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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
異世界冒険編
186/243

第186話 異世界冒険者生活3日目 その2

ポントスさんのお店に到着です。

相変わらず喚きながら絡んで来てる奴らも一緒。完全無視していますがね。

頭に血が上っているのか大声で怒鳴り散らしてますが、目立っちゃってるけどいいのかい?

何度か俺の肩や服を掴もうとして手を伸ばしてきたけど、いちいち振り返らずに軽く躱してみる。

スッ・・・スッ・・・と“瞬動”を使って回避しつつ、小馬鹿にして挑発行為です。

つーか、これだけやっても力量差が分からないなんて、本当におバカさん・・・・・達だな。


そんな奴らは放置して、ポントスさんのお店の店員さんにポントスさんを呼んで頂きます。



「お待たせ致しましたリューノ様。本日はどの様なご用件でしょうか?」


「ちょっと纏まったお金が手に入ったので、装備を一新しようかと思いまして」


「当店を御贔屓にして頂き、有難う御座います。

・・・所で・・・後ろの方々はリューノ様のお知り合いの方々でしょうか?」


「いえ、違いますよ? 何やらギルドを出る時から着いて来ただけですからね。無関係です」


「こっちが下手に出てりゃぁ調子に乗りやがって!なめんなよガキ風情が!

てめぇなんざ、俺らが本気出したらイチコロなんだからよぉ。

痛い思いする前に、黙って俺らの言う事に従ってればいいんだよ!」


「・・・ねぇポントスさん?これって恐喝ですよね?」


「・・・そうだと思われますが・・・」


笑顔で会話する俺。若干及び腰のポントスさん・・・傍に居た店員さんに何事かを伝えています。

どうやら用心棒的な人を呼んでくるように伝えた模様。


ま、そろそろお遊びは終了しますかね。


「ふざけんな!

親切な冒険者の先輩が、未熟なガキにダンジョンのイロハを教えてやるっつってんだろうが!」


「ふ~ん。冒険者の先輩・・ねぇ・・・」


言いつつ振り返ると、大男他数名。つーか、大男と言うか、熊系の獣人かな?


あ!そうそう。

今更ですが、ヒロアキさんの世界でも、獣人やらエルフやら小人ホビットは居ます。

その辺は大体“○iz系”の世界観と同じみたい。獣人と言っても、翼人系は居ませんけどね。


で、そんな熊男の他は狼男、トカゲ男、小人、エルフの男女が居ます。

ちなみにこの街では、人間種以外の種族はもの凄く少数派なんだそうな。

居ない訳じゃないらしいけど、圧倒的に人間種が大多数らしいです。

今まで見掛ける事はあっても、知り合いには居なかったしね!

そんなレア種族でパーティー組んでて恐喝してくるとか、よっぽどダメなんだろうね、この人達。


「で?その先輩・・のお前らって、ギルドランク幾つ?ちなみに俺は“C-”だけど?」


「はぁ?そんなもんどうでもいいだろうが!

どうせお前が何か卑怯な事でもしたんじゃねぇのかよ。

ギルドの受付嬢とも随分と仲がいいみたいだしなぁ?

黙っていて欲しかったら、さっき受け取った金をよこしやがれ!」


「・・・はぁ。話にもならんな。とっととね。見逃してやるから。

全く・・・冒険者ってバカしか居ないのか?

いや、カイオスさん達はバカじゃないしな。たまたま程度が低い奴が居たって事か」


「黙って聞いてりゃいい気になりやがって! ふざけんじゃねぇぞ!ぶっ殺すぞ!」


「さっきから黙って聞いていないだろ?

それに“黙っていて欲しかったら”とか言ったが、此処って人通りの多い通りなんだが?

