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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
神酒騒動編
143/243

第143話 事後処理

言うだけ言ったら、さっさとモノリスの書の記述変更やらの作業に移ります。

が、先程うっかり言い忘れてた事があったので、ちゃんと伝えておかないと。


「あ~。さっき言い忘れてたけど、お前ら妊娠してるなら今後出産して離乳が済むまで飲酒禁止だぞ?」


はい。結構大事な事を言い忘れてました。

そう言えば妊婦さんてアルコール類がダメだったはずなんだよね~。理由までは覚えて無いけど。

まぁ曲がりなりにも“神の子&神(下級神だけど)”なんで、大丈夫だとは思いますが、一応はね。

で、案の定ルナ達からブーイングが起きましたが“赤ちゃんに悪影響が出る可能性がある”って言ったら、即納得しました。


それじゃぁ改めまして~。

神体で何をするかって言うと、ルナ達の執事&メイド部屋にもベビーベッドを設置出来る空間を創ろうと思います。

一応プライバシー(まぁ有って無い様な物だけど)の事も考えて、ルナ達はそれぞれ自分の部屋の前で待機。

先ずはルナから拡張作業開始って事で、とりあえずメイド部屋へ。


「とりあえず空間拡張するのは決定だけど、ルナは何か追加して要望とかある?」


もう遥か昔に部屋数を増やした時(リヴィアを従魔にする前ぐらい?)から、全く改装して無いので一応希望を聞いてみる。


「特には御座いませんね」


「んじゃ、ベビーベッドが置けて通路が確保出来るスペースがあればいいか『拡張!』『回転!』『出ろ!』」


とりあえず空間拡張したら、今まで間仕切りとか目隠し代わりにしていたクローゼットを回転させて壁際に設置。

その奥に新規作成したベビーベッドと若干スペースを空けて、さらに奥の壁際に鏡台が並びます。

全体としては部屋を2回りほど広げた感じです。

ベッドとかの物の配置は殆どそのままに、クローゼットの向きを変えたのと、ベビーベッドを追加しただけって感じ。


で、ルナの部屋は終了です。執事部屋も含めて全8部屋あるのでさっさと次へ。

ルナ→リヴィア→残りのメイド部屋×2→タリズ→フェン→シファード→残りの執事部屋も同様に拡張して終了。


一応それぞれに意見を聞いてみたものの、特に不足とかは無いらしいので基本はルナと同じくそのままの配置です。

各個室にそれぞれ新たに“ルナの部屋”みたいなネームプレートを付けたぐらいか?


他は、タリズ達の(本来は)雄組みにブラなんかの下着を追加で出したぐらいなもんかな?

今までは着けて無かったらしいし、女体化するなら今後は着ける様に指示。あとトウ用のも出して改めて着けさせました。

“装備記憶のバングル”のパターンを増やしておいて良かったと、初めて思いました。

つーか現状だと、男性状態・女性状態で2パターン使用になるとは思わなかったですわ・・・。

もっとパターン数を増やすべきか悩み所。

まぁ暫くは人類と接触しないだろうし、いいやって事でとりあえず放置します。


で、空間拡張が済んだらルナ達へはトウへの従者教育を開始しつつ、自身も従者訓練を自主的にして貰う方向で指示。

ただし、くれぐれも無理はしないようにだけ伝えておきました。

今はまだ大丈夫だけど、先日記述した妊娠状態が経過し始めたら、疲労度の減少量が増加しちゃうからね。


それだけ伝えたら、とっととモノリスの書の記述修正なんかの作業へ。

毎度おなじみタバコ&コーヒーを楽しみつつの記述作業です。


「とりあえずは・・・種族の追加か。

必要最低限として、狐科と聖と闇の竜人族だな。

ま、これは基本的に他の種族のコピペな感じでいいや」


・・・(下書き中)・・・


「ま、こんな感じ?

