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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生準備編
40/243

第040話 肉球日和

どうやら俺のフラグ立て能力よりも物欲センサーの方が高性能だったらしく、別のダンジョンにすら出会えませんでした。

で、適当に狩りをしていたら18時になったのでルナちゃんの元へ転移。


ルナちゃんは、今日1日頑張ってたみたいで今も戦闘中。

邪魔するのも何なんで、相変わらず完全隠蔽看破発動させながら木陰からこっそり観戦中。


数匹のゴブリンを相手にしてたみたいだけど、圧倒出来たみたい。偉いです。


討伐完了してルナちゃんが食事し始めたから、完全隠蔽看破を解除しつつ声を掛ける。


「ルナちゃんお疲れ様~。頑張ってたみたいだね?

あぁ先に食べちゃって。ちょっとぐらい待つし」


声を掛けたら駆け寄って来そうになったので慌ててストップ。

正直血まみれのままモフりたくはないです。


少しして、ルナちゃんのお食事も終了。

全身を浄化魔法で綺麗にしたら居住区へ帰還します。


『転移!』



「到着!んじゃ、一緒にお風呂入って寝ますかね~ ルナちゃんいくよ~」


いつも通り一緒にお風呂に入り、先にルナちゃんを丸洗い。んで、俺も丸洗い。

最近は洗浄魔法で済ませちゃってたけど、たまにはってことでちゃんと歯磨きもしときます。


ルナちゃんが入浴剤を今日も入れたそうにしてたけど、入浴剤は俺との訓練の日限定にしときました。

正直後処理が面倒臭いのと、さすがに毎日入浴剤入れるのもどうかと思いまして・・・。

あと、檜の香り自体が飛びそうだから勿体無いし。


で二人で就寝。

あ、一応寝る時は神体に戻ります。自分と添い寝とか、マジ勘弁して下さい。

それにしてもモフモフの抱き枕は最高ですっ!


・・・・ZZZZZZZZ


むぎゅぅ。む?なんか、てしてし頬を叩かれてる・・・

「はっ!肉球っ!」


半分寝ぼけてましたが、ルナちゃんが起こしてくれた模様。

昨日の言いつけ通りぺろぺろ攻撃じゃなくて肉球攻撃なんて!なんてご褒美っ!(寝起きで混乱中)


「ルナちゃんおはよう~。 起こしてくれてありがとうね。

それじゃぁ俺は朝御飯の準備するから先にリビングで待っててね~」


声を掛けたら嬉しそうに駆け去るルナちゃん。相変わらず俺より御飯らしい。

まぁ仕方ないけど。


『分体作成!』


******************************


『分体作成!』


いつもの装備に着替え中。

「ごそごそ・・・肉球の存在をすっかり忘れてるとは・・・俺は今まで何をしてたんだ・・・。

・・・そろそろしゃっきりして朝御飯作るか。昨晩もめし炊き忘れて寝てたし、しっかりしなきゃな」


着替えを終えてリビングに行くとルナちゃんはソファーの上でお座りし、食事待ち中。


「急いで用意するからちょっと待っててね~」


と声を掛けて、若干急いで倉庫/給仕室へ。


「あ、昨日でアイスボアの足は使い切ったんだっけ。中途半端に残すのも勿体無いし、もう半身でいいか。

新しいボア系を捌くのも何だか勿体無いしな。俺の方は昨日と一緒でいいや」


残っていたアイスボアの胴体を縦真っ二つに切断。で片方を1cmほどの厚さで俺用に切り出して軽く焼きます。

俺用に切り出した残りを適当に2分割。これはルナちゃん用。

あとはいつも通りのメニュー。


まぁさすがに今日は無いと思うけど、ルナちゃんが勝った時用にドライマンゴーも纏めて作り置き。


焼いてたボア肉をひっくり返し、上から卵を落として蓋をしてから火を止めます。

大皿2枚を出してルナちゃん用のボア肉を“でん!”と乗せ、台車の上へ。

食パンを軽く火で炙って表面がカリっとしてきたらさっき作った似非えせベーコンエッグを乗せて中皿に。


「俺しか使わないけど、トースター出しとくか。最近パン食ばっかりだしな。『出ろ!』」


トースターを出しはしたけど、もう今朝の分は焼いたのでキッチンの片隅に収納。

特殊効果は電源不要と清掃不要だけです。


で、俺の分の皿を台車の中段に乗せたらリビングへ・・・。

あ、自動ドア化するの忘れてたわ。後でやっとこう。


「は~い。ルナちゃんお待たせ。 ちょっとコーヒー淹れるから待ってね」


「・・・はいお待たせ。それじゃ、頂きます」


今日も元気にもりもり食べるルナちゃん。

昨日は風呂中に一度出てトイレ行くぐらい食い溜めしてたみたいだし、まぁ今日も可哀相だけど晩御飯抜きかな・・・。


「ご馳走様でした! ん~♪ボア肉の似非ベーコンエッグは旨かった。」


「それじゃ、今日は2回目の組み手訓練です。真剣勝負でお互いに頑張ろうね。

あ、その前に用事済ませるから、ちょっと鍛錬室の前で待っててね」


とりあえず主寝室に戻り神体に帰還。

で、忘れてた朝食の片付けを食洗機にお任せしつつ、倉庫/給仕室の扉を両開きの自動ドア化。(扉は壁内収納)