自分で言ってる意味が分かってんのか?・・・所詮、やっぱりバカはバカなんだな」


「なめやがって! 仕方ねぇ!お前ら、やっちまうぞ!」


次々と抜刀やら弓を構える面々。ちなみに女エルフは魔法使いみたいです。杖を構えています。

熊男は手斧が得物みたいです。 で、当然街中でそんな事したら、やたらと目立つ訳で。


「キャー」とか言いながら、慌てて逃げ出す通りに居た人達。

何人かはギャラリーしてますけどね。根性あるな。


「ポントスさん?これって私が逆襲しても、正当防衛になりますよね?」


「はひっ!」


あ、ポントスさん。用心棒の後ろに隠れてビビってるわ。まぁいいけどさ。


「で?これってこの街では犯罪行為じゃないんですかね?完全に恐喝行為ですし」


「うるせぇ!死ねや!」


斧を振り下ろしてくる熊男。こいつ完全に頭を狙って来たな。報復決定。


ブォン・・・ズンッッ!


スッっと躱したら、地面に思いっきりめり込む斧。

・・・こいつ未熟過ぎ。2撃目の事も考えて攻撃しないと、51階層辺りで簡単に詰むぞ?


「はい、殺人未遂も罪状に追加決定~。とりあえず寝とけ」


熊男の斧を片足で踏みつつ、下顎に掌底1発。骨が粉砕した感触があったけど、キニシナーイ。

案の定失神する熊男。


慌てて追撃に来る、狼男(長剣)、トカゲ男(長剣)、小人(短剣2刀流)。

さらに一拍遅れて弓を射るエルフ男。「もう!」とか言いつつ魔法詠唱を開始するエルフ女。


全員判断が遅過ぎ。この感じだと、こいつらって21~30層辺りが限界の冒険者かな?

犬とか狼の集団に襲われて詰みそうなパターンが、容易に想像出来ます。


狼男とトカゲ男、小人は腹にワンパンきめて沈めます。苦悶の表情でのたうち回る3人。

ちなみにちゃんと加減はしたので、内臓破裂とかはしていない・・・はず。

エルフ男が放った矢はそのままキャッチして、あえてエルフ男の足元に投げ返してみる。


で、一番厄介だったのはエルフ女による炎弾の魔法攻撃。

“練気魔闘術”が使えないので多少のダメージは覚悟しつつ、裏拳で地面にたたき落として終了。


戦意喪失したみたいなので、首を“コキコキ”鳴らしつつ、軽く威圧。


「・・・で?

冒険者の先輩・・さん達は、未熟なガキを殺そうとした以上、殺されても文句は無いよな?」


「おっお前が素直に金を差し出していればっ・・・こんな事にはっ!」


無傷だったエルフ男は、まだ寝言を言ってるよ・・・。


「ポントスさん?この街での殺人未遂犯って、どんな刑罰になるんですかね?」


「・・・悪質だと判断された場合は、即斬首となります。

どれだけ軽くとも、財産等全て没収の上、数か月以上の強制労働が相当するかと」


俺があっさり撃退したので、若干持ち直したポントスさん。


「こいつらの場合は、恐喝&強盗未遂&殺人未遂ですからねぇ・・・。

ん~どうしようかな・・・。 っと、逃がさんぞ?」


自分達の仕出かした事の大きさに気付いたのか、慌てて逃げ出そうとしたエルフの男女を、

失神している熊男の上に蹴り飛ばしてとりあえず確保。一応手加減はしました。


こいつらの処遇をどうするか考えて居たら、どうやら衛兵さん達が来た模様。

周囲に残って居たギャラリーさん達から事情を聴いた後、

早速捕縛しようと動いた所に“待った”を掛けて、俺が下した処罰で納得して貰いました。

・・・最初は「被害者がそう言うのなら・・・」ってしぶしぶ話を聞いていたんだけど、

俺が下した処罰を聞いて、逆に熊男達を憐れんでました。




・・・で、下着以外の身ぐるみ(装備品含む)全部を剥されて、放置される面々。


はい。どうせ今のこいつらって賞金首じゃないだろうから、

どんな処罰を受ける事になったとしても、俺にはメリットが全く無いんですよね。

“じゃぁ、身ぐるみ剥いで売り払っちまえ!”って事で、綺麗さっぱり剥いでやりました。

勿論所持金等も全部没収です。


服・・・買えるといいですね?


気絶&悶絶したまま、パンイチで道端に転がされる熊男&狼男&トカゲ男&小人。

人目を気にして、恥ずかしそうに逃げ去ろうとするエルフ男女。露出狂で捕まるなよ~?