ついでだし“猿人”系も追加しとくか。イメージ的にはゴリラだけど。

ケモミミって他に何かあったっけ?・・・う~ん。とりあえずメジャー所は抑えたはず。

他に思いつくとしたら・・・豚ぐらいか?

こっちは・・・う~ん。ちょい微妙だな。容姿的にオークと被りそうだし。ま、いっか。


お次は~っと・・・あぁ、スキル削除の追加だな。これも遺伝したら困るし、神話級に追加っと。

つーか交配に関する事柄も修正しなきゃな。

そっちは先に追加スキルの下書きをして、じっくり考えるか」


・・・(下書き中)・・・


「はい、終了っと。

え~っと。現状の交配に関してだと・・・“生物に関する理”の交配に関する追記をまた修正するか。

前に修正した内容はOKとして、“神”“神人”“神獣”に関する交配の場合だけ例外事項として記述すればいいかな?

とりあえず・・・それらが関係する交配の場合に限定して、弱い方を基本とした交配条件にするか。

その代わりに、弱い方のスキルは“100%の確率で引き継ぐ”としておけば問題無いかな?

あ!神話級と一部の特殊スキルは除くって記述だけは念の為に入れておこう。

それなら今回みたいに予定外のスキルを引き継ぐ事も無いだろうしな。

まぁ“神の祝福”スキル持ちに関しては今まで通りとして、例外として現状維持にしときますか。


あ~でもなぁ、万が一トウと俺が交配した場合。影隠れは確実に引き継がれちゃうのかも?

ん~・・・。まぁそれはそれでいいか。

つーかトウが俺の暗部を担うって事なら、影隠れスキルを持つ存在ってのも増やしてもいいのかもなぁ。

“完全隠蔽看破”はどうやっても引き継がれないんだから、許容してもいいような・・・。

どうすっかな・・・。



・・・限定を削除して、俺からの直接付与だけは可能にしてしまうか?

そうすればややこしい特別な事項とか追加しなくて済むし、記述も簡単に済むしな。

よしそれで行こう。

ま、一応俺の中ではトウの従魔とかそういった存在に限定して直接付与って形にしとくかな?

ん~面倒だし、それなら特殊スキルから神話級に変更してしまえば全部解決?

・・・そうだな。等級変更とスキルの記述変更だけで済むからそうしとこう。

あと、神罰を受けし者所持者は強制剥奪って追加しておけば問題ないでしょ」


・・・(下書き中)・・・


「とりあえずそんなぐらいか?

