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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生編
80/243

第080話 通常運転、そして年末

リザアース暦803年1月4日(火)。


とりあえずいつも通りルナに起こされて、朝食の後は自主訓練の日です。

ルナには昨日は逃げられたけど、今朝は捕まえて問い詰めてみたものの、結局口を割りませんでした。


そうこうしてたら結構時間が過ぎちゃったので、諦めて自主訓練させました。


その後の俺は、いつも通り人類誕生予定地点周辺でのダンジョン潰し兼食材集めです。


2箇所ほど潰したら、少し早いけど居住区に帰還。


魂の神様から言われていた、ルナ達“神獣”に関する記述の追加修正作業に取り掛かります。


久々に書斎にモノリスの書を持ち込んで、書斎に篭ってタバコ&コーヒーを楽しみつつ、概要を考える所から開始。

これまた久々に神体で活動してます。


「神獣って言われてもなぁ。

何でなったかが俺には良く判ってないから、どう記述すれば正しいかが判らん。

神気を浴びたからって言ってたな。とりあえずそれっぽい記述にしとけばいいか。


ん~せっかく中級神になったんだから、神獣も創れるようにするか?神の祝福みたいな感じで。

んじゃ、神話級に神の祝福スキルは追加確定だな。


どうせスキル追加するんだったら、人類にも対応出来るようにしたいかなぁ。

そうなると、一応魔物とか聖獣とは別に表示されるようにしないといけないか。

併記みたいな感じにするかな?


あ~、あとミツハルさんとこの陸くん達みたいに神の子ってのも面倒だな。

もし俺に子供が出来たらいちいちスキル付与するのも面倒臭いし。

神獣/神人 みたいにしとけば、一挙両得な感じ?神の祝福だけで済むし。


補正としては、とりあえずルナ達のステータスが倍ぐらいになってるから、それをそのまま記述すればいいか。


後は・・・神獣か神人になったら“神に認められし者”スキルが自動付与って形にしたらいいかな?

ついでに“神の試練”も自動付与にしとこう。

・・・ん~他のスキルとかは面倒だから、ある程度ルナ達と一緒にしとくか。

一応俺に敵対するような奴を神獣とか神人にするつもりはないから、多少チートしててもいいだろう。

念のために俺に完全に敵対したら神獣/神人を取り消し処分にして、“神罰を受けし者”を強制付与してやろう。


不老不死に関しても一応付与するけど、成長状態が成熟期になってから不老って記述にしとけばいいかな?

俺に子供が出来たとして、赤ちゃんのまま不老不死とかある意味虐待だしな。


ついでに従者とかに関しても記述しとくか。従魔があって従者がないのも何か変だしな。

俺からしたら従魔も従者も一緒だし。


あ~、あと関係ないけどステータスなんかの一部最大値も撤廃しちゃうか。

ルナ達はカンストしてるのもあるしな。


とりあえずここまでは決定事項としてメモしとこう」


久々に書類作業してる感じ。

マジでこの作業何年振りだろう・・・600年近く振りぐらい?


「俺としてはもうこれ以上従魔は・・・増やすつもりがないけど、ミツハルさんとこにグリフォンが居るんだよなぁ。

俺の所にも追加しとくかな?

話聞いちゃうと俺も欲しくなったし。騎乗用にしてもいいしな。


なんとなくだけど、ルナ達に乗るのって気が向かないんだよなぁ。

乗せてって言ったら乗せてくれるんだろうけど。


元々タリズとかリヴィアとかフェンあたりを騎獣にしようかな~って思ってたんだけど、

ここまで成長させちゃうと、逆に何だかな~って感じ。

もっと弱い奴なら騎獣とか騎馬にするかも知れないけどなぁ。


あ~そうなるとスレイプニルとか追加しとくか。一応騎馬だし。

でも8脚馬ってぐらいしか知らないんだよなぁ。

まぁいいか。


他に追加する魔物って何かあるかな?

あ!サーペントとかいいかも。

ただの海蛇ぽいのじゃなくて、肺呼吸も可能にして、陸上生活も可能なやつにしとこう。


他には・・・とりあえず食材的に牛系の魔物が欲しい所なんだけど、思いつくのがミノタウロスしか無いんだよな。

正直同じ豚系でもボア系とオーク系だったらボア系の方が旨かったし、もっと牛っぽい魔物って居なかったっけ?


ん~牛頭ごずとかアレって牛じゃないしな。とりあえずミノタウロスだけ追加しとこう。

(実は以前にオーク系を試食済みだったりします。脂肪が多くて脂自体もあんまり旨くなかったです)


他は・・・特に思いつかないなぁ。

あ、ミノタウロスの記述に肉が旨いって記述を入れたら旨くなるかな?やってみるか。

とりあえず魔物の追加はこれぐらいでいいですかね~?」


休憩がてらタバコを一服。


「ふーっ。

タバコ吸うのも久しぶりだなぁ。最初だけだったな、吸ってたの。


分体でも慣れたら吸える様になるかな?あ~、でも陸くん達が来た時に困るか。

とりあえずリビングのタバコとか排煙装置はもう消去しとこう。邪魔なだけだし」


た~っと行って即消去して戻ってきました。


「さて、休憩終わりっと。

他に追記とか修正するやつってあったかな?


