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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
天地創造編
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第008話 天地創造 その1

さて、無事に希望してた銀河が手に入りましたよっと。

次は魂の受け皿を創るべきなんだけど・・・・


「正直、元の地球のままってのが嫌なんだよな~

自分の箱庭だと思ったら地形とか大陸とか、無秩序っぽいのがちょ~っと許せないと言うか。

まぁそう見えてるだけで理由はあるんだろうけど、いまいち好きにはなれないんだよね~」


別に批判する気はありませんよ?ただ単純に好みの問題。

某都市の下町に見られる雑然とした風景も、生活観溢れる風情があるのは判りますけど。

個人の好みとしては、京都のような条坊制じょうぼうせいみたいにきっちり区画整理された都市の方が好みです。

まぁ昼間の京都は区画整理されていようが渋滞と人の多さで、別の意味で雑然としてますがね。

それと同じく新しく創った地球リザアースも、ある程度意図的に区画整理をした大陸(・・)を配置したいと思っております。


「あと資源の心配かな。まぁ地表に露出して既に採掘した分が地球全体の何%ぐらいになるのかは判らないけど、

コピーする時に念のために人工物を排除したから確実に鉱物資源は減ってるはずなんだよね。

それの補充と・・・せっかくなんではっちゃけていいよね?神になるとか既にファンタジーだし。」


ニマニマしながら書き込む内容を考えます。

とりあえず大陸の配置を・・・と思ったけど、よく考えたら鉱物資源を後から配置するとか面倒だな。

人工的に造成された地形とかどうなってるかも判らんし。

鉱物を採掘してた場所をいちいちチェックするとかダルすぎる。


とりあえず一旦全部潰すか。

んでそこに補充分と追加分を混ぜ込んでから新しく大陸作ったほうが楽な気がする。

多少惑星の質量が変わっても、自転・公転周期を固定してるから大丈夫だと信じよう。頼むぞ神パワー!


で、書き込み内容の結論。

“リザ系銀河を治める神・リュウノスケは太陽系・地球の原初地質組成をリザアースに上書きコピーし、

神の鉱物としてアダマンタイト・オリハルコン・ミスリルをそれぞれ現在の含有“金”量の10%を分散・溶解した状態で新たに加え、

リザアースの温度を10年間各鉱物の融解温度以上で保つ。

溶解した地質組成はリザアース中心付近より自転軸の北極点方向へ流動し、南極点方向よりリザアース中心方向へと流動する”


「・・・でいいかな。北極と南極を上手いこと指定出来ない自分の知識の無さが悔やまれるが。

一応ちゃんと混ぜ込みたいから、どうしても流動して貰わないと困るし。

まぁ神としての認識補正で何とかなると信じよう。失敗してもやり直せばいいし」


「では!いざ参る!」

“ぽわ~ん”


「書き込み完了。よろしくお願いしま~す!」


“パン”


「あら?」


恒星リザサンから光の円が広がってきた・・。あ、リザアースが飲み込まれた。と思ったら出てきた。気持ち大きくなったかな?


「お?真っ赤かと思ったら青白っぽい?かな?ちゃんと焼けてるっぽい。」


無事予定通り?溶解してるっぽいです。

まぁ分子レベルで見れないから判らないけど。ちゃんと出来てると信じよう。

あと、地球が焼けてるって表現が微妙に不謹慎な気もするけど。


光の円はリザ系銀河の端?まで到達してバリアを残して消えました。


「とりあえずやりたかったことは成功したっぽいけど、なして銀河ごと再構成してるん?

今回は他の惑星とか指定してなかったけど??」


相変わらず条件がよく判りませんな。

可能性としては、拍手を打ったらモノリスの書の最初から実行されるって感じ?


