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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生編
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第071話 また拡張

のんびり喋りながらおせちやらを飲食していたら、既に昼過ぎ。

従魔達以外は結構な量を飲食したので、お昼は抜きになりました。


で、従魔達用におせちやらボア煮やら酒類を追加して従魔達だけで毎年恒例の宴会を開始。

もう何年も続いていますが、ルナを中心とした車座で床に座って飲み食いしつつ熱弁を振るうルナ。

床をてしてし叩きながら何か言ってるっぽいルナと、それにふんふん頷いている従魔達を見てると、妙に和みます。


陸くん達もお腹一杯になったし、お年玉の件で大騒ぎした分お疲れモードみたい。微妙に眠たそう。


それならって事で、お母さん方が一緒にお昼寝しようと言ってもぐずってます。


どうやら、せっかく神酒が飲み放題なんだから、お母さん方にいっぱい飲んで貰って長生きして欲しいんだって。

自分達は3人でちゃんとお昼寝しておくから、お母さん達はこのまま飲んでいて欲しいそうな。

眠いのを我慢して健気な事と言うお子様達。 良い子達じゃないですかー。

さすがに神の子だからか、2歳ちょっととは既に思えないけど。

あとお母さん方が不老なのは、この際突っ込まない方向で。


そういう健気な事を言う子供は嫌いじゃないので、その望み。叶えてあげましょう。一応この世界の神だし。

ってことで一旦神体に戻ります。 で再びリビングへ。


『おや?リュウノスケ君、神体に戻ったみたいだけど、何をするつもりだい?』


「いや~陸くん達の健気さを見てると、この世界の神として何とかしてあげたいじゃないですか?

で、客室を改造しようかと思いましてね。

あぁ、ミツハルさん達も一緒に来て頂けますか?

何かあったら困るので、一旦持って来られた荷物類の移動をお願いしたいので」


「今でも十分快適な部屋なのに、陸達の我侭を叶えて頂かなくても構いませんよ?」


「まぁ大改造する訳でもないですし、今後陸くん達が成長したらどうせ改造しなくちゃいけなくなりますからね。

ちゃちゃっとやっちゃいますし、空間拡張もしませんから大した手間でもないですし気にしないで下さい」


従魔達以外の全員で移動。魂の神様は単に野次馬です。

相変らず酒瓶を放しませんし。


で、とりあえず入ってすぐの右側の部屋(ミツハルさんが宿泊中)の中の荷物を廊下に移動して貰ったら改造開始。


前回拡大したベットを若干縮小して3つ並べるイメージ。

当然ベット間に設置していた棚類は撤去です。

シングルサイズ以上ダブルサイズ未満のベットが3つ並んだ感じかな?

それをぴったりくっつけてフラットにしておきます。

ベットから落ちたりしたら危ないので。

一応ベット下には荷物類の収納が可能になるように足付きのベットです。


あと、ベットの頭部分(液晶パネルとかがある方)にティッシュとか小物類を置けるだけのスペースと言うか棚を確保。

で、撤去したゴミ箱とかコーヒーメーカーが乗っていた棚類をトイレ側の出入りの邪魔にならない場所へと移動。

豪華さ的にはランクが落ちるかもしれないけど、実用性は十分かな?

・・・で、イメージとしてはこんな所か。


『修正!』


久々の光の粒子の乱舞。

お子様達は眠気が吹っ飛んだみたいでキラッキラした目で見ています。


「まぁこんな所か。

ちょっとベットが狭くなっちゃいましたけど、これで3人一緒に寝られますよね?」


『お~リュウノスケくんもニクい心遣いするじゃない。

ちゃんと将来の陸くん達の弟妹の事まで考えるなんて』


ニヤニヤしながらミツハルさんを見る魂の神様&俺。


「・・・自分の部屋に関しては今まで通りで良かったのでは?」


「そこはほら。

“よそ様の~”とか言っておきながら、結局頑張ったミツハルさんの甲斐性次第ですよ。

んじゃ、ちゃちゃっと残りの部屋も改造しちゃいますかね~」


ミツハルさんのうらめしそうな視線は当然スルーします。


で、右側奥の部屋(ミーさん達&お子様達が宿泊中)の部屋も、念のために荷物を移動して貰って同様に改造。

今日から完全にお子様達専用になるかも知れませんしね。


とりあえず入って右側が3人部屋。左側が2人部屋としておけば、万が一、来客が増えても楽に対処可能かな?

と思っての事。追加する分に関しては、コピーするだけで済むしね。


で、お子様達はさっきの光の乱舞で目が覚めたのか改造したベットの上でぴょんぴょん跳ねながらはしゃいでます。

当然ミーさん達に怒られましたが。


ミーさん達が強引にぬいぐるみ型リュックを抱き枕代わりに横にさせて、暫くしたらすぐに寝入ってくれてました。

この辺はまだまだお子様な様子。


そんなお子様達を放置して静かにリビングへ移動。


で、リビングに戻ったらおせちの数の子だけを大量に追加しておきました。

ミーさんとクレマチスさんからは非常に感謝されました。

頑張れ!ミツハルさん!