ちなみにですが、エルフ女。

それなりに容姿良いんだけど、微乳・・・と言うか、無乳でした。

エルフ女よ安心しろ。無乳の需要って少ないからさ。多分襲われはしないと思う。

が、一部熱狂的な需要がある可能性も・・・。 まぁその時はその時で。俺は知らん。

エルフ男も容姿良いから、肉食系痴女に襲われない事を祈っとくよ~。


とか思って居たら、逃亡しようとしたエルフの男女は速攻で衛兵さん達に捕まってました。

さすがに公衆の面前で恐喝&強盗未遂&殺人未遂をやらかした以上、

俺からの処罰だけで“無罪放免”とはならない模様。

衛兵さん達に詳しく聞いてみたら“事情聴取の上、全員更生施設行き”みたいです。

ま、俺からの処罰が無かったら斬首か年単位の強制労働だったらしいので、良かったんじゃね?


もし万が一、こいつらが盗賊になったとしても、

それなりの護衛が居たら十分に対処出来る程度の腕しか持って無いから、全く怖くないしね。

・・・つーかさ? あいつらマジで後が無かったのかな?

一見ガキっぽい俺が大金を手に入れたのを見たから、獲物にしようと思ったんだろうけどさ。

俺を人通りの少ない場所に連れて行こうとしてたのは気付いていたけど、

結局大通りでやらかすハメになった訳だし。そこまで金に困って居たのか?

こんな所でやらかしたら絶対にバレるし、逃げおおせるとは思えないんだよねぇ・・・。

冒険者ってそれなりに儲かる職業じゃないのかな?本当に謎です。


まぁいいや。

さてさて。無駄な事に時間を使ってしまいましたが、さっさと用件を済ませます。


改めてポントスさんに予算と購入希望の装備品一式をお伝えして、見繕って貰います。

ちなみに熊男達から奪った金品は、ポントスさんの店への迷惑料と携帯食料なんかの購入資金へ。

ついでに下着類も買ってっと。




・・・・・・




1000万って結構な金額だと思ったけど、この街の装備品って予想以上に高かった模様。

ミスリル銀製の装備は1つも買えませんでした。

1つだけなら買えるっぽかったけど、それだと他の装備が買えないんじゃ仕方ないよね?


結局買えたのは、鋼鉄製の直刀(忍者刀っぽい片刃の奴)と鋼鉄製の小盾(腕に装着可能)。

急所部分や打突部位だけは金属で補強してある、何かの皮製装備一式。

他に熊皮の外套と、ヒロアキさんから貰ったのと同じリュックサックやらの諸々も購入。

・・・う~む。とりあえずここら辺りで妥協すべきなんでしょうね。

ファルシオンは予備武器に変更しておけば、いざと言う時に役立つだろうと思ってそのままに。

新しく買ったリュックサックが“パンパン”になるほど携帯食料等を買い込んだら終了です。


つーかポントスさん。

俺が早くも“C-”になった“お祝い”として、少しおまけしてくれました。ありがたや~♪

用事が済んだので、ポントスさんや店員さん達に挨拶をして辞去。ギルドに戻ります。


一旦ギルドの宿部屋に引き籠って、着ていた装備や下着類を洗浄&乾燥させて綺麗に畳みます。

んで、今までの装備から新しく購入した装備品等の一式に着替えたら、

ヒロアキさんから貰った装備品や下着類、その他は亜空巻収納へ。

一応禁止されている魔法だけど、悪用とか人目に付く使い方をしていないので、

今回だけは許して貰おう・・・貰いたい・・・。


んじゃ、モンスターのリポップまで時間があるし、軽く一眠りしますかね~。




・・・・・・




・・・んぁ?・・・あ。寝過ごしたかも。時刻は16時半です。まぁいいか。


何やらざわついている食堂をスルーして、召喚獣達を召喚したら早速ダンジョンへ。

今回は召喚獣達のレベルUPが主目的。サクっと終わらせますかねぇ。


***第40~60階層***


はい。速度重視で一気に殲滅攻略してみました。

さすがに召喚獣達のレベルUPも進んでいるせいか、

50階層を過ぎても大体2階層ちょいで1レベルUPする感じに落ち着きました。


でも・・・残念ながら大きな変化があったのはコリンだけでした。

本日2回目の57階層で、ようやくオーガからオーガクイーンに進化しただけです。

体格も大きくなり、2mちょっとぐらい。装備も皮鎧から金属鎧に変更があったぐらいかな?

