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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
北極大陸富国編
227/243

第227話 俺の秘密基地計画 最終段階

 リザアース歴1182年の4月3日(火)。ついにジンさん達が俺の秘密基地に到着しました!

もう建国から130年ほど経つんですよね。そう考えると色々と感慨深いです。

 ジンさん達の到着が俺の予想よりも遅くなったのは、ここ十数年は本気で探索していなかったらしいです。

最初は一応マジメ(?)に探索はしていたらしいのですが、予想通り上空偵察が晴れの日限定だったりとかで余りにも効率が良くなかったので、むしろ他のスキルレベル上げをメインに移行したらしいです。

 ついでに言うと、ジンさん達のパーティーが北から東方向へゆっくり探索。リアンさん達のパーティーが東から南方向へ。ロンメルさん達のパーティーが南から西方向へ。ランドくん達のパーティーが西から北方向へ探索に向かったのも原因。

俺の秘密基地って帝都からすれば北西方向だけど、若干北寄りだったせいでランドくん達の発見が遅れたみたいです。

(ついでに言えば、秘密基地から大陸城壁が見えるほど端にあったのも原因)

 で、秘密基地らしき構造体を発見したランドくん達から連絡を受けた全員が帝都の居住区で合流して、俺の秘密基地に到着。

今に至る・・・っと。



 皆さんのスキルレベル上げは順調らしいのですが、1点だけクレーム・・・と言うか、要望がありました。

“召喚獣のパーティー内での存在について”の要望です。

 皆さんの要望を要約すると、現状の“召喚獣はパーティーに含まれない”って設定だと、俺みたいに召喚獣の数に制限が無い者とか同時召喚数が多い者にとってはチートが過ぎるらしいです。

それと俺が意識しての事では無いのですが、“無意識で経験値・・・的な面で問題がありそう”との事でした。

と言うのも、召喚獣を多数従えた状態だと、基礎ステータスやスキルレベルの伸びが悪かったそうな。

なのでジンさん達の推論としては“召喚獣達へも経験値・・・的な物が均等分配されているのでは?”って事らしいです。

 う~ん。俺ってもう自分のステータスなんていちいち気にして無いから、気付かなかったな、それは。

でも言われてみれば、無意識的に“経験値の分配”って面では召喚獣も含めて均等分配が妥当な気がするので、そうなのかも知れません。

でもなぁ・・・この世界って一応“経験値的な数値は無い世界”って設定のはずなんですがねぇ。

俺の無意識でそうなっちゃったのかな?


 ま、要望通りに修正したとしても別に俺が困る訳でも無いし、その辺は“モノリスの書”の記述修正する事にしました。

 具体的には“パーティー編成は人類優先でパーティーを組み、召喚獣の余剰が出る様なら召喚獣は別パーティー扱い”って事に。

(当然人類同士のパーティー数上限は現状維持なので、多人数の場合は別パーティー扱い)

んで、召喚者1人につき余剰召喚獣が出た場合はその召喚者の余剰召喚獣だけで別パーティーを組む形へと変更。

例えば人類3人召喚獣3体だと1つのパーティーですが、人類4人で各々が2体の召喚獣を従えて居た場合、“4+2+2+2+2”の5パーティーに分割される様に修正しました。

ただしソロで1人の同時召喚数が6体以上の場合は、任意でパーティーメンバー変更可能な設定です。

(注意点としては人類が4人の場合、“6+2+2+2”の4パーティーにならないって事でしょうか。

“総召喚獣数がパーティー数上限を超えた場合、自動的に別パーティー扱いになる”って言った方が正解かも)

 要は“人類が複数居てパーティー数上限を超過した場合は、自動的に人類と召喚獣によるレイドパーティー編成に変更される”って言えばいいのかな?


 どうしてそんな要望が出たのか聞いてみたら、別行動開始後の結構すぐぐらいに、たまたま俺が狩り残したダンジョンをウルズさん達が発見したらしく、“楽勝だろう”と思って突入したものの返り討ちにあって這う這うの体で逃げたそうな。

んで余りにも悔しかったので、全員集合&召喚獣も全投入のガチモードで討伐に向かったら、逆に楽勝過ぎて拍子抜けだったらしいです。

 しかも全員がステータス的にもスキル的にもレベルUP無しのオマケ付き。

そんな事があったので、先の推論に至ったらしい。



 とりあえず“モノリスの書”の記述変更は後回しにして、俺の秘密基地をご案内。

まぁまだまだ俺的には作成途中なんですがね。

ダンジョン(2層の入り口手前までは案内しましたが、それ以降の階層は口頭で説明)や居住区・飛行場(?)・俺の工房区画なんかを案内した結果、皆さんの総意として、帝都ではなく今後はこちらを拠点とする事に決定。


 「それなら」って事で、将来的には人類を招いて第5層までは都市化する想定をしているので、皆さんは6層以上の階層で過ごして貰う事にします。

パーティー単位で大ブロックを1ブロックずつ割り当てして、全員の公共施設として風呂(男女別)・鍛冶場・醸造所を幾つか・共用の素材保管庫・その他各種工房なんかを設置。

各種施設は俺の“創造魔法”全開で快適に使える様に便利施設を作成しておきました。

 まぁ“それ以外のそれぞれの内部とか個室とかは、各自の好きにいじったり自作して下さい”って事で形だけ作ったら丸投げ。

無駄にスペースは余っているので、自分で好きな様にいじって貰っても本当に構わないのでね。

何なら各パーティーで1階層を丸々使ってもいいぐらいですが、今はまだそこまで開拓が進んで居ないので、「追い追い考えましょう」って事で。



 皆さんが到着した初日はそんな感じでした。

皆さんを一通り案内して旅装を解いたら、それぞれの割り当てブロックで今日は休息。

俺は独りで“モノリスの書”の記述変更作業へ・・・。



 翌日から本格始動です。

 俺の1日としてはこんな感じ。

現状だとギルド業務が出来るのが俺独りなので、朝と夕方はギルド業務。

その間に召喚獣達の世話や様子を見たり、ダンジョンでスキルレベル上げしたり、召喚石確保の為にダンジョンアタックしたり・・・と言った感じ。

ちなみに俺専用の醸造所では、各種酒だったり味噌・醤油なんかの調味料も造っているので、それらの作業にも従事しなきゃいけないので結構忙しい感じ。


 一方“来訪者の分体”の皆さんはとりあえず各自の居住空間の充実を最優先って感じかな?

召喚獣だけは既に俺の召喚獣達と合流させて、放置レベル上げしているみたいです。

まぁ召喚獣にとって嗜好品である食事だったり休息を与えておけば、好感度が下がる事は無いだろうしね。

たまには様子を見に行っているみたいだから、問題は無いでしょう。

 で、空いた時間にギルド依頼を受けたり、ダンジョン鉱山で採掘したり、工房に籠ったり、2階層以降にチャレンジしてみたりと楽しんで居られる様子。

皆さん的にも“馬系”なんかの騎乗可能召喚獣が欲しいらしいので、積極的にチャレンジして貰いたいですね。




 そんな感じで“あっ”っと言う間に時間は経過していきます。

年末年始だけは帝都の“皇族居住区”or“神の居住区”で過ごしますが、それ以外の日は俺の秘密基地でレベル上げやらステータス上げなんかの日々。

 俺はどんどんとカンストスキルも増えてきたし、召喚獣も色々と充実してきました。

皆さんも各自で楽しみながらスキル上げやらやっているし、順調そのもの。

秘密基地の城壁も完成したし、そろそろ他大陸の様子でも見に行こうかなぁ・・・。

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