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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
全ての始まり
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第005話 銀河改変?

浮遊感


なんとなく浮いていると言うか、ただ漂っている感じがしてぼんやりと目覚めた。

目の前には・・・何もない。真っ暗な空間に居た。


「おぉぅ。いきなりぼっちか。もう少し神様と会話したかったんだけどなぁ。

まぁこのまま、ぼーっとしててもしょうがないし、受け皿創りを始めますかね~」


まずは神様から貰った本と輪の入った円柱をしっかり両手に抱えてちゃんとあるか確認。

その時に自分が衣類を全く着ていないことに気づいて大慌てしたけど、そもそもぼっちには関係ないよね?


で、改めまして・・・今居る回りを確認すると、起きた背中側に国営テレビで特集してた銀河っぽいのが遠くにぽつんとあった。

が、他の銀河は見えない。というか他の銀河系の星も全く見えない。真っ暗な中に1つだけ銀河が浮いてる感じ。


「他の星が見えないとか・・・どんだけ辺境なんだよ。辺境がいいとはお願いしたけど、これじゃぁ“北極星で北を確認する”

みたいな初期航海術とか使えないじゃん。それか近くにブラックホール的なモノがあって星の光も見えないとか勘弁して欲しいんだが・・・」


「とりあえず、そこら辺の確認から。かな。まずは自分の箱庭銀河かどうかの確認をしなくちゃね」


唯一見える銀河の、とりあえず中央の恒星に向かって歩き出そうとしたら一歩で到着。


「何光年的な距離を一瞬とか。ワープ的な何かかな?さすが神様パワー・・・」


無駄に関心しつつ目の前に来た恒星を確認。


「でかくて燃えてる。としか表現の仕様がないな。結構近くまで近づいてるけど熱さも感じないのは神だから?

つーか神の存在って物質的なものじゃないのかな。魂を神にしたとか認識が重要的なことをあの神様は言ってたからな~


そもそもいわゆる宇宙空間なのに真っ裸で普通にしてられること自体がおかしいか。」


どうでもいい感想と、ぞうさんをぶらんぶらんさせつつ恒星の周りにある惑星も順番にチェック。


結果、中央に恒星が1つ。その恒星を周回してるっぽい大小5つの惑星がありました(衛星をもつ惑星が複数あることも確認)。

最後に周回している最も遠い惑星のさらに2周りほどの所に小惑星帯?と言うか直径1km以下の岩石帯がぐるりと囲んでました。

んでさらに外側にブラックホール的なものも、幸か不幸か見つかりませんでした。

万が一でも引き込まれるのが怖いので、岩石帯の確認がてら少し外側を1周しただけですが・・・。


で、調査結果としては


「恒星以外は岩しかない。水の存在も感じられないし、火星みたいに水があった痕跡すら見当たらない。水由来の生命は居ないと考えていいかな。

他の生命体っぽいものも見つからなかったから、この銀河が貰った銀河ってことで問題なさそうだな」


まぁ、あげてもいい銀河だとか好きに改変していいと聞いてて、他に銀河が見当たらない以上、念のため確認したに過ぎないんですけどね。

これから改変する予定なのに、何か生物がいて巻き込まれて死亡とか気分的に嫌じゃないですかー。

神としての第一歩なのにケチつけたくないのですよ。まぁいづれ失敗するだろうけど、まだまだ先でいいし、無駄な失敗はしたくない。


「では早速銀河の改変と行きましょうか。でもその前に~♪」


ちゃんといいつけは守りますよ?覚えてる範囲で、ですけど


「最初にタイトルを書き込むんだったよね。ん~、そのまま神の書でもいいと思うけど自分の世界だから何か象徴的なものがいいな・・・。

・・・象徴・・・ランドマーク・・・オベリスク・・・ん~ モノリス? あ、それにしよう。モノリスの書。


あとせっかく神に生まれ変わったんだし新しく自分の名前が欲しいな。って既に思いついてるんだけど。

思いついた自分の名前が若干腐ってる気がしなくもないけど、新しい世界なら関係ないよね」


余談ですが、思いついた自分の名前は昔親戚の兄ちゃんからハメられたエロゲーの主人公だったりする。

小学生にエロゲーやらせちゃダメでしょ。多感な時期なだけに影響力が大きすぎた模様。ダメなことはダメ!絶対!


「で、書き込みたい内容を思い浮かべて・・・書き込み!」



「・・・・・・変化なし・・・」


「あれ~?確かこのやり方でいいって説明されてたハズなんだけど・・・あれか?呪文的なものが要るのか? よし、受けてたとう」


「我この銀河を治める神リュウノスケ。これよりこの“モノリスの書”を用いて世界を治める者なり!」



「・・・・・・あかん。ノリと勢いで余りにもなことしたのに変化なしとか。救われん・・・」

宇宙空間で“ON_”って出来るんですね。最初から失敗とか、豆腐メンタルにはきつ過ぎます・・・。

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