他の面々も一応は強化されているのか、全員体格が大きくなった程度の変化。

シィなんかは完全に小さな幼女と言っていいぐらいです。ロリコン垂涎の召喚獣だな。

俺はロリコンじゃないからどうでもいいけどさ。

しかもただのロリコン程度だったら、シィの魔法で瞬殺されるだろうしなぁ・・・。

レベル的には、再度の60階層殲滅時点で、全員が41になっているのかな?そんな感じです。


もう時刻が21時を過ぎているので、そろそろ戻りますかね~。

今回もフロアのドロップ率が良かったのか、4時間程度の殲滅戦で背負い袋1つが一杯に。

ただしポータル解放戦が無かったので、召喚石は全く手に入らず。

無駄に嵩張る鉱石類ばっかりですが、まぁ良し。魔銀塊が取れたしね。

小銭も含めて“また稼げたな~♪”とか思いつつ、召喚獣達を送還して脱出。


ギルドのカウンターにカタリーナさんが居なかったので、適当に空いている受付で買取を願い。

小銭類の換金分も含めて、小金貨2枚ほどになりました。短時間の稼ぎとしては十分じゃね?


で、“晩飯食うか~”と思いながら、相変わらずざわついている食堂スペースに移動したら、

既に居たカイオスさん達に捕まりました。カタリーナさんも一緒に居ます。

つーか、全員既にお酒入ってます。

正直“絡まれたら厄介だな~”とか思うけど、知らない仲じゃないし・・・。まぁいいか。

俺の晩御飯は、カタリーナさんが“お薦め”を俺の代わりに取りに行ってくれました。

昼間の件で無料で食えるらしいので、ちょっと楽しみです。


で、案の定カイオスさん達に絡まれる俺。


「リューノ。お前さん、もう60階層に到達したらしいな?

んで、ダンジョンから戻ってきたら雑魚共に絡まれたんだって?色々と噂話を聞いたぞ?」


「何だ、もう知っているんですね。皆さん口が軽いなぁ・・・。まぁいいですけど」


「それだけお前さんが注目されているっつーこった。まぁ当然だがな。

たった3日で60階層に到達した奴なんざ、聞いた事もねぇよ。

他のダンジョンから流れてきた奴ならあり得ん話じゃねぇが、お前は登録したてだからなぁ。


で?かなり無茶をしているんじゃねぇのか?

リーナも言ったらしいが、死んだら終わりなんだから無茶するんじゃねぇぞ?」


「ははは。大丈夫ですよ。

今さっきまでも、余裕を確保する為に召喚獣達のレベル上げをしていましたしね。

まぁ多分、召喚獣達が一撃食らっても即死はしない程度のレベルには到達したと思いますし。

なので・・・明日の午前中ぐらいには70階層に到達出来そうな感じですね」


「「「「「「「はぁっ!?」」」」」」


丁度戻ってきていたカタリーナさん共々、皆さんお口を“ぽか~ん”。

ついでに、何故か静まり返る食堂スペース・・・。


「ん?何か問題でも?」


「いやいや、やっぱりお前さんはおかしいわ。

つーかよ? リューノは1階層の完全踏破に、どの程度の時間を掛けてんだ?」


「ん~?それなりの相手が出る未踏破階層だったら、戦闘込みでも1時間前後ぐらいかなぁ。

まぁ、今後はもっと時間が掛かる事になるかも知れませんがね。

踏破済みの階層だったら、かなり時間が掛かっても殲滅するのに30分前後って感じですかね?

楽な階層だったら、10分とかそれ以下かも?」


「「「「「「「へ!?」」」」」」


お口“ぽか~ん”再び。


「ん?何です?そのリアクションは?」


「・・・カイオス?リューノさんって、やっぱり“期待の新人”どころの話じゃないわよ?」


「・・・いや、俺も改めて再認識したわ。 リューノ?お前さん、ちょっと異常だわ。

つーか、どんだけ強いんだよお前は。 それとも、召喚獣って俺らの予想以上に強いのか?


