表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の創った箱庭世界  作者: コルム
北極大陸建国編
216/243

第216話 いきなり問題発生

 さて、やって来た人類達が最初にしなきゃいけないのは・・・当然ギルド登録です。

これはファー&リルに丸投げします。一応ギルド職員登録してある者でしか対応出来ないのでね。

俺はもうギルド職員からは抜けているので、手出しが出来ない領分です。


 んで、ギルド登録が済んだ者から順番に黒いカードを渡して咥えて貰います。

このカードは、福祉パスとか通勤通学用の定期券って感じかな?

ギルドカードを使わなくても、このカードの有効期間内であれば転移魔法陣が無料で使えるカードです。

 咥えさせるのは生体認証の為。

ありがちな血液による生体認証でも良かったんだけど、それだと針なり何なりを使い回す事になるので、〝衛生面でどうかな~?”と思った次第。

なので、唾液による生体認証にしました。当然、他者には使えない仕様になって居ます。

 ちなみにこのカードは黒と金の2種類があって、黒のカードの有効期間は約10年。金のカードは約3年になっています。

黒のカードが義務教育期間中用。金のカードが高等学校&大学在学期間中用って感じでしょうか?

認証が済めば、真っ黒だったカードが白地に黒のラインが入ったデザインに変化、白地部分に所有者名が表示される仕組み。

(金のカードの場合は、白地に金のラインが入ります)

んで、カードの有効期限が過ぎれば、勝手にカード自体が消滅する仕様にしました。

勿論、俺の〝創造魔法”製です。今後の事も考えて、枚数だけはアホほど作りました。

ま、1枚作ってコピーするだけだったから、労力的には楽なものです。

 ついでに言うと、故意・過失問わず紛失した場合の再発行はありません。

正直に言って、そこまで面倒見切れませんのでね。管理等々も自己責任です。


 それも済んだら夕食へ・・・。

流石にかなり混雑しましたが、なんとか捌いて宿屋街に科&男女別に案内して今日は終了です。



 誕生させた人類全員の夕食も終わって宿屋街に案内した後、俺ら全員が皇族居住区に再集合したのは22時過ぎ。

かなりハードな1日でした。

 俺とトロンさんご夫妻&エスさんご家族は北西ギルド担当で、明日からの教育に関しても同様の予定です。

その他残りのメンバーは、北東ギルドを担当して貰って居ます。

人数の都合上北西ギルドの方へ、若干大目に割り振らせて貰いました。

 ちなみにルナ達は割り振られて居ません。一応宰相だったり大臣ってポジションなのでね。

今後は仕事をする事が増えるでしょうが、今暫くは自己鍛錬に費やして貰います。


 で、ルナ達も含めた全員が揃ったら反省会兼俺らの夕食タイム。

給仕等は、今日は暇だったルナ達がやってくれました。


 反省会の内容ですが・・・まぁ初日だったから、ギルド登録関係と食事関係で混雑した事が問題になった程度でしょうか?

コレばっかりは今後誕生させた人類にフォローして貰わないとどうしようもないので、今日の所は問題を先送りしつつ解散。

単純に現状だと圧倒的にマンパワー不足なのです。本当にどうしようもありませんわな。

 戦闘とかで〝蹂躙する”って事だったら、この程度の人数差でも俺独りで楽勝なんだけどねぇ。


 明日は誕生させた人類達への朝食の準備があるので、朝の5時集合です。




 明けて1月5日早朝。まだ5時前ですが全員集合したので、いつも通りに太極拳後朝食。

その後は担当ギルド方向に分かれて本日の業務を開始します。

 って言っても、とりあえずは人類達への朝食作りからなんですが・・・。

やっぱりかなり面倒です。何とか早めに人手を確保しないとマズいかも・・・。


 ちゃんと朝食を取らせた後、俺らも少し休憩を挟んで早速授業開始です。

人数の都合上、数班に分かれて座学やら実技やらを割り振り振っての別行動です。

そうじゃないと教室なんかも不足しちゃうしね。教師も不足して居ますし。

まぁ教室自体は結構広い空間&それなりの数はあるのですが、全員が一斉に同じ授業が出来るスペースは無いのです。

今後の事を考えれば、もうちょっと大きく作っておくべきだったのかも知れません。今更ですが。


 軽く昼休憩を挟んだ後も同様に夕方まで授業です・・・が、問題発生。

流石にギルド業務の合間に、ファー&リルの2人だけでは夕食の準備が終わらなかったみたいです。

昨日はこっそりルナ達にも手伝わせていたので、問題がそう大きくならなかった事も原因と言えば原因。

まぁ2000人以上の食事を2人だけで準備するとか、無茶振りだったか・・・。猛省。


 何とか昨日同様に捌いた後、全員で反省会です。

俺ら北西ギルド担当班だけでなく、北東ギルドでも夕食に関して同様の問題が発生したらしい。

これは早急に対応しないと・・・って事で、教育の一環として〝調理実習”も授業として組み込む事に。

んで、人類達自身で夕食の準備&翌日の朝食の準備をさせる事になりました。

まぁ朝食に関しては、俺らが〝温めなおすだけ”程度の作業負担になる様に調整しますが。


 結局授業としては、座学(道徳・言語・算数)。調理実習。1・2次産業の実習。魔法実技。戦闘実技(基礎体力作りも含む)。魔芋採集or岩塩採集の6教科となりました。

これに休日を2日で合計8日。何とか3労1休の日程でカリキュラムを組めそうです。


 別件で、ジンさん達からもう1つ問題と言うか提案がありました。

ジンさん達にしてみれば、〝教育に時間を割かれる事で自分達の成長幅が減少するので、何かしらのスキルを追加して欲しい”との事。

 まぁねぇ。教育を〝受ける側”じゃなくて〝する側”だったら、あんまりスキル的にもメリットが少ないですし。

多少はステータスの成長があるのかも知れないけれど、今まで自由に過ごして居た頃の比べれば遥かに効率は落ちる訳で・・・。

 こちらとしてもお願いしている側なので、早速神体・・に戻ってスキルを追加しました。

〝教育理解”〝教育知識”〝上位教育理解”の3つ。

どれもINT値にしかステータス補正がありませんが、まぁ無いよりはマシでしょう。

とりあえず新規追加したスキル育成目的で頑張って貰う方向で、今回追加したスキルに関しては特別に3つ共に付与させて貰いました。

 気持ち的にはこちらの都合で数年間を無駄にして貰う事になる訳だし、ボーナスの先払いって感じですかね?


 ひとまずこんな感じで場当たり的な対応となりますが、今後もこの調子で様子を見つつやって行くしか無いですねぇ・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