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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生準備編
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第049話 ミッシングマン・フォーメーション?

あれからちゃんと自分を丸洗いして入浴中です。


ちなみにルナには俺が出るまで御飯は出ないと説明したら諦めてくれました。


で、3本に増えた尻尾で遊び中。

一応ルナなりに、進化したことは嬉しかったみたい。理由はどうあれ。


まーなー。結果として進化したんだから何かしら祝ってやりたいんだが、単純に飯ってのもなぁ。

どうせルナに聞いても飯の1択だろうし・・・。

地球に居た頃は、こういう時って大概ケーキ作って祝って済ませてた所だけど、あれ邪魔臭いんだよねぇ。


あ~パウンドケーキならまだ楽か。 混ぜて焼くだけだし。

ドライフルーツも大量に種類作って刻んで放り込めばタリズにも美味しく食べられるだろうしな。

俺的にはいわゆるショートケーキ系を作ろうかと思ってたけど、今回は理由が微妙だし、手を抜きますかね?

まぁ念のために希望を聞いておきますか・・・。


「ルナ~?

まぁ理由はどうあれ、進化した事は目出度い事だから、俺から何かお祝いするつもりだけど何がいい?

特に何も無ければ、晩のお風呂前におやつを用意して、みんなでお祝いしながら食べる事になるけど?」


ルナからの念話的には御飯が食べたいらしい。やっぱり飯か、と思いつつ。

「いや、御飯は別でしょ?

ルナ達がズルして寝たフリしなければ出てたんだから。


それに一応お昼御飯後に何かしらの食べ物は用意するって言ったでしょ?

あと、おやつって言ってもいつものじゃなくて、フルーツいっぱいの甘いおやつなんだけど?

ルナって甘い物が好きみたいだから喜んでくれると思ったんだけどな~。


まぁ作るのにも結構時間が掛かるし、量もそれほど多くは作れないんだけど・・・それでいい?」


じっと見つめ合う2人。(1人と1匹)

フルーツいっぱいに反応したっぽいタリズ。心配するな。お前の分もちゃんと作る。


てか、なんで見つめ合う必要があるんだ? 別に俺は嘘を言ってないぞ?


ルナから念話で甘いかどうかの再確認。

いや、気になったのってそこだったの?俺甘いって言ったじゃん!


「うん甘いね~。あと、フルーツも入れるから、色んな味が楽しめるかな~とわっぷっ」


嬉しかったのか、ルナが飛びついて来ました。んで、顔をべろんべろん舐められ中。


「判った!判ったから!落ち着いて!

