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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
北極大陸建国編
197/243

第197話 リザアース暦1003年6月4日(日)

 リザアース暦1003年6月4日(日)。今日は従者訓練日と言う名の休日です。

只今神体で書斎の豪華椅子に座って、まったり紫煙をくゆらせております。

 ちなみに、先程リビングだけはヒロアキさん達が来ても大丈夫な様に拡張を済ませてきました。

屋台スペースなんかも同様に拡張済み。これで神様8柱までは同席しても大丈夫なはず。

ただ、いい加減リビングのソファーが長くなり過ぎたので、

今ある・・・と言うか拡張済みのソファーをそれぞれ半分に分割して通路を作成ておきました。

 他は特にいじる必要性が無さそうなので放置。客室も余ってるしね。


 6月に入ってからは、例年通りに北極大陸の開拓作業を再開。

まぁ、開拓作業を再開してから、3日間しかやってませんがね。

それでもその短期間の間に、色々と問題も発覚しました。

なので今日は、今まで放置していた“モノリスの書”の加筆修正作業をする予定で居ます。


 ちなみに北極大陸の“帝都”ですが、さらに拡張する事にしました。

 具体的には、北極点側にさらに10mほど拡張して、大通りをより広くする事と、

現状の建物にもう1階分、上層階を追加する事に。当然、地下室も5mずつ拡張します。

 結局、地上5階地下1階。中央通りの幅は40m。

神素材自体の大きさは、余裕を見て高さ25m奥行が90mと、初期から比べればかなり巨大化。

つーか、自分で余裕のある“コ”の字型に拘ったせいなんですがね。

 ギルドの地下室に、初期人類や将来の福祉目的の魔芋や岩塩の貯蔵用スペースの確保も目的です。


 それでも“降神”を使ってしまえば、何とかなってしまう自分のチートさ加減に脱力。



 何で今更こんな事(帝都の拡張)をしようと思ったかと言うと、

ヒロアキさんトコで褒美代わりに貰った“成長限界突破”の影響が一番大きいです。


 ぶっちゃけ、レナ達が成人するまでは北極大陸に人類を誕生させる予定が無いので、

そうなると北極大陸の開拓期間として、約20年間あります。

 なら、問題の洗い出しなんかを含めた期間を含め、遅くとも“15年以内に開拓完了すれば良い”

って結論に達しました。


 そうなると、現状の開拓ペースだと確実に。しかもかなり余裕で終わっちゃう予定だし、

それよりも“目指せ人口100万人都市”なので、居住空間の余裕が欲しかったのです。

今のままだと、“かろうじて100万人都市”な予定だったのでね。

なので1階分追加した訳ですわ。これで100万人以上が居住可能な都市になるのは確実です。

食料自給なんかの問題があるかも知れないけど、最悪“魔芋でも食っとけ”って感じです。


 まぁ最低限の生活保障はする予定だから、北極大陸の初期人類や心身障害者福祉に関しても、

ちゃんと出来る様に考えて居ます。(最終的にはレナ達、行政担当者に丸投げしちゃいますがね)


 で、今更ながら“モノリスの書”の加筆修正をするつもりになった理由ですが、

“とある問題(?)”が発覚したのが主な理由だったり。

 先ず、成長限界突破によって北極大陸の開拓がさらに加速するのが確実になった事。

同じく成長限界突破のせいで、MPやらの変換効率が100%以上になっちゃってたって問題です。

コレはさすがにチートが過ぎるので、修正するつもりです。

だってHP変換→回復魔法で、瞬時に完全回復が可能なんだもの・・・。

あと、いい加減放置していた“儀式魔術”の排除を、ちゃんと記述しておきたかった事が理由。



 ちなみに、魂の神様は俺を送り届けた数日後、“輪廻転生の輪”の改修作業に行かれました。

始祖の神様も今回の件で何やら思う所があったらしく、他の神様の世界の監査へと行かれました。

 どちらも分体(?)で、ですけどね。


 でもまぁお2柱共に、ちょくちょく帰って来るらしいです。

ウチの世界での『年末年始には確実に帰って来るよ』との事。

 つーかさぁ?“帰って来る”って認識的にどうなのよ?ココってウチの世界ですよ?