それが終わったら主寝室に戻って寝る体勢になったら分体作成。

で、真っ裸のままだけどそのまま俺はテイル系に完全変身。一応チョーカーは自動で装備されるので問題なし。


【ルナちゃんお待たせ~。組み手訓練する時は俺もルナちゃんと同じ姿ですることにしたから。

まぁ、ある程度ルナちゃんが強くなったら辞めるけど、それまでは同じ姿でってことにするからね。

とりあえずのルナちゃんの目標は、俺がいつもの姿で闘うようになるまで頑張るって感じかな?】


そんな事を言っていますが、本心としては噛み付き系やら突進とかのレベル上げが目的です。

さすがに俺の目的をルナちゃんには説明出来ません。


で、早速鍛錬室の扉をオープン・・・・あ、これ、引いたらあかんやつ引いちゃった。


【えっと・・・・。ルナちゃん。今回はこの中で闘うけど、出来るだけ頑張ってね?

今後の事も考えるといつかは必要な訓練だったし・・・まぁ運が悪かったと思って諦めて下さい】


鍛錬室の中は水中でした。

上の方に空気の層があるから、酸欠で戦闘不能にはならない、と思う。


が、正直ルナちゃんが昨日色々と訓練した内容には入ってなかったはず。

なんか申し訳ないなぁとは思うけど、戦闘場所が気に入らないからって変更してたら訓練にならないと思って続行です。


一応俺からはあんまり手を出さないようにしよう。

まぁ前回と違って樹に叩きつけられる心配がないから肉弾戦より魔法戦の方が若干闘いやすいかな?って感じ。


【それじゃ、前回と同じく開始の合図が出たら戦闘開始ね。

今回は一応お互いが視認出来るから、魔法とか回避とかの訓練だと思って頑張って。

それじゃ、始め!】


合図と共に勢い良く鍛錬室に飛び込むルナちゃん・・・。これお風呂じゃなくて多分冷水だけど大丈夫かな?

あ、やっぱり慌てて浮上しだした・・・。

必死に犬掻き?しながら呼吸してるわ。一応狐なのに。


俺もゆっくりと侵入。無呼吸スキルがあるから呼吸は平気だが、水中活動スキルが低い分俺の動きも鈍いかな?


昨日潰したダンジョンで水中呼吸系スキルが多少上がったから、俺の方はまだマシだろうけど、

ルナちゃんは見てるだけでホントに可哀相な状態。

お風呂嫌いにならないといいけど・・・とか思いつつ開始の合図の光魔法を発射。

自分で言うけど外道だな。


で、手加減スキルを発動。

ルナちゃんの様子を伺います。あぷあぷしてるけど大丈夫かな~?

ま、いいや。 とりあえず暫くはルナちゃんの泳ぎ系スキルUPを期待して放置しよっと。

俺は俺で水中活動系のスキルUPを目指してのびのび水泳中。無呼吸があるから思う存分に泳ぎまくり。

低温耐性スキルも持ってるから冷水でも問題なしです。



【尻尾すげ~! 今の俺なら世界新なんて余裕じゃね?まぁ人型じゃないから泳法違反で失格だろうけど】


テイルの身体に慣れてきたら、気分はすっかりマグロな感じ。かなりの高速で泳ぎ回れます。

これで水中活動のレベルが低いって詐欺じゃね?ってぐらい自由自在。

ダンジョン内では瞬動で移動してたから気付かなかったけど、テイル系って狐体型だからほぼ流線型だし、

水の抵抗も殆ど感じることなく尻尾キックだけでぐんぐん加速。急旋回も思いのまま。


【あ~何か空戦ドッグファイトがしたくなった。腕的には並程度だったけど、面白かったんだよなぁ】


珍しく箱庭ゲー以外で手を出したフライトシューティングを思い出しました。

1~6まではやったけど、携帯ゲーム機版は何となく手を出さなかったんだよなぁ。

バード系の聖獣にガルーダを入れたのもそのせいだし。個人的には5と0が一番好きでしたが。

マジで“悪魔→英雄”みたいな存在を作ってやろうかしら。


そんな下らない事と考えつつ、独りでバレルロールやらスプリットSやらしつつ遊んでいると、

ルナちゃんが水面に氷の膜を張り、やっと水中から脱出。

で、上からがんがん魔法を飛ばしてきました。


【う~ん。現状の判断としては悪くは無いんだけど、他に氷も張ってないし完全に固定砲台になってるよね?