・・・あ!忘れてた!!“魔石作成”に欠陥があったんだった。修正しなきゃ・・・」


実は先日追加した“魔石作成”で創った魔石ですが、完全に欠陥スキルでした。

何が欠陥って、創った直後から勝手に魔素からMP変換して、“マナ”として自然放出する石にしかなりませんでした。

簡単に言えば擬似植物作成スキルになってたってところか。

“垂れ流し”状態だし、ちゃんと“任意で変換”って記述をして無かった俺のミスとも言えます。

確かにそれらしい記述はして無かったし、俺のイメージ的にもあの時は“垂れ流し”だったので間違ってはいない。

で、実際に創ってみたら、予想以上に垂れ流しで突っ込んだMP相当を勝手に変換したら、すぐに自壊して終了でした。

なので“魔石”としては全く意味が無かったです。

一応後で記述変更だけはするつもりでレベル上げをしてたけど、色々あって今まですっかり忘れてました。


なので今更ですが、丁度いい機会だし修正をば。

“魔石作成”で出来た魔石には突っ込んだMP量を最大値として保持。

そこから必要量を取り出し可能にして、減った分だけを変換する方式に変更します。

つまり、魔石からMPを取り出さなければ無期限の魔力タンク化が可能となりました。

これでガーゴイル的な存在に組み込んで、動かしたり(操操術を使用)、魔法等も使用出来る様になるでしょう。

ま、多分だけど、描陣スキルを併用しての完全自動化を模索しなきゃいけないので、相当時間が掛かりそうだけどね。

肉弾戦をやらせるよりも、固定砲台化させた方が対応可能なアクションに対するリアクション数が減らせるし。

さすがに陸くん達にあげた“ぬいぐるみ”みたいなガーゴイル機能は遣り過ぎだと思うので、自重します。

つーか、一応普通の人類でも作成可能にしとかないと、俺以外には意味の無いスキルになっちゃうし。

まぁあの“ぬいぐるみ”に関しては、“神として”の作成物なんで、自立行動に関しては余り自重しなかったんですが。


「これでよしっと・・・せっかくだし、ルナ達が妊娠中の軽い運動用とかで使えそうな、新しいスキルでも追加するかな?

ん~確か太極拳とかならそれほど影響無いか?

実際は知らんが、あれの基本ってゆっくり動作だしなぁ。

実戦だとその“型”を素早く動くってだけのはずだしな。無手術系の伝説級に追加してしまうか。

補正としては・・・無手術の上位版とはするけど、武術系全般の補助スキルみたいなスキルにするか。

単体での戦闘系スキルじゃなくて、純粋に補助スキルとしとこう。

つーかATK増加系?な感じにしとけば、便利かな?


後は・・・。

そろそろ俺も長期の分体生活が始まるんだよなぁ。

だったら、各種基礎ステータスとかの上昇確率UP系スキルも追加しちまうか?

俺のチート化が進んじゃうけど、まぁ新規作成したらスキル分しか増加しないんだし、いいや。

一応ルナ達にも使える様に伝説級に追加しとけばいいかな?

それならレベル補正的にも“オイシイ”し。よし、適当だけど、追加しちまえ~!」


・・・(下書き中)・・・


「ん~大体こんなもんか?ま、ざっと見直してっと・・・。


・・・まぁ特に問題なさげかな?

あ~今更だけど、モノリスの書ではって不死なだけなんだよなぁ。

今まではイメージ補完とかで不老になってたんだろうけど、ついでだし不老も追加するか。

あ!そう言えばルナ達が人化して人類と交流した場合なんかに、全く老化しないのも変だよな?

それに関するスキルも追加すっか。え~っと記述としては・・・これでいいかな?んじゃとっとと実行するかねぇ。」


“ぽわ~ん”“パン!”


「よし、終了っと。

まぁそれほど問題らしい問題はもう無い・・・と思いたい。

一応後から気付いたら、その時に対処する方向で考えるかなぁ・・・。


つーか、せっかくルナ達の子供が出来たなら、その子らには俺の国のギルドマスターになって貰うか。

丁度5人居るし、ルナの子に関しては実務担当として宰相代行にしとけばルナ自身も自由に動けるだろう。

残りの4人がギルドマスターって所だな。


ん~・・・。

そう考えると、ウチの国民を誕生させるのはルナ達の子供が成人してある程度行政を担当出来るようになってからかな?

ま、最初のうちはギルドマスターと兼業で初期国民の福祉関係で働いて貰う感じで行くか。


そうなると、大体後20年後ぐらいに俺の国に国民を誕生させるべきか?

