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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
生命誕生準備編
28/243

第028話 エンカウント

「・・・・ドゴォッ!」

「ぐはっ」


熟睡してたところに突然の衝撃。二段ベッドの上から落ちた感じ。

若干パニックになりながらも周囲を確認。

夜明け前なのか薄っすらと白み始めた中に真っ赤な目が2つ・・・魔物かっ!


「・・・・ドゴォッ!」

「ぐぼっ」


慌てて起き上がろうとした所にさらに追撃。

弾き飛ばされて樹の幹にぶつかった所で停止。警戒しつつ慌てて起き上がります。


2度の攻撃でも起き上がってきたのがイラついたのか、魔物がさらに追撃を掛けて来ました。

不恰好ながら慌てて横に回避したら、何とか回避は成功したものの魔物が樹に衝突。

メキメキと音を立てながら・・・樹が折れた・・・。


“ブチッ”


あ~俺が地道に頑張って植えた樹なのにな~。折ったなお前・・・俺が地道に植えてった樹を。


「ぶっ殺す!」


俺の雰囲気が変わったのが判ったのか、魔物も若干警戒しつつ威嚇してくる。


「てめーの威嚇なんざ怖くも何ともねぇっつーの」


とりあえず弾き飛ばされた時に何処かに飛んでった不如意棒に帰還を念じて手元に引き寄せる。


「どうやって殺してやろうか? 叩き潰されたい?それとも脳天貫いて欲しい? ん~?」


自分でも若干“イッてる”な~とは自覚はあるものの、せっかく植えた樹を折られたことでブチギレ状態。

冷静に考えることもなく、とりあえず目の前の害虫をどう潰そうかとしか考えられん。


魔物が何か構えに入ったのでまた突っ込んでくるかと身構えたら、

氷の針みたいなものを大量に飛ばしてきた!


「いっちょ前に魔法かよ! あぁ?俺と魔法勝負でもしたいのか?」


体中にぐさぐさ刺さってるけど、殆ど痛くない。俺のMDEF嘗めるなって感じ。


こいつは殺すの確定したし、魔法を使ってきたので若干興味が沸いたせいか少しだけ冷静になってきました。


「沸いたのか?それとも移動してきた? いや移動は考えにくいか。

緑化済みの所から移動してきたにしては距離があり過ぎるし。

何より魔法を使った事が気になるな。とりあえず『完全鑑定』」


名前:なし(魔物)

種族:アイスボア(雄)

年齢:43歳

状態:正常

HP:573/573

MP:111/162

SP:136/206

STR:233

INT:104

AGI:204

DEX:50

MID:103

所持スキル:走りLV49・体当たりLV58・噛み付き・LV13・初歩水魔法LV39・

加速LV9・突進LV27・水魔法LV8・詠唱破棄LV4

マスタースキル:なし

LP:100/100

LUK:11

CHA:11

HGR:50%

HP自然回復量:15

MP自然回復量:4

SP自然回復量:13

成長状態:成熟期

最大所持重量:233

ATK:411

MATK:186

DEF:376

MDEF:165


「・・・めっちゃ雑魚いじゃん・・・の割りにアイスボアってことは格が上がってるな。

どういうことだ?沸いたにしては年齢がおかしい。元々居たってことはまず考えられん。

居たとしたら既に蒸し焼きで殺してるはずだし・・・。

ダンジョン・・・か? 付近にダンジョンがあってそこから出てきたなら納得か。

ま、逃がさんし、確実に殺すから今はどうでもいいか」


俺とのステータス差を考えると確実に雑魚ですな。こちとら延々とレベル上げしかしてないっつーの。


もう完全に雑魚だと判明したので余裕しゃくしゃく。一応自身も完全鑑定してみたけど、HPは減ってません。

現在進行形で水魔法飛ばしてきてるけど、今の俺のMDEFは21476。 まさしく桁が違います。

あ~このまま水属性耐性のレベル上げしてもいいけど、ちゃんと殺してあげなきゃな。


「ブモー!」


こっちのやる気が削がれたのをチャンスと見たのかアイスボアが再突進。


「モーってお前は牛かっ!」


この程度の雑魚の突進なんて余裕で避け・・・られん!


「ドガッ」


ぎりぎり不如意棒での防御が間に合った。まぁ直撃食らっても大丈夫だとは思うけど、一応ね。


「相手も雑魚だけど、そういえば俺のAGIも雑魚だったわ。

あ~AGI補正があるスキルって大概武術系にしてたな~。そりゃ上がらんか~。

運動だってしてないから、補正以外のステータスも魔法攻撃系しか上昇してないしな。

そーいやーAGIの他にもDEXとかLUKとかCHAも雑魚だったな俺。マジで魔術攻撃特化になってるわ~。

今後は物理方面もなるべくレベル上げしないとなぁ・・・。

それにしてもモーって。猪じゃなくて牛かっつーの」


突進を止められたからか、再び魔法攻撃に切り替えてくるアイスボア。

ちくちく刺さってるって感じる程度でそんなに痛くもなければHPも俺の自然回復量を上回る攻撃は出来ないみたい。


「とりあえずうっとおしいから・・・『神威かむい』」


お~お~今更めっちゃびびってるわ。

“完全鑑定”

あらら、萎縮してやんの。まぁ仕方ないけどな~。


「とりあえず1撃で殺してあげるから、感謝しなさい」

せっかくなので全力全開で誅殺することにしました。寝起きだからSPもMPも問題なし。


「『練気魔闘術発動』『身体強化魔法発動』んじゃ、サクッと逝って貰いましょうかね」


体からは青白い蒸気みたいなのと紫色っぽい蒸気が立ち昇ってます。恐らく練気魔闘術の効果だと思われる。


スキル的には低レベルだけど、現状で最大の物理火力で叩き潰すことに決定。

相手が萎縮状態で動けないから可哀想っちゃ可哀想だけど、神(の分体)の怒りを買った以上諦めてくれ。


「せ~の。 ぅぉお~りゃ!」


ただただ単純に不如意棒をアイスボアの頭部に全力で振り下ろす。


「グチャッ!」「ドゴッ!」


アイスボアの頭部ごと地面が陥没。アイスボアの頭部は・・・完全にスプラッタですな。目玉とか脳漿ぶちまけてるし。


「ん~グロい。多分キレてなかったら見たくない光景。

まぁ自分でやらかした事だし、俺の精神的にもまだ完全に落ち着いてないから平気だけど。

とりあえず命は命なんでちゃんと処理してあげましょうかね。

まぁまだLP残ってると思うけど、蘇生させてやる気はないし。しっかり処分しとかないと」


ってことで持ち上げて・・・俺より体長がでかいから舞空術併用で持ち上げて、逆さ吊り。

今の俺のSTR値は2千以上あるので軽々持ち上げられました。多分体重は1tないぐらいの魔物だな。

で、空中に無属性魔法で固定。一応先に首のあたりを手刀で半分ほど切断。続いて足首も同じく切断。


手刀で切断出来るのは練気魔闘術のおかげです。斬撃飛ばしたりの応用で手に纏わせてます。

ついでに無手術のスキルUPしてくれればラッキーな感じ。


「血抜き血抜き~ 確かこの方法であってるはず」

まぁ実際首のあたりからドバドバ血液が流れ出てるので問題ないはず。ちゃんとしたやり方知らないけど。

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