・・・あ、今後の事を考えると、従魔魔法で従えた従魔と、契約魔法で従えた従魔って分けたほうがいいかも。


単純に従魔と契約従魔でいいや。

あと聖獣とかも神獣化が可能になるようにしとかないといけないのか。

でもそうすると・・・従魔とかの表示が邪魔になるな。

ルナなんかが聖獣化して白面金毛九尾になって人化した時にステータスを見られでもしたら魔物だってバレちゃうし。

もうその辺全部まとめて非表示化も出来るようにしとこう。俺は完全鑑定あるから困らないしな。


そもそもステータスを見る必要と言うか、身分証の発行としてギルドカードが作れないと意味が無いのか。


今の記述だと・・・一応作成も可能だし、人類じゃない従魔だったらパーティーメンバー数には含まれないのか。

一応そこの記述は契約従魔も含まない記述に変更だな。

等を加えるだけでいいか。


問題点としてはルナ達をパーティーメンバーにしても報酬が貰えないって事か。

これは任意で可能としとくか。


後は・・・あ、最初の記述ではギルドの報酬で人類が金銭での発注が不可能になってるな、これは修正っと。


同時受注数も1件だと少ないかもな。

3件にしとくか。パーティーで受注の場合は6件でいいかな?


後は微妙な表現を修正するぐらいか?

あ、ステータス偽装スキルも追加しとかないと、ルナ達が完全に異常だと判っちゃうな。

これも神獣に追加だな」


「とりあえずこんな所か?

後は実際に運用して問題点を洗い出していかないと予測出来ないな。

一応見直してみたけど、ちょっと抜けとか漏れがありそうな気はするんだけど、何処が?と言われると判らん。

ま、気付いたら修正する方向で放置しとくか。

どうせ1000年時点ですぐに人類と接触する気がないし。


運用していくうちに色々と問題も出てくるだろう。んじゃま修正して実行しますかね」

“ぽわ~ん”“パン!”


「とりあえず終了かな?

先ずはルナ達に神の祝福スキルを付与してみて様子見かな?」


モノリスの書を持ったまま主寝室へと戻ります。

結構な時間作業してたのか、従魔達も戻ってきてるみたい。

ってもう20時過ぎてるじゃん。


丁度リビングに居たリヴィアに、全員集めるように指示してさっさと分体作成。

で、リビングにとんぼ返り。

指示通り全員揃ってました。


「はいは~い。

ちょっと新しいスキルを追加したから、お前達にも付与しとくから。


あと、ステータスの上限もとっぱらったのと、ギルドカードを作って貰いたいから、ちょっと寝るのを待ってね」


とりあえずルナから順番に“神の祝福”スキルを付与。

で、全員の付与が終わったら書斎に移動してギルドカードを作成してパーティーに入れます。


ちょっとギルドカードの作り方とかパーティーの加入方法をド忘れして、

慌ててモノリスの書を調べ直したりと、ばたばたしたものの無事作成と加入は終了しました。


で、全員無事に終わったんで一応ちゃんと出来てるか完全鑑定。


「ぅぉ!カンストしてた分が一気に増えてるやん。

1000年まで従魔維持出来るだろうか・・・」


名前:ルナ(魔物)(神獣)(従魔)

種族:ナインテイル(雌)

(以下略 カンストしてたステータスが一気に増えてます)


今まではカンストしてたから気付かなかったけど、上限を撤廃したから本来成長してた分まで一気に成長したみたい。

リヴィアには俺の物理攻撃が一切通らないんじゃね?ってぐらいDEF値が上昇してました。


「まぁいいか。

とりあえず1000年時点でちゃんと説明して、自分達の異常性を認識させよう。

俺の危惧してた点も気になるしな」


「んじゃ、お疲れ様~。また明日も自主訓練だから頑張ってね。おやすみ~」


従魔達からも【おやすみなさい~】って返されて、俺は独りで朝食の準備。

今日は面倒なんで風呂には入りません。


ただ、ルナ達は入ったみたい&入浴剤を入れたみたいなんで、一応風呂掃除だけはやっときました。

ちなみに今日は元訓練日なので、入浴剤を入れてもOKな日だったりします。


翌日からは完全にいつも通りの毎日。

魂の神様から年始で宣言させられた新しい酒については、早々に作成済みなんでもう放置です。


ひたすらダンジョン潰したりして食材集めの毎日。

たまの休日に従魔達をモフったりブラッシングしたりして癒される日々です。

毎日こつこつとボア煮を作り溜めしたりしながら過ごします。


半年ぐらい経った頃に、たまたまミノタウロスを狩る機会があって、狩って食べてみました。


予想以上に美味でした。モノリスの書の記述は侮れん。

とりあえず旨い牛肉の確保にも目処が立ったので、オークの記述は放置。

ボア肉で十分だし。


まぁ他の魔物と比べると絶対数がまだまだ少ないだろうと思って、あえて狙って狩ったりしませんが、

たまにダンジョンでごちゃっと居た時なんかは完全にボーナスステージでした。

とりあえず狩れた分は正月用に回す事にしときます。


そうこうしてたらもう年末です。

思い返すと1年って早いなぁと思いつつ、魂の神様が来られる前に年末準備。


年越し蕎麦の準備をしてたら、魂の神様から連絡が。

今回は前ほどノイズが感じられなかったので、神格位が上がったせいかな~?

とか思いつつ、リビングへ。


丁度いいタイミングで、魂の神様とミツハルさんご一家が到着。


『やぁ久しぶり!またお世話になりに来たよ』


「お久しぶりです。こちらこそ宜しくお願いします。ミツハルさん達もおひ・・・」


「リュウノスケ様!」

挨拶しようとしたら、ミツハルさんご一家が俺に対して平伏。

ミツハルさんだけは跪礼しつつ、俺を見ながら様呼び。

正直何事!?って感じ。


「我が子らの命を救って頂き、誠に有難う御座いました!」


「は?」

ミツハルさん?俺“引き篭もり”って言われてる神ですよ?

一体何を言ってるんです???

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