ミーさん達をリビングに残して、神様3人組で給仕室へと移動。

どうせ神体に戻ったんだから、纏めてやることやってしまします。


『今度は何をするんだい?』


「あ~さすがにお渡しするお酒の種類が増えてきたので、イメージ補完が大変になってきてるんですよ。

でまぁ、見本と言うか、コピー元を1本づつ作っておけば後々楽になるかと思いまして。

簡単に言えば酒蔵を増設しようかと思ってるんです。


そうすればお渡しする時も“この酒を何本”とか指定しやすいですし、私としても創るのが楽になりますからね。


で、酒蔵を増設したらまた分体になって戻ってきますので、

その間に今までお渡ししてたお酒を思い出しておいて頂けると有難いです。

と言う訳で『空間拡張!』あ~んど『作成!』(酒貯蔵用の棚を作成しました)

まぁこんなものかな?


それでは一旦分体に戻ってきますので、色々と思い出しておいて下さい」


拡張した空間的はちょっとした酒蔵程度です。

酒瓶だと棚に収納したとしても1万本以上は軽く収納可能だと思う。


爆笑してたり呆れてる神様2人を放置して分体作成して戻ってきました。

ちなみにリビングでは従魔達は酒盛り、ミーさん達はお酒を飲みつつ数の子をパリパリ食べてました。


「とりあえずは先に私が覚えている分を創りますので、漏れとかあったら指摘して下さい」


後はひたすら思い出したり指摘を受けたりしつつ『出ろ!』ってしまくりました。

日本酒(清酒)系だけで40種、焼酎系を2種、ワインやウイスキーなどの洋酒を70種、

ジンとかウォッカなどのカクテルで使うベース系を3種ずつ。あとはリキュルール系を覚えてるだけ出しました。

まぁカクテル系を創っている最中に色々思い出したので、リキュール系がかなり多くなっちゃいましたが。


全部で300種ぐらい一気に創ったかな?

こうやって改めて見ると、俺って酒飲みだったのかも。


ちなみにどのお酒に関しても、元々張ってあったラベル類は一切なく、単純に清酒-01とかってラベルになってます。

その方が管理しやすいので。

一応リキュール系だけはコーヒーリキュール-01とかって表記にしました。判りやすいので。


「とりあえずこんな所ですかね?

後はミツハルさんの記憶を頼りに増やすぐらいですか?」


『いや~中々壮観だねぇ。

リキュール系だっけ?色も綺麗だし。これだけあったら酒の神も喜ぶと思うよ?


とりあえずミツハル君と頑張って増やしてね。私はお土産に貰うお酒を選んでおくから』


「あ!言い忘れましたけど、今年度からはお2人のお土産の本数に上限を設けることにしましたので。

悪しからず」


『え!そりゃないよ!!これだけを前にして我慢しろってひどすぎない?』


「いや、ちゃんと厳選して頂ければいいじゃないですか。

とりあえずちょっと飲みたいから~って理由で本数増やされると、こちらの手間も掛かるんですから妥協して下さいよ。

魂の神様へは色々あるし200本、ミツハルさん所には50本を上限とするので、ちゃんと厳選して下さいね?

大体、魂の神様に渡す本数的には去年よりも増えてるんですから、それで勘弁して下さい。

そうでもしとかないと際限なく増やすおつもりでしょう?

そこまで対応出来ませんから!」


『ちぇ~。まぁ仕方ないか』


「何がちぇ~ですか・・・。

あぁ、試飲とかに関しては、自由に言って下さい。構いませんので。

こいつらを元に作成するので、ここの酒に関しては飲まないで下さいね?


まぁ、ここで過ごされている間だけは何でも飲み放題にしますから。

好きなだけ試飲される分にも構いませんから」


「リュウノスケさん。ウチのお土産本数ももう少し増やして頂けませんか?

その本数だと我々が飲める本数が増えないんですけど・・・」


「ダメです!(キリッ)

自分の世界の国主に分配とか、正直私の知ったことじゃないのに影響出しちゃった責任は取って下さい。

あと、本数交渉の前にミツハルさんには焼酎に関して協力して頂かないといけない事をお忘れなく!」


「あぁ~そうでした・・・」


『まぁまぁミツハル君。私も手伝うから一緒に頑張ろう。

とりあえず風呂酒しながら思い出そうか』


「何で私が責められてるっぽいのか理解に苦しみますが、時間的にも丁度いいですね。

焼酎に関しては風呂酒しつつ、増やしましょう」


慰めあってる(俺からしたら自業自得だと思うけど)神様2人を連れて昼間っから風呂酒と洒落込みます。

一応ミーさん達にはその旨伝えておきました。

相変らずお酒を飲みつつ、パリパリと数の子食べてましたが。

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