しかも高速で移動している今の俺には当たらんし。まぁ、万が一当たったとしても痛くはないけど・・・。

1回だけ何が悪いのかは指摘して、後は魔法の撃ち合いに付き合うか】


急速旋回しつつ底まで潜行してからルナちゃんの真下に回りこみ、そこから一気に急浮上。

で、突進で氷の膜を破壊しつつルナちゃんごと天井に叩きつける。

そのまま空中でルナちゃんに噛み付き。後は水底までご案内・・・まぁ泳げない相手にやるのは鬼畜な攻撃ですな。


今後、水中の相手と戦う場合があったら気をつけてね?って感じで一応咥えたまま水上まで連れて行きます。

で、俺が氷の膜を張った上に放り投げる。ちょっとお説教タイム。


【ルナちゃんさ~。此処って平面じゃなくて立体なんだから下に回りこまれる事も想定しとかなきゃ。

氷の膜も俺が下に回りこんだ瞬間に、別の場所に移動出来るようにしとかないと意味が無いよね?

前回ルナちゃんが樹の上から奇襲しようとして失敗した時は下が地面だったから問題なかったけど、

今回みたいに着地場所がなかったらすぐに魔法で着地場所を作れるように練習しないとね?

あと、さっきみたいに移動する相手に単純に魔法を撃つだけじゃ当たらないよ?

もっと相手の移動予測もしていかないと。

とりあえず今回は闘う地形が悪かったからしょうがないけどね。

今からは俺も水面上で闘うけど、これからは同じ事しないように気をつけてね。

以上。お説教でした。んじゃ、気を取り直して続けるよ~】


ルナちゃん。完全にしょぼ~んってなってます。 くそぅ可愛いじゃないか。


【はいはい。反省は後からする!一応まだ戦闘中だから気を抜かない! ルナちゃんが来ないならこっちからいくよ?】


とりあえず極氷雪魔法で水の表面全体を凍らせます。これで完全に地上(氷上?)戦になりました。

ちょ~っと天井が近過ぎるのがうっとおしいけど、まぁ仕方なし。

で、光系とか闇系の回復系を含めた各属性魔法(初級)をランダムで連発しまくる。今度は俺が固定砲台化してみました。

さて、ルナちゃんは打開出来るかな? 一応俺は偏差射撃も得意だよ?



必死に逃げ回るルナちゃん。で、苦もなく当てまくる俺。

たぶんステータス差じゃなくて俺の偏差射撃のスキルレベル(そんなスキルないけど)が結構高いせいかな。

ルナちゃんは飛来する魔法の物量にパニック状態。いや、回復魔法も混じってるんだけどね?

で、ある程度乱射したら俺のレベル上げとして、弱化系と状態異常系、系統外魔法を乱射。

一応やばい状態異常に掛かったまま放置するのはマズいので、完全鑑定しつつ魔法を放ってます。

で、状態異常に掛かったら即座に治療。


とりあえず3回づつぐらい全部の状態異常になったら、最後に範囲気絶魔法によるSP枯渇で終了です。


【う~ん。俺的には遊んでただけだったな。ルナちゃんもあっさり状態異常とSP枯渇で終わっちゃったし。

まぁルナちゃんには、こういう場所でも戦闘する可能性があるってことが伝わっただけでも良しとするか。

とっとと昼飯用意して、ルナちゃんの機嫌をな~おそ~っと】


ルナちゃんを咥えたテイル姿のまま部屋を出て、廊下で二人とも洗浄&乾燥。

で、分体姿に戻ったらルナちゃんをだっこしてリビングに寝かせます。手加減スキルも解除。

後は主寝室で着替えを済ませたら手早く昼食の準備。


「ん~。ルナちゃんの晩御飯抜きが確定しちゃったし、俺も特に晩飯に食いたいものないから俺の分もいいか。

代わり映えしなくて何だけど、朝食と同じでいいや。凝った物を作るのはルナちゃんが勝った時だけにしよう。

まぁこないだと同じで野菜ジュースだけは作るか。それほど手間でもないし」


ってことで朝食とほぼ同じ超手抜きメニュー。まぁこれでアイスボア肉が綺麗に処分出来るから良しとしよう。

ルナちゃんだけはデザート代わりにスライムを追加しておきました。


「ルナちゃんお待たせ~ってあれ?まだ回復してないのかな?」


リビングに戻ってもルナちゃんはさっきのまま。

完全鑑定してみても異常はなさそうなんで、多分睡眠回復中と思われる。 ちゃ~んす♪


とりあえず配膳だけ済ませると、ルナちゃんの前足肉球を堪能。


「ぅぁ~ ぷにぷにやん。どうしてもっと早く気付かなかったんだろう」


ニマニマしながらほっぺたに押し付けてみたり、額に押し付けてみたりして遊んでたら・・・。


ルナちゃんと目が合いました。


【・・・・・・】


「んんっ。ルナちゃんも目が覚めたみたいだし、お昼御飯にしよっか。

それじゃ、頂きます!」


ボア肉を食べながら、横目でちらちらとこちらを伺うルナちゃんの目が異常に冷たい気がするけど、全力でスルーします。

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