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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
北極大陸建国編
204/243

第204話 原初の3柱揃い踏み 女神も居るよ その2

「あ゛ぁ? オイ。今、何つった?」


 本気で“神威”発動。ただし新しく来た4柱限定の指向性です。

即座に失神する女神2柱。男神2柱も真っ青になっていますが、そんな事はどうでもいいです。


「始祖の神様? コイツら。どういうおつもりなのか、ご説明願えますかね?

私の事はどうでもいいとしても、大切な友人や私の家族に対して“如き”呼ばわりですか・・・。

事と次第によっては、始祖の神様も含めて追い出しますよ?」


『きっ・・・貴様・・・最高位「黙れ」・・・』


 まだ反抗的な態度を取る男神を静かに一喝&睨みつけて、ついでに始祖の神様も威圧。

まぁ始祖の神様は俺の性格なんかも分かっているだろうし、本当に“ついで”って感じ。

“この程度なら始祖の神様に対しても許容範囲だろう”って信頼した上での行動ですが。


『まっ・・・待て、リュウノスケ。

ちょっとした・・・その・・・じゃな?手違いと言うか・・・』


「“ちょっとした”・・・だぁ?

“ちょっとした”で、私の大切な者達を見下してくる様な連中を、私が受け入れるとでも?

始祖の神様? 此処はどういった場所かはご説明したはず。それを知った上で、この態度。

そんな輩を私が許せるとでも? 正気ですか?」


『待って!リュウノスケくん!とりあえず話を聞いて!』


 割って入る魂の神様。同様に“ついでに”睨みつつ威圧。


「何か?」


『ぐっ・・・とりあえずその威圧を抑えてくれないかな?』


 まぁいいでしょう。

始祖の神様や魂の神様の顔を立てる意味で、“神威”じゃなくて、ただの“威圧”に下げます。

それでも全力の“威圧”ですが。


「で?そちらの言い分は?」


『まだ少しキツイんだけど・・・?』


味方・・か分からない以上、この程度の態度はご了承願います。

で?そちらの言い分は何ですか?」


『まぁ兄上様達の今の態度は確かに“いただけない”よね。仕方が無いか。

簡単に言うとね?此処でのルールとか、その辺の説明をすっかり忘れてたんだよ。ハハハ・・・』


 “やっちまった!”的に、乾いた笑いで誤魔化す魂の神様。


「・・・で、今の態度って訳ですか。なるほど。まぁ良いでしょう。それでは・・・」


『貴様!最高位神様だけで無く、全ての魂を司る神に対してその様な態度。許されると思ぅてか!

それなりに力はある様だが、たがが人類如きが思い上がるのも大概に・・・』


「あ゛ぁ? 空気読め。馬鹿が!」


『なっ!我らに対して“馬鹿”とは何事かっ!

最高位神様に成り代わり、我らが『兄上様!お待ち下さい!』・・・何だ?』


 再び止めに入る魂の神様。俺はそれよりも“我らが・・・”の続きが気になります。

コイツら完全に喧嘩売ってるよね?しかもかなりお安く。大量に。

存分に買っちゃうよ?何なら全部買い占めちゃうよ?俺。

ただでさえ見下されて不愉快だって言うのに、此処って俺の世界。

原初の3柱だろうが、知った事じゃありませんね!


「あ゛ぁ? 我らが・・・なんだ?馬鹿共」


『きっ貴様!我らを愚弄するのもいい加減に『双方辞めんかっ!』』


 今度は始祖の神様が割って入りました。

もう既に、コイツらは俺の認定から外れているので、どうでも良いのですがねぇ。


『お主らは此処に何をしに来たと思ぅておるのだ!

口論する為では無かろうがっ!お主らが自由に活動出来る様になった、謝意を伝える為であろうが!

それを・・・馬鹿者めがっ!何を考えて居るっ!』


『しかし・・・』


『しかしも何もあるかっ!

お主らが自由を得る事が出来た“オド酒”も“マナ酒”も。

今お主らが見下して居る、目の前に居る者が創った物ぞ!それを知った上での態度かっ!

