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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生編
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第067話 描陣

お風呂から上がってからは陸くん達を除いた全員で、

晩御飯(おせち再び&俺の誕生日ケーキ)を食べつつ深酒して寝ました。


で、1月2日・3日も例年通り風呂酒したり適当に食べたりとまったりした正月。

例年と違うのは、陸くん達を遊戯室の草原で遊ばせたぐらいです。

お子様達は再び飛行遊びがしたかったっぽいけど、親御さんに禁止されたのでただのピクニック状態。

まぁそれはそれで楽しんでたみたいだから良いんだけどね。


安心して走り回れる場所が今までは無かったらしいから、その点ではミツハルさん達に感謝されました。

親子の絆も一層深まった感じ。

まぁ併走したりしてた従魔達との仲も一層深まりましたが。


お子様達もウチのモフモフ組みが大好きになったみたいで、お気に入りの従魔をモフりまくり。

ふふふ。子供の頃からモフモフの魅力に囚われるがいい!


ただ、念話が出来る従魔達とお子様達との間で会話が成立してるっぽい事が発覚して大問題に。

どうも神の子だからか、年齢の割りに自意識がはっきりしてるみたいです。

単純にまだ喋られないだけって感じ。


帰る間際まで、ウチの従魔達を“子育て要員としてお持ち帰りさせて下さい!“とミツハルさん達に懇願されました。

そりゃまぁ、トイレとか食事の事を考えると、意思疎通出来た方がはるかに便利ですからねぇ。


でも、さすがにそれはマズいので、強引にいつも通り酒だけを押し付けてお帰り願いました。


お年玉として渡した指輪はそれぞれのお子様に無事装着して頂けました。

まぁ大して効果がある訳じゃないから、来年のお年玉として新しい効果を追加するか、

各自お気に入りになった従魔のぬいぐるみでも渡して、適当にお茶を濁しておくか~?とか考え中。


散々自重してくれと言われたので、俺基準で“正直微妙”あたりで丁度いいらしい。


で、1月4日からはいつも通りの毎日です。


俺は、今年の目標として掲げた“描陣&魔道具作成系をカンストさせる”を実行中。

とりあえず適当に不足しそうな食料確保の為に、ダンジョンを2~3箇所ほど潰したら、帰還して工作室に篭ります。

この数百年で全く使ってない素材が山ほど(比喩でなく)あるので、倉庫も大規模拡張済みです。

今までは採掘や採取を全くしてこなかったので、今後さらに素材が増える事も予想してかなりの規模になってます。

ただ広くしすぎたせいで、目的の素材を取りに行くだけでも一苦労な感じ。


で、描陣&魔道具作成系ですが、予想以上に難航。

そもそも描陣って自分でスキルを創っておきながら、何をどう描けばいいのかすら決めてなかったので。

最初はそこから手探りでやっていかなきゃならなくて、正直挫折しそうになりました。

どれだけの素材を無駄にした事か・・・。まぁ大量にあるからどうでもいいですが。


で試行錯誤の末、二重丸の中に五芒星や六芒星を描いたら一応出来るようになりました。


二重丸の間に起こしたい事象と発動時のキーワードを記入。で五芒星がその事象を発動させるだけっぽいです。

六芒星の場合はその事象を引っ張り出す(召喚する)って感じですかね?

五芒星でも六芒星でも大体出来る事は似てる感じなんだけど、アプローチが全く違う感じ。

永続系だと五芒星。短時間だと六芒星って感じで使い分けると大体イメージ通りに出来るようになりました。


やり方が判ったら、「なんだこれで良かったのか」って感じでした。

モノリスの書の記述でも、俺のイメージ補完が機能する事をすっかり忘れてました。


次の段階として符の小型化に挑戦。当然人類誕生後に符術で使うので、小型化しないと使い勝手が悪いので。

目標が単語帳サイズで使用する素材が竜の鱗なので、最初に竜の鱗をカットする所から作業を開始。


で、目的のサイズに切り取ったら陣を刻むのですが、マジでちまちました作業になりました。

書き込むのも魔力を込めながら刻まないといけないし、綺麗な円とか直線じゃないと発動しないので面倒この上ないです。

しかも書き込む対象が小さいし。竜の鱗自体が結構硬いのでかなり大変。


面倒になって創造魔法で専用の道具を自重なしで作ったら、多少楽にはなりましたが。

一応中級までの全属性魔法と、バフ/デバフ系、系統外、状態異常、状態異常回復系の呪符を作って、

全部の符を纏めておけるように描陣に関係ない端っこ部分に穴を開けてリングを通せば完成。

まんま単語帳って感じ。


中級までにしたのは、上級以上にしちゃうと悪目立ちするかな?と思ったのが理由が1つ。

後は単純に刻むのが面倒だったってのもあります。

まぁ所詮棒術の補助程度でしか考えてないし。

元々チートだから、実力隠し的な意味合いの方が強いですからね。


ただ、素材が竜の鱗って結構上等(だと思われる)な素材を使っているので、意味がないかも知れませんが。

念の為に、余った鱗を使って使用回数の耐久力テストをしてみましたが、100回以上使っても問題なしでした。

と言うか全く変化なし。普通の紙だと1回でダメになった(燃え尽きた)ので、やっぱり上等な素材みたい。


スキル自体は7月頃にはカンストしてたんですが、符の作成に予想以上に時間が掛かったため、もう年末です。

食材の確保はちゃんとしてたから問題ないけど、いい加減正月準備しなきゃね。

年末から来て頂くように自分から言っておきながら、用意が間に合いませんでした。じゃ情けな過ぎるので。


従魔達だけじゃなくて、来客の方達もボア煮が好評なので、

ここ数百年は作り置き量が年々増加している分、3月頃から作り置きを開始してます。

当然それに伴って給仕室自体も拡張しました。まぁ食品棚部分だけですけど。


1年って過ぎるのが早いなぁとか思いつつ、年越し蕎麦の準備をしてたら魂の神様から連絡が。


さて、また御持て成ししなきゃね!

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