お2柱の分体的には、ココがホームって感じなんですかねぇ・・・。




 仕事前の休憩がてら、そんな将来設計や、なんやかんやを考えつつ・・・。

タバコを消したら、早速“モノリスの書”の加筆修正に取り掛かります。


「・・・よし、やるか~。

先ずは、“儀式魔術”の排除からだな。こっちはまぁ簡単だなっと・・・」


 これは単純に“儀式魔術はダメ!”って記述するだけなので、簡単なものです。

で、早速下書きだけはしておいて、続いてスキル“限界突破”に関する記述。

まぁ面倒臭いので、取得は付与限定。最大でもLV999にして終了。

一部スキルレベルによって補正がある奴は、LV100の時点で補正自体はストップする様に。

ただしスキル補正(ステータス補正)に関しては、ちゃんと得られる様にしておきました。

そうじゃないと、変換魔法系とか確率上昇系スキルの計算式が色々と面倒なのでね。

ある程度のチートは許容するけど、“降神”がある以上、これ以上のチートは望んで居ないのです。


 で、最低限の記述だけは考えたんだけど・・・。


「う~ん。ヒロアキさんの世界を経験して、俺も色々と思う所があったんだよなぁ・・・。


 とりあえず格闘術系スキルの追加は確定だろ~。んで、臭気察知系スキルも出来れば欲しい。

さらにぶっちゃけると、“召喚獣”とかって思って居た以上に良いよね~。

何時でも何処でも呼び出し可能な戦力。“癒し系なら、なお良し”って感じだし。

“召喚獣”の育成とか、クラスチェンジとか、夢があるよね~。

いい加減、ちゃんとした騎獣も欲しいしな。

 従魔や契約従魔でもいいんだけど、なんか違う気がするんだよねぇ・・・。

あぁ・・・ベロス達は元気にやってるだろうか・・・。まぁ大丈夫だろうけどさ。


 ・・・うん。やっぱり追加すっか。

え~っと・・・確かヒロアキさんが纏めてくれた資料があったはず・・・」


 バサバサとヒロアキさんから貰った資料を確認中・・・。


「・・・ん?職業に関して?・・・あぁ!なるほど。

現状の俺の世界だと、冒険者になったら他の職業補正が受けられないからか。


 ん~。言われてみれば確かに。

ステータス確認がしたくて冒険者になったものの、実業的にそれ以外だった場合は、

冒険者としての職業補正以外が受けられないもんなぁ。これは修正事案だな。

 ・・・ん?・・・ははは。ヒロアキさんてばやる~ぅ!

ちゃんと提案までしてくれてあったのね。ありがたや~。

これはそのまま採用させて貰おう。なるほどなるほど・・・」


カキカキ・・・。


「お次はっと・・・。精霊魔法に関する矛盾と提案?ふむふむ・・・。


 ・・・あぁ!なるほどね。言われてみれば確かにそうだな。

例えば“土系精霊しか召喚していないのに、他の精霊系の召喚にも影響が大きいのはおかしい”と。

ここまで来ると、さすがに魂の神様とかの入れ知恵が入ってるのかな?


 でもまぁ確かにね・・・。完全に分離した方がいいわな・・・。

でもなぁ・・・俺のスキルレベル上げが、若干邪魔臭くなるんだよなぁ・・・。

まぁ其処は俺次第か。こいつも採用だな」


カキカキ・・・。


「次は・・・装備品に関する提案??


 ・・・ふ~ん。まぁなぁ。確かに多脚種族だと、装備部位が増えるしね。

一応記述はしたつもりだけど、改めてちゃんと記述をしておくに越した事は無い・・・と。

 んで、装備条件か・・・。これも言われてみれば、確かにそうなんだよなぁ。

ド素人が、“もの凄い装備品補正を持った装備品をいきなり装備可能”ってのもアリだけど、

だからってそれで“無双”が出来るってのも、何だか嫌だよな・・・。

ちゃんとした下地が欲しい所・・・。

 そうなると、やっぱり装備条件ってのがあった方がいいのかもな。よし採用」


カキカキ・・・。


「んでぇ?次は・・・ポーション類か・・・。

確かにポーションって“魔道具”って感じじゃないよなぁ・・・。


 つーか俺の世界って、基本的に魔術主体の世界だしな。

あ!そっか。MP回復ポーションとかの可能性もある訳だ。だったら必要かもな・・・。


それなら薬草知識なんかも必要だよな・・・。この辺のスキルも纏めて追加しとくか」


カキカキ・・・。


「後は・・・あぁ。召喚獣系ね。っとその前に、格闘術系と臭気系のスキルも追加してっと」


カキカキ・・・。


「ん?そう言えば“柔術”の上位スキルって“太極拳”まで空いてるよな?

“格闘術”を下位スキルで追加して、“柔術”スキルを格上げしようかと思ったけど・・・。

正直に言って記述変更が面倒臭いな。

多分召喚獣関連の記述に時間が取られる事になるだろうし・・・。


 もういいや。格闘術系スキルを上位に2つ追加しちまえばいいか。

ついでに下位スキルに体当たり系とか“噛み付き”を追加して、“総合格闘術”を追加しよう。

んで、“太極拳”の派生元スキルにしちゃえば、

今更俺が獣化して“噛み付き”スキルのレベル上げもしなくて済むでしょ。

 面倒臭い事は纏めちゃおう。いちいち個別にレベル上げするのも嫌だしな」


カキカキ・・・。


 他にも細々(こまごま)とした提案だったりを処理。

まぁヒロアキさん的に「そっちの方がいいのでは?」って提案だったので、

同じゲーマーとして、受け入れ易い提案ばかりだったせいもあるかもです。

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