このっ・・・馬鹿者共めがっ!』


『『なんとっ!?』』


 驚愕の表情の男神2柱。


『アハハハ・・・ごめんね?リュウノスケくん。そういう訳だから、もう許してくれないかな?』


 乾いた笑いながらも、なんとか場を収めようとする魂の神様。

う~ん。前にも聞いた言葉からすると、魂の神様ってば原初の3柱の中では末弟のはずだし、

今の対応でも立場的には下っぽい。 魂の神様も色々と苦労しているのかもね。

まぁ、そういう事なら・・・始祖の神様と魂の神様の顔を立てるとしますか。

とは言っても、まだ完全に許した訳じゃ無いけれどね。


「・・・なるほど、そうですか。ではひとまず、先程の事は“無かった事”にしましょう。

改めてやり直しを要求します。と言うわけで・・・『出ていけ!』」


 始祖の神様達を纏めて北極大陸に転移させます。これでリザ系銀河から弾き出されたはず。


「ったくもう・・・始祖の神様達は何やってんすか・・・」


「リュウノスケさん?始祖の神様や原初の3柱の方々相手に、こんな事して大丈夫ですか?」


「大丈夫だと思いますよ~。以前にもやった事ですしね。

まぁ詳細は記憶が封印されているので、“どうしてそんな事をしたのか?”は分かりませんが。


今頃始祖の神様や魂の神様から、おはなし・・・・でもされているんじゃないですか?

大体、神々の最上位であるはずの始祖の神様が認めている事なのに、

それにとやかく文句を言う輩の事なんて、私は知った事じゃありませんからね」


 おはなし・・・・と言う名のお説教とも言う~。


「それよりもミツハルさん達は大丈夫でしたか?」


「まぁ自分達はなんとか・・・。

以前リュウノスケさんと相対した事があったので、“冷や汗を掻いた”程度ですが・・・。

それよりも、陸達やヒロアキさん達の方が問題では?」


「あぁ、そうでしたね。大丈夫でした?」


「私達は・・・辛うじて・・・ですね。めっちゃ怖かったですが」

 とはヒロアキさんの弁。他の皆さんもほぼ同様だったみたいです。

神体じゃなかったせいもあるんだろうけどねぇ・・・。

ま、陸くん達も同じ分体だったし、“かなり怖かった”程度で済んだみたい。んじゃま、いっか~。

 それよりも少し気になる事が・・・。コソっと“完全鑑定”してみる。


「・・・お!皆さん威圧耐性スキルが生えてるじゃん!良かったですね~♪」


 やっぱりでした。ある意味ラッキー?


「・・・あ、本当だ・・・いや、余り嬉しく無い気もしますが・・・」


「ルナ達は・・・特に問題無かったよね?」


「はい。あの程度の威圧など、主様の威圧に比べれば些事に過ぎません。

レナ達も威圧耐性に関しては躾てありますので、問題無いかと」


「そうなの?」


「「「「「はい!全く問題ありませんでしたよ!」」」」」


 レナ達。「あの程度が“原初の3柱”の威圧なんだ。なんか期待外れかも?」とか言うとります。

うん。ウチの子らは元気に育っているみたいです・・・。少しだけ間違えた気がしないでも無い。



 かなり時間が経過してから、改めて魂の神様から連絡が。

その間は、俺らは改めて談笑して居ました。

で、また改めてお茶やらの準備をルナ達にお願いしておきます。


 来られた神様方4柱は、かなりお疲れモード。

特に男神2柱はしょんぼりして居ります・・・これはかなり始祖の神様に絞られたかな?


『ふぅ・・・リュウノスケくん。お待たせ・・・』


「いえいえ。

そちらの男の神様お二方が“この世の理を司る神”様と“全ての物体を司る神”様でしょうか?」


 俺ニッコリ。来られた神様方4柱は“オドオド”して居ます・・・。

さっきのがあったから、ちょっと笑える。


 魂の神様が呟いた、

『本当にソコから始めるんだね・・・』って発言は、全力スルーで。

さてさて、本当はどんな神様なんでしょうかね~?

つーか今まで、女神様2柱は完全放置状態だったんだけど、コレっていいのかな?

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