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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
異世界冒険編
190/243

第190話 異世界冒険者生活6日目 その2

***第140階層***


さて、141階層へのポータル解放戦です。

此処まで本気でやってきたせいか、そこそこ良い感じで進められていると思う。


難易度的にもこの世界の人類からしたらかなり高めだと思うので、

そろそろこのダンジョンの終わりが見えてきた感じでしょうか?


ちなみに、ポータル解放戦前に少し気になってギルドカードを確認してみたら、

俺のランクが“Z”になってました。

うむ。マジで終わりが近そうです。



では改めてポータル解放戦へ・・・。


と、再び初見の相手っぽいです。

執事さんぽい服装の奴と、メイドさんぽい服装の奴が1組。

追従戦力として、殺人機械(若干今までとは色違い)がそれぞれに2体ずつ。計6体が相手ですね。


で、戦闘開始前に執事さんぽいのとメイドさんぽいのがご丁寧に一礼。

何となく流された感じで、こちらも一礼を・・・って!相手はモンスターだよね!?


お互いに一礼した後、何事も無かった様に戦闘開始。

一体何なんだよ!思わず返礼しちゃったけどさぁ!



・・・とりあえず“厄介な相手が増えたってのは、かなり脅威ですよね?”って感じでした。

此処までの戦闘の傾向から、最初から“纏闘気術”併用での攻撃をしたので何とかなりましたが。

ただ、予想以上に相手モンスター達の連携が良いのが泣けてきます。

「トドメ!」とか思って攻撃を仕掛けようとしたら、援護射撃が飛んで来たりしたので実に面倒。

ま、瞬動を使えば何とかなるので、ゴリ押しして終わらせましたが。


で、メイドさんからは召喚石を得られなかったけど、執事さんからは召喚石をゲット。

“バトラードール喚石”だって。そのまんまやん。

この感じだと、メイドさんは“メイドドール”だったのかな?

つーか、ヒロアキさん宅で見かけたのもこいつらだと思われます。それか、その進化先かな?

ちなみに殺人機械からも召喚石を得られましたが、名前に“改”が付いただけでした。

鉱石は相変わらず“オリハルコン鉱石塊”。小銭はとうとう小白金貨をゲットです。

小銭はそれほど嵩張らないし、たまには拾っておこうかな・・・。


***第141~150階層***


総括。この辺りの階層は、やはりと言うか実に厄介でした。

バトラードールとメイドドール(143階層のポータル解放戦で召喚石を拾ったので確定)のペア。

それに追従する戦力として、2~3体の殺人機械(改)の混成軍団が相手。

フロア全体で言えば、マジで軍団規模と言っていいかも知れません。


地味にベロス達のレベルも上がっていて、なんとかロストは回避出来た感じです。

相手の数が多いだけに、後方に下がらせていても範囲攻撃や遠距離攻撃の流れ弾が当たってました。


それと、どうもヒロアキさんの世界ではレベル上限が100では無い模様。

面倒臭いのでいちいち確認はしていませんが、とっくの昔にレベル100は超えているはず・・・。

141階層辺りから、1階層で2レベルUPとかも平気でありましたしね。

そのおかげで、なんとかベロス達も付いて来られている感じなのかな?

レベルUPのインフォはありましたが、進化インフォが来ないのでもう完全にスルーしていますが。


ところで、メイドさんと執事さん。意外な方法で楽に狩れる事が判明しました。

近接戦闘に持ち込んで、首を捻じ切ってやれば即死する模様です。

ウチの世界だと“無手術”系統の“柔術”スキルを使った感じに近いのかな?

まぁ実際問題として、そこまで接近するのが厄介なんですがね。

ちなみに殺人機械(改)は、頭部を捻じ切っただけではダメでした。

どうも胴体部分にコア的な物がある模様。それと、総HPがある感じですかね?

いちいち確認はしていませんが。


そういや~ウチの世界では格闘系スキルとして“無手術”はスキルとして創ったけど、

殴る蹴る用の専用スキルとしての“格闘術”って創って無かったよな?

気が付いた事だし、せっかくだから“無手術”の上位スキルとして追加するかな~?

ま、それも無事にウチの世界に帰ってからの話ですけどね。



151階層へのポータル解放戦の前に、もうかなり過ぎてしまいましたが遅めの昼食タイムへ。

かなり殺伐とした感じの中で進めて来たので、ちょっと本格的に休憩タイムへと突入します。

本気を出して攻略していたとは言え、それなりにしんどかったですしね。

どうせ151階層へのポータル解放戦からは、また新戦力が追加される事になるだろうし。

つー訳で、決戦前の小休止って感じです。

当然、前もってフロアに居るモンスター達は全滅させています。


全員での昼食後に、ちょっとだけベロス達との癒しの時間を開始。

ライムは完全にウォーターベッドサイズになっているので、上に乗って寛がせて貰いつつ、

さらに大きくなったベロスをモフモフ。

シィとバッツは空中で追い駆けっこしています。ちょっとした高速空中戦闘の様相ですが。

コリンは俺の近くに横座りをして、休憩中。


ライム以外は・・・それぞれちゃんと寛げている感じ? あ~まったり、まったり・・・。

ライムよ?お前だけ寛げなくてすまんな。

でもまぁお前も何となく“のべ~”っとしているだけで、寛げている雰囲気ではあるが。



半時間ほどまったりした後、いよいよポータル解放戦へ。

ちらっと確認したら、ギルドランクは“ZZ”になっていました。

もう本当に終わりが近いと思います。気を引き締めて挑まねば!

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