていった。

  こんな若造が900万も持っているとか思わなかったんだろうな。

  うん。俺も思わないけどな。

  少し待っていると、女性がお茶を持ってきて、もう少し待っていて欲しいと言ってきた。

  10分ほどすると先ほどの男が戻ってきて、テーブルにに資料を置いていく。

  一つ一つ見ているがあまりパッとしたのがない。

  違うところに行こうとした時最後の物件に惹かれた。

  値段は800万グランで、部屋数も多く浴室も大きいように思う。

  「リン姉この物件とかどう?」

  「うーん。一度見せてもらうことは出来ますか?」

  「はい勿論ですよ、外に馬車をご用意しておりますので、どうぞこちらに」

  俺達が来た方とは別の階段で下に降りて扉を開けると、そのまま外に出た。

  扉の先には剣を腰にさした警備員4人が外で警備していた。VIP用の出入口なのか?

  一度反対の入り口に回り、外でお座りしていたクロを回収し、物件に向かった。


  物件は魔の森の方向にあり、ここからなら色々行きやすいな。


  外観は家というか屋敷って言った感じで、思った以上にデカい。

  ・・・これはマジでメイドさん雇わないといけないな。ハハハ。

  庭も広くていいな。修練で色々出来るな。


  商人は玄関の鍵を開け扉を開ける。

  多少埃ぽかったが、そこまで汚れていないし、痛んでもいないように見える。

  キッチンは広く、作りやすそうだ。色々道具を揃えていこう。

  浴室を見るが、外国のホテルにあるようなオシャレだけど、ゆったり出来なさそうなバスタブに、魔石を利用したシャワーが付いていた。

  シャワーはこのままでいいかな?バスタブは新しく広くて大きいのに替えよう。

  リビングは暖炉が付いていて、凄いリッチな感じがする。キッチンと繋がっているのでここで食事とるようになるだろうな。

  部屋の奥は壁が違う部屋があり、中には鍛冶が出来そうな炉が付いていた。色々作ってみるのはありだな。もう一つ扉が付いていてそのまま外に出れるようになっていた。

  階段の横には水洗式のトイレがあり、その奥に物置部屋があった。


  2階に上がると部屋が10部屋とトイレがあった。

  9部屋の大きさはほぼ一緒だったけど、1部屋は倍くらいに広かった。


  「ジン君ここいい感じだね」

  「そうだね。ちょいちょい換えたいとこあるけどここにしようか」

  「うん。でもこれだけ広かったら。家事が大変になるね」

  キタ!チャンスだ!

  「それなら奴隷を雇っては如何でしょうか?」

  商人さんナイス!てか奴隷とか居るんだ!ゴクリ。

  「奴隷ですか?」

  「ええ、といっても犯罪奴隷とかではなく、借金等で奴隷になってしまった者ですけど」

  なるほど。もっと詳しく。

  「勿論奴隷紋を施しますので、不利益になるようなことはしませんよ。ただ元々犯罪者ではないので、あまり酷い扱いはしないで欲しいですが」

  そう言う商人さん。

  合意ならいいんですよね?ジンさんハーレムに入ってもらっても。

  クールだ俺。冷静になって、喋るんだいいな?焦って仕損じてはいけない。・・・ふぅ。大丈夫。イケる。

  「じゃあここに決めよう。何点か変更したいので、その見積もりと、家事を手伝ってくれる奴隷の紹介もお願い出来ますか?」


  どうだ?あくまで、リフォーム的なことをメインにして、奴隷はあくまで、ついでみたいな感じで言えたな。


  「ありがとうございます。では一度店に戻りましょう」

  また馬車に乗り込み、店に戻る。

  店の裏手に付き、クロを外に待たせ店の中に入り、手続きをする。


  まず清掃お願いし、次にバスタブの撤去。バスタブはいいのがなかったので、リン姉が魔法でいい感じの物を作るそうだ。出来が楽しみだ。

  更にベッド。話し合って俺が一番大きな部屋使う事になったので、特注でデカいベッドとリン姉用に少し大きめなベッド。クロ用小さめなベッドを購入した。清掃後運んでもらう予定だ。

  デカいベッドはハーレムには必要でしょう。ぐふふふ。夢が広がりますね。

  後は、風呂やキッチンで使う、加工された魔石を複数購入して、なんとお値段880万グラン。予算内に入った。流石です。


  家具なんかは後々揃えていく形になった。アイテムボックスがあるから自分達で運んだ方が安いし、実際に生活してみないと、必要なのが分からないからね。


  さあ、いよいよお待ちかねの時間ですね。

  商人さんは奴隷が揃えられている、地下に案内してくる。

  俺とリン姉は商人さんについて階段を降りていく。

  ・・・なんでリン姉が居るかって?俺が聞きたいわ!

  選り取り緑、選び放題だと思ったのに・・・。


  奴隷達が居る隣の部屋に案内され、隣の部屋に居る子達を見る。

  安いシャツ1枚とミニスカートを着て非常に目のやり場に困る。困ってしまうけど見ないことには選べませんからしょうがないですよね。

  皆可愛く、目移りしてしまうな。

  くっ、どの子だどの子にしたらいいんだ?

  誰か、誰か教えてください。

  「ジン君あの子」

  隣の(天使)が教えてくれた。

  俺の心とか読まれてないよね?大丈夫だよね?・・・リン姉の顔可愛いし、体堪んねぇな。マジで俺のものにならないかな~。


  リン姉の顔ちょっと赤くなった気がするけど気のせいだよな?

  とりあえず、リン姉が教えてくれた方を見る。


  ・・・あれ?あの子見たことあるんだけど。

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。

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