他の種族との差を考えると、なるべく早めに誕生させたいしなぁ・・・。

となると・・・行政区画を早めに創って、其処に魔芋とかの備蓄食料を大量に備蓄しておくべきだな。

後は居住区の外側に麦畑なんかを適当に作っておけば、俺のレベル上げにもなるし早々に食料自給の目処も立つだろう。

岩塩鉱山は帝都城壁の内側にもあるから、適当にギルド依頼が発注されるだろうしな。


・・・ま、俺の国民が誕生するまで20年後ぐらいなら、他国と比較しても誤差の範囲内で済むか。

んで、各種族100人ずつ・・・と言うか、初期に誕生させた人類と同じ数を同じ感じで纏めて誕生させるか。

俺が頑張って鍛練すれば、“降神魔法”併用の“創造魔法”で一気に誕生させられるだろうし、MPも足りるだろうしな。

そうすれば人口も一気に増えるだろうし、色々と問題点とかもあれば出てくるでしょ。

となると、なるべく早めに俺自身のMP総量を上げなきゃいけない訳か。

まぁその辺は、今回のチート化スキルで多分何とかなるでしょ。

“降神”も使うんだから、多分20年後ぐらいにはさらに増加してるはず。


とりあえず俺の近々の目標としては、無事にルナ達の出産を迎える準備かな?

他は居住区をとっとと作成完了させるのと、木材加工して2階3階の体裁を整えるぐらいか。


あ~。その前に居住区自体の拡張をしたいんだよなぁ。

現状だと居住スペース間の通路って言うか道路が10mしか無いし。せめて倍の20mにするかな?

もうちょっと大通り化しないと、混雑しそうなんだよねぇ・・・。


その方向で、今までに作成した分を修正してから再始動しますかね。

多分“降神”使えばそれほど苦労しないでしょ。


大体そんな感じかなぁ。



・・・あ!すっかり忘れてたけど、陸くん達にも“オド酒”あげたんだった!

さすがに放置してたらマズいかな?

一応魂の神様とかに連絡しといた方がいい気がする・・・。が、連絡方法が分からんぞ・・・。


・・・とりあえずやるだけやってみるか」


机の上にあった白紙に“お手紙”を書きます。イメージ的には“メール作成”って感じ。



For:最高位神様&全ての魂を司る神様

From:リュウノスケ

件名:ご相談したい事があります

内容:お忙しい所失礼致します。 “引き篭もりの神”こと、リュウノスケです。

折り入ってご相談したい事と、ご報告したい事がありますので、お手隙の際にはお立ち寄り願います。

先日ご依頼のあった“オド酒”の代替品につきましてもご報告したいと思って居りますので、

可能でしたら御2柱揃ってのご来訪をお待ちしております。



「なんか微妙に違う気がする・・・が、まぁいいか。遣り方が分からんのだし。

とりあえず俺が連絡を取りたがって居るって判ればそれでいいしな。

んじゃ『送信!』っと」


『送信!』の言葉と同時に、手元にあった紙が無くなったので多分イケたでしょ。

後は連絡待ちかな?


「んじゃ、リビングに戻りますかね~」


とりあえずリビングに戻ったら、早速トウの従者訓練が始まってました。

まぁ最初なんで、俺がやったみたいに座学をやってるだけなんですけどね。

その調子でちょっとずつ覚えて行ってくれればいいので、その件はスルーします。


で、追加したスキル何かの説明と、今後ルナ達妊娠組みは激しい運動は禁止しました。

ついでに赤ちゃん達の不要なスキルを削除。鑑定したら問題無く削除出来たので、良しとします。

最後に、トウの従者訓練と太極拳のレベル上げを指示したら俺は分体に戻ります。

つーか老化偽装スキルを追加したけど、LP値とか成長状態って非表示マスクステータスなんだよねぇ。

“完全鑑定”持ちには全く意味が無いスキルだけど、まぁいいやって事で。

ルナ達が人類と接触して生活する様な事があれば、便利に使ってくれると信じよう。


んで、分体に戻ったら、トウの従者訓練(座学)に俺も遅ればせながら参加。

俺自身からも、ちゃんと従者としての方向性とかを伝えておきます。


そうこうしていたら、魂の神様から連絡が。

アレでよかったみたいね。しかも結構早く返事が来たわ。

で、始祖の神様と合流してから、こっちに来るとの事。

“お待ちしてます~”って事でルナ達に伝えたら来客の準備です。


あ~。今回のルナ達の妊娠の件は問題になるんだろうか・・・。憂鬱だわ・・・。

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