表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ #1











今よりちょっと未来の世界には、99.99%の私たちと同じいわゆる普通のニンゲンと0.01%の突然変異をしたニンゲンがいる。






















普通のニンゲンはH(ヒューマン)と呼ばれ、突然変異してしまったニンゲンはF(フリーク)と呼ばれている。






F(フリーク)”は人によって大小様々な力を持つ。

ある人はサイコキネシス、ある人は未来予知、また人は人の心を操ることも出来る。まるで超能力者のような、フィクションの世界のような力を持っている。








H(ヒューマン)”はその強大な力に恐怖を感じた。いくら強い力で対抗しても軍の兵器を使っても敵わなかったからだ。

だから“F(フリーク)”からあらゆる権利を剥奪した。教育を受ける権利、家を借りる権利、仕事をする権利、病院にかかる権利…すべてを奪い取った。

そう、自分たちがその大きな力に支配される前に。








長年の研究で“F(フリーク)”は性染色体Yに変異が現れることが多いことが判明した。なので9割は男である。

また、先天的な“F(フリーク)”は生まれつきその変異した遺伝子を持ち6歳ごろまでにその力が目覚める。後天的な“F(フリーク)”は生まれつきは普通のニンゲンと同じ遺伝子を持つ。20歳ごろ身体が出来上がるまでに“F(フリーク)”から攻撃を受けることで遺伝子が変異し目覚める。








おかげでこの時代、この世界では採血による遺伝子検査が義務とされている。産まれた時とそれから5年ごとに30歳になるまで“F”の遺伝子がないか調べられ、“F(フリーク)”の遺伝子があると判明した時点で、この世界から追放される。






これはそんな時代、そんな世界に生きるニンゲンのお話。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