「便利だけどイマイチ使いにくいな。やっぱり早めに章作って分類しとこう。

あと“変更時は変更対象のみ変化する”って文も追加しとこう」


忘れないうちに追加書き込み・・・。

“ぽわ~ん”


で、テストしたいんだけどどうしよう。


「ん~そろそろ輪廻転生の輪を設置しときたいかな。

だとしたら・・・リザアースの中心でいいか。どうせリザアースに魂の器を作る予定だし。

だったらついでに俺の居住区も作ってしまおう。

いつまでも宇宙から眺めてるのも飽きてきたしな。そうすると文面は・・・」


多分死なないとは言え、マグマのど真ん中に家建てるんですから一応慎重に考えますよ?

とは言え、神様パワーにさんざん当てられて余り心配してませんがね。

恒星に近づいても熱感じなかったし死ぬ事はないだろう。


あ、そう言えば“不死になること”って言われてたの忘れてたわ。

どうせテストするんだし、ついでに不死の文面も追加しとくか。


表表紙裏の銀河の理の記述の下に以下の一文を追加。

“リザ系銀河を治める神はこの本の所有・著作者のリュウノスケであり、神であるリュウノスケは不死である。”


ちょっと行間をあけて

“一度改変を行った後、対象を指定して改変する場合は指定対象以外の改変内容を再度改変しないものとする。”


リザアースの改変に関する文章を一旦削除して別ページにリザアース理の章と記入。

んで、改めてリザアースの改変事項を再記入。


章を別にする都合上、あった方がいいかな?と思う文をリザ銀河理の章に追記。


さらに“神の居住区に関する理”とサブタイトルを付けて

“リザアースの中心に直径10m高さ4mの楕円形で神の居住区を設置する。

楕円形の長円の中心は正確に自転方向と一致する。

また、中心の居住区より正確に自転軸より垂直かつ等分8方向へ直径2m長さ3mの通路を設置し、その先に5m四方の居住区を設置する。


さらに中央の居住区の中心に輪廻転生の輪を設置する。

この際、輪廻転生の輪の雛形が収められていた容器を直径3m高さ4mへ拡大する。

また、容器の北極側を上辺。南極側を底辺とし、上辺及び底辺のみ魂の通過が可能なものとするが、一方向にしか通過出来ない。

魂の通過方向は上辺より輪廻転生の輪に入り、浄化後底辺より然るべき場所へと向かっていくものとする。


居住区の壁はアダマンタイト・オリハルコン・ミスリルの合金とし、

いかなる熱や圧力などのあらゆる要因でも融解・破損・圧壊することはない。

基本的に居住区内部は気温23度・1気圧に保たれ、北極側を天井側。南極側を床側とし、床にリザアースの北極点と同じ重力を生む。


同様に居住区内に置いての遠心力も北極点と同等とする。

これら居住区内部の環境は居住区外へ一切の干渉を受けず。また干渉を与えない。

居住区外から居住区内へも同様に干渉を受けず。また干渉を与えない”


「はぁ~。意外と面倒だった。

不安要素を排除しようとすればするほど文章が難解且つ読み難くなってくわ。

なんかアメリカの司法社会を思い出しちゃった・・・」


「とりあえずこれでOKなはず。書き込みの再チェックして実行しますかね~」


面倒くさいけど一応チェック。

特に居住区に関する所は長文になってるからイメージ漏れがないかどうか・・・ありました。

居住区間の通路に関する記述が無かったので慌てて追加。

まぁ“この通路も居住区とみなす”って書いただけですがね。


“ぽわ~ん”


「よし。とりあえずチェック終了。いざ実行!!」


“パン”


まず体が発光。これで恐らく不死になったってことかな?

手元に置いておいた輪廻転生の輪の雛形が容器ごと光の粒になって消滅。

んでリザアースも発光。

すぐに元の青白っぽい?色に戻ったところを見ると一度削除して再記入したものに関しては改変履歴も削除されるみたい。


「ん~この結果だけ見ると1度でも改変するとなんらかの履歴として残るみたいね。

まぁ検証は疲れたからもういいや。次はリザアースの中心へ行ってみるかな」


若干くたびれながらもリザアースの中心の居住区へ行こうと意識しながら1歩踏み出すときっちりワープ出来ました!

もうこのワープにも慣れた感じだね!

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