そうだな・・・リューノ。悪いがちょっと俺らと模擬戦でもしてくんねぇか?」


「え~。面倒臭いから嫌ですよ~。

大体それを言うなら、普通の・・・冒険者ってどの程度なんですか?」


で、詳しく聞いてみた所。

普通は・・・未踏破階層の場合は1フロアにつき最低でも2時間ぐらい掛けるらしいです。

しかも“戦闘時間を除いて”です。当然戦闘時間も含めると、それ以上になるのだとか。

さらに追加してポータル解放戦があるから、未踏破階層の場合は4時間程度以上が目安らしい。

踏破済みの階層でも、次の階層まで大体3時間程度。しかも殲滅戦なんてしないんだそうな。


仕方が無いので、俺の踏破のやり方を説明。

って言っても、トレインしてフロアのモンスターを全滅させた後に、

召喚獣を使って未踏破部分を埋める作業を手伝わせるぐらいしか話す事が無いのですが。



とか思って居たら、そもそもの前提が大違いだったみたいです。

俺みたいにトレインして、わざわざ複数のモンスター達を相手取るのって自殺行為らしい。

なので、普通は出来るだけ少ないモンスターのパーティー(?)を狙って狩るのだそうな。

未踏破階層を踏破する場合なんかは特にですが、可能な限り戦闘を避けるのが普通らしいです。

んで、わざわざそのフロアに居るモンスター達を殲滅する事自体が殆ど無いらしい。

10階層毎のポータル解放の為に、途中の階層で安全に休みたい時ぐらいだそうですわ。


そりゃ~踏破に時間が掛かるわ。だって、戦うモンスター達を選り好みしている様なものだもの。

戦闘時間よりも、移動や隠れている時間の方が長いんじゃないの?


そう指摘しつつ、範囲攻撃の有効性も指摘。特に犬とか狼集団の話。

カイオスさん達にも使える範囲攻撃があるらしいので、むしろそちらをお薦めしてみる。

まぁ当然ながら、集め過ぎて飽和してしまったら死ぬ危険性がありますが、

カイオスさん達の範囲攻撃で確殺出来る。もしくはそれに近い攻撃ですぐに倒せるのであれば、

そっちの方が遥かに経験値効率が良いはずなんです。

まぁ俺は効率厨じゃないけど、それぐらいの知識は持って居ます。


第一、この世界ってレベル制のはず。しかも競合相手が居ないダンジョン内。

MMORPGとかでは迷惑行為になる様な行為でも、この世界でなら問題が無いのです。

むしろ積極的にやるべきだと思う。実際に“自分の命をベットする必要がある”って事なだけで。

ローリスク・ハイリターンだとは思いませんか? 見返りとして簡単にレベルUPするんだし。

つーか、俺自身は完全に遊び・・・と言うか、ゲーム感覚でダンジョンに潜って居ます。

なので“効率厨で何が悪い!”って感じ。


大体帰れるなら早く帰りたいのですよ。生まれたばかりのレナ達とも会いたいし・・・。

まぁそんな事を思いつつ、“ゲームとして”楽しんじゃってる俺が居ますがね。

ゲーマーの悲しいさがですね・・・。


俺はこの世界の人間じゃないからレベルUPはしないけれど、

カイオスさん達この世界の住人ならば、レベルUP目的で“効率厨”でも良いと思うのですよ。

誰にも迷惑が掛から無い世界なんだしね。


・・・って事を、言える範囲内でカイオスさん達に説明してみました。

確かに経験値のより多いモンスターを狩れば金銭的にも良いんだろうけど、

余裕があるのなら、優先すべきは“質より量”なのですよ。

1万ポイントの経験値を得られる強敵と命懸けで戦うよりも、

安全に瞬殺出来る1ポイントしか得られない雑魚を1万匹狩った方が遥かに良いのです!



・・・って熱弁をしてみたのですが、

「ぉ、おぅ・・・分かった」

ってカイオスさん達はドン引きしてました(カタリーナさん含む)。何故だ!!

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