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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生準備編
35/243

第035話 準備は大切です

「やっと上がった・・・これで・・・ふふふ・・・」


ルナちゃんの1日を観察してから半月ほど経過。いや~実に長かった。

体感的には今までで最長だったかも知れません。

目的だったスキルのカンストが、この半月間は特にじれったくて本当に仕様が無かったです。


最後に残ってた設営スキルなんて、さっきまで2日間徹夜して一気にレベル上げしてましたからね。

これで当初の目的としていた走り系・威圧系・水魔法系・バフ系・設営・建築系・上位MP回復量増加のカンストが終了。

話術系と言語理解系・上位SP回復量増加がカンストしてませんが、こっちはスルーします。


あぁ、そういえばなぜか従魔魔法系のレベルも上がってました。

多分従魔を従えている時間経過で勝手に上がるんじゃないかと予想してるので、こちらもスルー。

どうせ後から従魔召喚魔法のレベルも上げなきゃいけなくなるし。


あと、走り系を上げてたせいか豪脚と筋力強化がカンスト。

こちらもどうせ怪力を上げなきゃいけないし、あんまり意味無いんですが。


まぁ目的だったスキルがカンストしたんで、設営のレベル上げ用スペースを緑化したら北極大陸の緑化も完了です。


「ルナちゃん待っててね。色々と訓練メニューも考えておいたから・・・ふふふ・・・」


半ば無意識で最後の緑化完了。

さて、戻ってルナちゃんと色々と戯れましょうかね。ええ色々と。

ちょっとテンションがおかしいのは徹夜明けだからだと思いますよ・・・ふふふ。


バングルで時間を確認したら丁度正午頃。

この時間なら、ルナちゃんは南極大陸を狩りと言う名のお散歩中かな?


『転移!』


リビング到着。とりあえず風呂に入りたい所だけど、どうせ本体に戻るので今回は無視します。

ルナちゃんが帰ってくるまでに準備を全部終わらせないとね。待たせたら悪いし・・・。

さっさと本体へ・・・。


『帰還!』


******************************


『帰還!』


「ふぅ。徹夜明けだけど神体に戻ったせいか睡眠不足感も特に感じないな。体調的には問題なしっと。

それじゃ、先にモノリスの書の記述とか修正を終わらせて、ルナちゃんと一緒に遊ぶ・・場所を作りますか」


装備品のうち、防具系に関しては装備者の体にあったサイズに自動修正が掛かるように記述を修正。

北極大陸を俺の領土とするために、城壁関係の記述を追加。あと、神の鉱物の記述も追加。

手加減(基礎)・上位属性外魔法耐性(中級)・描陣(上級)・探索魔法(神話級)・神の試練(特殊)。

以上のスキルを新たに追加。


あと、スライム系の記述が俺が想定してたスライムよりも強過ぎたので弱体化させました。

これに関しては完全に俺のミスなので、ルナちゃんは悪くないと思う。


あ、ちなみに属性魔法系の耐性スキルなんですが、練気魔闘術の下位スキルだったことをすっかり忘れてました。

スキルが多くなってきて管理しきれてなかった感じです。失敗失敗。

再確認してみたらカンストしてました。


以上の追加記述、修正等をモノリスの書に反映させて再確認。

“ぽわ~ん”


特に問題なさげなので即実行します。

“パン!”


時間があまりないのでサクサク行きます。ルナちゃんが帰ってくるまでに遊ぶ・・場所を作らなくては・・・。

リビングの時計を見たら既に2時過ぎ。ちょっと急がないとルナちゃん帰ってきちゃう。


そのまま、そそくさと空きとしていた無記載のネームプレートを“鍛練室”に変更。

さっさと部屋の中へ。

客室の横が鍛練室でいいのかな~とか思っていましたが、もうスルーです。

他に空いてる部屋がないんで。

で、部屋の中へ。


「ギルド水晶を入れてた箱と同じ原理でいけると思うんだけど・・・とりあえずやってみるか。

確か亜空間魔法の亜種って記述にしたよな?それと同じノリで空間拡張が出来るはず・・・」


イメージとしては現状の5m四方の部屋を1km四方の部屋に拡張するイメージ。

範囲はこの部屋の中限定で。


ギルド水晶の箱は魂とか生命体不可にしてたけど、こっちはOKな感じで。

あと、ランダムでリザアース上のあらゆる環境を再現するイメージも追加。

このランダムは中に誰も居ない時に、扉を閉める毎に変更される感じにしてっと。 いざ!


『空間拡張!』


光の粒子が乱舞してズズズ・・・とどんどん壁が遠ざかっていきます。

暫くしたら光の粒子は収まったけど、部屋が広がった以外変化なし。あれ?


「あぁ、中に誰も居ない時って指定してたな。んじゃ、一旦部屋から出てっと」


入り口で空間拡張したんで、ちょっと離れた所に扉がありました。この様子だと空間拡張はOKだと思う。


「一旦部屋から出て、扉を閉めるっと。で、扉を開けてみると・・・どう?」


ちなみに扉は全ての部屋の扉も通路側に開くようになってます。で、扉を開けてみると・・・。


「海中・・・か?いや、確かにあらゆる環境を再現するイメージで居たけど、いきなりこれを引くのは予想外」


扉を開けたら真っ青な世界。恐らく海中なりの水の中だと思われる。


「あ~水中活動のスキル上げとかに使えるから便利っちゃ便利になったな。

ま、いきなり此処でルナちゃんと遊ぶ訳にもいかんが。それにしても扉の所できっちり水が止まってる所が何と言うか。

神様パワーは超スゲーってことでスルーしとこう。もう一度確認」


そのまま閉めて、もう一度開けてみる。


「お~。今度はある意味見慣れた風景だな。緑化前の氷原って感じか。しかもちゃんと吹雪いてるし。

これぐらいならルナちゃんと遊んでも大丈夫かな?

とりあえずさっきの水中引いた時は俺のレベル上げ用として使えばいいし、部屋自体の問題もなさそうだな。

超高威力の攻撃魔法とかぶっ放して耐久力のテストもしてみたかったけど、神体だと何が起こるか判らんから保留するか。

分体に戻ったら一番最初に確認してみよっと」


「とりあえず空間拡張が使えるのが判ったし、後から執事室とかバス/トイレで狭いな~と思ってた所だけ拡張しとこう」


済まさないといけない用件は済んだのでリビングへ。

と、ルナちゃんが丁度帰ってきたっぽい。

久々のモフモフ。堪能したいわ~ってことで突撃!


「ルナちゃ~ん。久しぶり~。元気にしてた?ちゃんと頑張って強くなってくれてたかな~?」


ルナちゃんの全身をモフモフしつつ、声を掛ける。

今の俺。顔は笑ってると思うけど、目が笑ってない自信があります。

いやだねぇ。威圧とかしてないのにどうしてルナちゃんは怯えてるのかなぁ?

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