ふぅ~。それじゃ晩のお風呂前に食べられるようにするから楽しみにしててね。

それじゃぁ結構時間も経ったし、お風呂上がってお昼御飯にしようか」


俺の言葉に反応して素早く浴槽から出る3人。 お前ら・・・。


乾燥魔法で乾かしたらリビングに駆け去って行きました。

タリズはもう少し俺側だと思ってたのに。飯に負けた気がする。


ちゃっちゃと着替えを済ませ、リビングへ。 既に待機中の3人。

もう突っ込むのも面倒なので「ちょっと待ってな~」と声を掛けたらそのまま倉庫/給仕室へ。


トーストを焼きつつベーコンエッグを作ったら台車にのせてリビングへ。

予定通りのメニューで配膳。

リヴィアのがんばったで賞は追加でスライムにしときました。もう考えるのも面倒だったので。


「はい。お待たせしました。それじゃ、頂きます!」


途中、ルナがタリズの生マンゴーに反応して欲しそうにしていたので、俺のベーコンエッグを食わせて我慢させました。

全員が野菜ジュースを2回お代わりしたぐらいで昼食も終了。


「ご馳走様でした~。

さて、片づけするからちょっと待っててね。この後どうするかは、戻ったら指示するから」


食洗機に食器類を放り込んだら一応片付けは終了。

後はルナのお祝いケーキ用の準備です。

まぁ材料出して混ぜるだけなんで楽なもんですが。フルーツやドライフルーツを作る方が正直面倒臭いぐらい。


「あ~。後からゆっくり準備するか。

とりあえず3人の昼からの予定を考えつつドライフルーツ作ってるか~」


リンゴ・マンゴー・チェリー・レーズン・オレンジ・バナナなんかを大量にドライフルーツ化させつつ、考え中。


「ん~とりあえず追加訓練が出来て多少食べ物にありつけるとなると、昨日のお魚作戦が一番楽だな。


両極大陸に行くのは明日を予定してたし、その時にダンジョン探させるつもりだったから、その予定はあんまり変更したくない。


リヴィアはいいけど、他の2人が泳ぎ系スキル伸ばしてもなぁ。つーか現状俺よりルナの方が泳ぎスキル上だったりして。


まぁいいや。俺も部屋の拡張とかモノリスの書の記述確認やら追記やらしたいし、昨日と同じにしよっと。


あ、浅瀬じゃなくて深海の方がいいな。低温耐性も上がるかも知れないし、タリズの狩り方も変えられるかも知れない。


んじゃま、その方向で。

ん~考えながら作業してたら作りすぎたかも。まぁいいや」


とりあえずの方向性が決まったのでリビングへ。相変わらず3人仲良く座ってますな。


「はいはいちゅーもく。

3人の午後の予定が決定しました。今回は昨日と同様に訓練がてらお魚を獲って貰います。

ただし、場所が深海を予定しているので、泳ぎ系と無呼吸系、耐性スキルもついでに上げて貰います。


その代わり、昨日と同じく魚は食べ放題にします。今日は晩御飯の予定がないので頑張って食べてて下さい。


あ、ルナの進化祝いとしてケーキを出しますが、量はそれほど多くありません。各自そのつもりで。

それじゃ、行くよ~」


訓練と聞いて3人ともしょげてますが、まぁ実質自由行動みたいなものなのでスルー。

頑張ってスキル上げして下さい。


で、鍛練室に到着。

何度か扉の開け閉めをしつつ、目的の空気層がない部屋を引くまで延々と扉を開閉。

10回目ぐらいである程度狙い通りのエリアを引きました。


「ルナとタリズは判ってると思うけど、リヴィア。

お前にはもう無呼吸スキル付与してあるから、1日ぐらい呼吸しなくても平気だから。

この中入っても溺れることはないから、心配しなくて大丈夫。


あと、ルナとタリズも最初はリヴィアについてやってね。昨日泳いで大分慣れたでしょ?

一応俺もリヴィアにある程度泳ぎを教えてから用事をするので、少しは安心していいよ。

それじゃ、入ろうか」


とりあえず率先して入ります。一応入室前にテイル種に変身してっと。


入って10mほど進んでから、全員に入室を促します。

リヴィアだけはやっぱり躊躇してたみたいだけど、他の2人につられる感じで入室。

入室直後はあわあわしてたけど、物理的に黙らせました。(手加減使用)


で、タリズとリヴィアは元のサイズに戻って貰いました。


【とりあえず2人は自由に泳いでて。リヴィアにある程度泳ぎを教えるから。リヴィア。俺の尻尾を2本掴んでくれる?】


リヴィアの前に2本だけ尻尾を突き出します。一応手?があるので掴めるはず。

1本だけだとリヴィアの重量を支えきる自信がなかったので2本にしました。


【ちゃんと掴んだね?それじゃ行くよ~】


前回同様泳ぎ回ります。

今回は泳げる範囲が広い分自由に動けるけど、案の定リヴィアが重いので速度はそんなに出ません。


そのうち、最初は勝手に泳いでいたルナとタリズも合流して編隊飛行&展示飛行状態に。た~のし~ぃ♪


ルナは尻尾で。タリズは翼で結構自由に泳げるようになったみたい。

タリズなんか空を飛んでるのと同じような動きになってるし、十分泳げてます。バレルロールとかしてるし。


暫くしたら、タリズに触発されたのかリヴィア自身も羽ばたいて泳げるようになりました。


で、ある程度したらリヴィア自身で泳いで貰って4人で編隊飛行してみます。

気分は“お上品に飛ぶぞ”って感じ。


途中ルナが飽きたのか抜け出そうとしてミッシングマン・フォーメーションになりかけたので慌てて厳重注意。


まぁ、ルナは何で怒られたか判らないだろうから、一応編隊飛行の意味だけは説明したんだけどね。

俺には自分の従魔が失われる感じがして嫌だったんですよ。ぐすん。

ただ、最後までルナには伝わらなかった模様。

まぁ確かにこの世界の、しかも魔物に理解しろって無理な話だわな。


暫く編隊飛行を楽しんだら、既に結構な時間。

慌てて俺は用事で離れる事を説明し、魚を大放出。

今回は大食らいが2人いるのでマグロを多めにしておきました。

一応集団での狩りの練習にもなることを追加説明したんで、食いっぱぐれる心配もないでしょ。


急いで鍛練室の廊下に戻り、洗浄&乾燥してから元の体に戻ります。

振り返って中の様子を少し伺ってみましたが、ルナもタリズも早速食べてるみたい。

リヴィアが若干苦戦してるみたいですが、なんとかマグロをゲット出来たのを確認してから倉庫/給仕室へ。


「さて、先にケーキ作りますかね。まぁ、単純に量が多いだけで、後は混ぜて焼くだけだけど」


先ずは今まで活躍の機会が無かったオーブンレンジを予熱しておきます。


で、バター。とろとろになるまで混ぜつつ、少しずつ砂糖を投入。

今回はちょっと甘めなんで若干砂糖多めです。

ついでに言うと、ドライフルーツがかなり沢山入る予定なので水分代わりにバターも多め。


で、ある程度混ざったら卵を投入。で、また混ぜる・・・もういいかな?

小麦粉を加えてある程度混ぜたら、小さく切ったドライフルーツを投入。さらに適当に混ぜたら終了です。


普通ならクッキングシート類が必要だけど、くっつかない焼き型を6つほど創造魔法で出して、作ったタネを投入。

後はオーブンで1時間弱ほど加熱したら終了です。

ちなみにルナ2本。タリズ1本。リヴィア2本の予定。


「オーブンレンジはタイマーついてるから放置でいいだろう。

ボア足の角煮の方は・・・まぁこのままで大丈夫かな。後は一応野菜ジュースを補充しとこっと」


とりあえず分体でやること終わったんで本体に帰還しますかね。

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